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叔姪と尺鉄  作者: 山田あぜみち
1/2

“絶望”をもし形に表すなら

 それは平和な日々に終止符を打つ、突然の絶望だった。



 その日は、委員会が長引いてしまい終わりが6時すぎになった。

 初夏で日が長くなりつつあるとはいえ、こんな時間に帰る羽目になるとは。早く帰るために部活には入らなかったのに、そのせいで委員会を押し付けられるなんて、新学期の頃の私は運が悪かった。心の中で文句を垂らしながら梢が家に帰ると、母の靴の替わりに何故か男物の革靴があった。

 父ではない。父は私が生まれてすぐに母と離婚したと聞かされている。

 客人だろうか。リビングのドアを開けると、見慣れた男性がテーブルでカップを傾けていた。

「ああ、梢、おかえり」

 梢に気付き、低く落ち着いた声が応対する。まるで自分がこの家の主かのように。

「…叔父さんどうしたの」

「開口一番それか。可愛くないな」

 溜め息まじりに言う彼は、和泉将臣。梢の母の弟、つまりは梢の叔父だった。

「仕事でこっちに用事があったから寄っただけだよ。姉さんは俺に留守番を任せて買い物に行った」

「ふーん…。じゃあ、私部屋にいくから」

「冷たいなぁ」

 苦笑する将臣の声を背に、梢はさっさとリビングのドアを閉める。

「…はぁあ…」

 自分の部屋に入り布団に突っ伏すと、思わず深い溜息が出る。

「何が冷たいなぁ、よ。人の気持ちも知らないで」

 苛立ちを枕に向かって零すその顔は、きっと赤くなっていたに違いない。


 私は、叔父が好きだ。

 初めて、ハッキリと好きなんだと意識したのは九歳のとき。でも多分、そのもっと前から好きだった。

 叔父は優しい人で、だけど親戚がみんな集まった中でも、特に私だけに贔屓してくれることがあった。内緒でお菓子を買ってくれたり、私にだけ洋服をくれたり。

 きっと、私が叔父にとって初めて出来た姪だから特別可愛がってくれているだけであって、あの人の行動に深い意味などないのだと分かっている。…分かっているけど。叔父からの特別扱いは、幼い私は勿論、高校生になった今の私の心も舞い上がらせる。それどころか今はもう、あの子供っぽさが残る笑顔が、低い声が、大人らしい落ち着いた態度が、広い背中が、叔父のすべてが愛おしいとさえ思ってしまうのだからどうしようもない。

 しかし、そもそも日本の法律では叔姪婚は認められていない。

 社会の授業の雑談でそんな法律の話を耳にしたとき、私の中のふわふわとした初恋は、ずっしりと重たい異物に変わった。

 それに、もし仮に私たちが叔父と姪の関係じゃなかったとしても、私は十七歳で、叔父は三十歳。法律的にもグレーゾーンだし、世間体的には絶対に交際は認められない。

 叶うはずも無い、報われないと分かりきっているのに、私はこのタチの悪い初恋を捨てることは出来ずに、かれこれ8年間も心の中で燻らせている。

 だから私は叔父とあまり話をしたくないし、一緒にいたくない。

 というより、本心では話もしたいし出来るだけ一緒にいたい訳だけど、それをしてしまうと、叶うはずもない想いが膨れ上がってしまって辛いのだ。

 だから、できるだけ避けようと心に決めたはずなのに、叔父に会った途端に嬉しくなってしまった私の往生際の悪さったら、自分で呆れてしまう。

 私は一体いつまで、この見苦しく不毛な初恋をこじらせるつもりなんだろう。

 はあ。もう一度深いため息をついたその時だった。


 突然、大きな音とともに地面が揺らいだ。

 咄嗟に地震だと思い当たり、急いで居間に走ると、将臣が慌てて大きなカバンを持ってきた。

「急いで缶詰類を詰めて」

 将臣がそう言ったのと同時に、急に揺れが止まった。

 しかし、地震がやんだのかと思えば、またすぐに地面は大きく揺れ始めた。その暫くの揺れの後、また止まり、揺れてを繰り返した。

 断続的に続くその揺れに、きっと誰もが、これはただ事ではないと悟っただろう。

 急いでに缶詰とペットボトル飲料が詰め込まれたリュックを背負い玄関を開けて、梢は吃驚した。

 この揺れは、地震ではなかった。

 空から、大きな“何か”が、降り注いでいた。その“何か”が建物を貫き、地面を抉る度に、地面がずしんと揺れる。

 これはどういうことなのか、あれは一体なんなのか。この出来の悪い夢とでも言えるような状況を理解できるはずもなく、梢と将臣は玄関先で立ち尽くした。

 数刻前の、私の大切で下らない、重大で幸せな悩み事とは比べ物にならないくらいの絶望的な状況は、梢の思考を停止させるには十分すぎた。

「梢!」

 将臣が自分を呼ぶ声が耳に届いたが、返事をする前に強い力で腕を引かれ、突然後ろから衝撃が襲う。

 いま将臣の両腕に抱かれているのだ、とやっと認識したのと同時に何かが崩れる音。

「…そんな、」

 後ろを見れば、もうそこに住み慣れた家の姿はなかった。家だったものの瓦礫の中に、ひときわ目立つものがひとつ。

 白い半透明の、巨大な柱。それは、あの、降っていた謎の物体だった。

 “絶望”をもし形に表すなら、それはどんなものだろうかと聞かれれば、今の私には目の前の“それ”以外の選択肢は無いだろう。

「…とりあえず、移動しよう」

 どこなら安全なのか分からない。ただ、ここは安全ではないということだけは分かる。梢を無駄に不安がらせないために、努めて落ち着いた声で将臣は言ったが、その表情はいつもの冷静なものではなかった。…将臣がこんなに焦っている表情をするのは珍しい、と、梢は不謹慎に口元を緩めた。

 そのまま、将臣の後ろをついて歩き、家から一番近い公園に着いて、梢は軽いショックを受けた。昔よく遊んだ、懐かしい公園の真ん中に、あの大きな“何か”が突き刺さっているのは、異様な光景だった。

 思い出の場所を壊されるというのはこうも気分が悪いものなのかと、言いようもない不快感が湧き上がる。

 そして。

「…ひどい」

 きっと遊具で遊んでいたであろう子供がひとり、崩れ落ちた遊具の柱に胸を貫かれていた。公園に敷き詰められた砂に、赤い水溜まりが広がる。

 どうして何の罪もない子供がこんな目に遭わなくちゃいけないのか。この惨状は一体何が引き起こしているのか。いや、引き起こしているものなんてあるのかすらも定かではないけれど。梢の胸に遣る瀬無い気持ちがこみ上げる。

「君たち、何やってんの!?」

 突然後ろから聞き覚えのない声がした。

 振り返ると、見たことのない金髪の男の子が立っていた。

「危ないよ! こっち来て!」

 焦った様子でこちらに手招きをする。特に行くあてがあるわけでも無かったのでそのままその男の子についていくと、どうやら彼の家らしい場所に案内された。

「うち、地下があるんだ。多分上にいるよりはマシだよ」

 階段を下りきって、恐らく地下室であろう古めかしい扉を開けると、そこはコンクリートに囲まれた質素で小さな部屋だった。

「…ありがとう。君は?」

 将臣が問うと、彼は人懐っこい笑顔を浮かべて言った。

「僕はヘゲドゥシュ・フェレンツ・ヴァルテル。十九歳だよ。ヴァルテルって呼んでね。君たちは?」

「俺は和泉将臣。三十歳だ。こっちは俺の姪」

「あ、私は小野木梢です。十七です」

 私たちの自己紹介を聞いて、ヴァルテルが驚いた顔をする。

「マサオミは二十五くらいで、コズエは十三とかかなって思った。日本人は童顔だね」

 ヴァルテルは何だか失礼なことをあっけらかんと言ってのける。

 確かに梢はこの歳にしては背も低い方だし、世界的に見て童顔が多いと言われる日本人が両親の純日本人であったが、それにしても十三歳と評されるのは納得いかなかったので、梢は密かに落ち込んだ。

「…ヴァルテル、いま何が起こってるか、お前は知っているか?」

 しばらく考え事をしていた将臣が質問をすると、ヴァルテルは困った顔をした。

「空から白くて硬くて大きいものが降ってきた。それ以外は分からない」

「そうか。…ところで、家族は?」

 この地下室にはヴァルテルと梢、将臣以外の人影が見当たらない。

「父さんと母さんは近くのスーパーに買い物に出かけた。さっき心配でそのスーパーに行ってきたけど、…お店は、崩れてた。その帰りに公園を通ったら君たちを見つけたんだ」

 ヴァルテルの言葉を聞いて、将臣は申し訳なさそうに目を伏せる。

「ヴァルテルさん、その、スーパーって…なんていうお店?」

 梢は一人、眉間にシワを寄せて、不安を包み隠さない表情で言った。

「え…東武だよ。一番近くの」

 その言葉を聞いて彼女の顔から血の気が引いた。冷や汗が頬に滲む。

「…叔父さん…お母さん、何買いに行くって言ってた…?」

「夕飯の材料…」

 将臣の返答に、梢の瞳に涙が溜まり、みるみるうちに溢れ出した。

「おかあさ、…いつも、食べ物は東武で…」

 掠れた声で途切れ途切れに紡がれた言葉を聞き、将臣の眉間に深いシワが刻まれる。

 鳴き声は段々と嗚咽に変わっていく。必死にしゃくりあげる身体は、腹の鬱憤を吐き散らそうとたびたび嘔吐く。呼吸もろくにできないくらいにせわしなく涙と嗚咽が溢れてくる。

「一旦落ち着け」

 将臣は、赤ん坊をあやすように、ゆっくり梢の背中をさすった。

 荒く息を吐き、時折ひっく、と肩を震わせながら、梢は背中に感じる大きな手とその体温に、徐々に落ち着きを取り戻した。

「…ごめんなさい。ヴァルテルも辛いはずなのに」

 梢が申し訳なさそうにまゆを下げて呟くと、ヴァルテルはあっけらかんとした声で言った。

「いやぁ、僕はそんなに辛くはないんだ」

 将臣と梢は、何を言っているか分からない、とでも言いたげな顔をしてヴァルテルを見た。

「ヤだなぁ。そんな怖い顔しないで」

「どうして、親が死んだのに悲しくないなんて言えるの!?」

 ヘラヘラと笑うヴァルテルに、梢は言葉に怒りを滲ませながら聞いた。

「んー…。多分、コズエの親はいい親で、だからコズエみたいないい子が育った。親のために泣いてあげられる子が。でも、僕の親は悪い親だったから」

 依然として笑いながら、ヴァルテルは言葉を連ねる。

「僕は、体罰ってそこまで悪いことでもないと思うんだ。言って聞かないなら痛みを味合わせて分からせるしかないじゃん。要は、大切なのは加減だよね。愛がある適度な体罰なら別にいいじゃんって思うんだ。暴力だーって馬鹿みたいに騒ぎ立てる必要ないよね」

 話の方向が見えないが、いつの間にか、ヴァルテルの顔から笑みが消えた。遠い目をしたヴァルテルは抑揚もなく、感情を滲ませることもなく淡々と話し続ける。

「でも僕の親の振るう暴力はその、愛のある適度な体罰、なんてレベルをとっくに超えてた。鬱憤が溜まっている時に僕が視界に入れば叩く、苛立つことがあれば八つ当たりで殴る、酔えばなんだかんだと理不尽な理由をつけて蹴り倒す。 これが僕の親なんだから仕方ないって思ってずっと耐えてきたけどさ、親が死んだかもってなった時、こんなにも涙が出ないものなのかって驚いた。それで自分がどれだけあの人たちを憎んでいたのか、やっと思い知ったん。不謹慎なのは分かってるけど、今の僕は清々しくすらあるんだ」

 つらつらと自分のことを語ったヴァルテルは、自嘲的な笑みを浮かべながら、梢に問う。「僕のこと、軽蔑するかい?」

 梢はどう返事をしていいのか分からず、ヴァルテルから目を逸らした。

「………私は」

 しばらくの沈黙の後、梢がおずおずと口を開く。

「…私は、あなたの辛さをすべて理解することなんて出来ないけど、だからあなたが悪いなんて言えない。軽蔑も、しない。」

 さっきやっと泣き止んだのに、梢は静かに床に涙のシミを作る。

「…え、ちょっと待ってよ。なんでコズエが泣くの?」

 ヴァルテルが驚いて、慌てて質問をしたが、すすり泣く声が聞こえてくるばかりで返事は帰ってこない。

「俺の姪をあまりいじめるな」

 ため息混じりに、諭すように将臣が言う。

「まあ、あれだ、今日は色々ありすぎてキャパオーバーなんだろ。…お前の事情も理解しようとせずに不快な思いをさせて申し訳なかった」

 将臣が腰を90度折って、かしこまった詫びを入れると「やめてよぉ…」と力ない声が漏れた。

「別にマサオミとコズエのせいじゃ無いんだしさ、僕も怒られて仕方ない態度だったと思うし…。お願いだから、もうこの話やめよう?」

 ヴァルテルが困ったように言うと、将臣がくすりと笑った。

「悪い、今笑うのは不謹慎かな。…よし、この話はやめよう。腹が減ったしな!」

 努めて明るい声で将臣が言うと、梢もふふっと笑う。

 ヴァルテルはこの場の空気が回復したことに安堵の息を漏らした。

「ごはんならここに保存食があるよ」

 ヴァルテルが隅に置いてあったダンボールの中からいくつかのパウチの袋を取り出すと、将臣もリュックから缶詰をいくつか出した。

「俺たちも、缶詰持ってきた」


「人間ってこんな状況でも食べ物が美味しいとか思うんだね」

 梢が感心していると、鯖缶にパウチのカレーをかけながら、将臣が冷静に返す。

「今が、わけの分からない状況だからだ。これが、殺人犯が街を徘徊しているとかの分かりやすい状況なら、こうは行かないだろう」

「あー、受け入れきれていないから、逆に大丈夫ってこと?」

 やきとり缶とココア味のショートブレッドという理解し難い組み合わせの食事を嬉々として食しながら、納得したようにヴァルテルは言う。

「そうだな」鯖カレーを頬張りながら、将臣が頷く。

 なんだか、外であんな凄惨な状況が繰り広げられているとは思えないほど落ち着いた食事風景だった。

 ——良いのかな、今も誰かが死んでいるかも知れないのに。

 梢の心に影が広がる。

 ——お母さんが、死んだかもしれないのに。

 またそんなことを考えて、せっかく持ち直した気持ちが落ちた。

 そもそも、あの白い塊は何なのか、なぜ空から急に降ってきたのか。どうせ正しい答えなど、今の自分に考え付くはずもないと分かっていながら、それでもこの絶望的な状況について思考を巡らせずにはいられなかった。

 考えていて一つ気になることに思い当たる。

「…揺れが、収まってない?」

 梢がポツリと誰へともなく呟くと、二人ははっとして顔を見合わせた。

「…そういえば、さっきから揺れていないな」

「僕、ちょっと外の様子みてくる!」

 ヴァルテルはそう言うやいなや、扉を開けて駆け上がった。将臣に危険だと諭す暇も与えずに。

「ねぇー、もうあの大きいの、降ってないよ、ちょっと上がっておいでよ!」

 開け放たれたドアの向こうから、ヴァルテルの元気な声が聞こえた。言われるがままに上がっていくと、冷たい風が鼻先をかすめた。

 ヴァルテルは既に随分遠くへ走って行っていた。来た時には家の形を保っていたヴァルテルの家は倒壊してしまっていて、それどころか見渡せる範囲の家はほぼ崩れ落ちて瓦礫の山となっていて、ここが少し前まで、ありふれた平凡な住宅街だったことなど嘘の様だった。

 もう完全に日は沈み、真っ暗になっている。家も街灯も破壊され、明かりなど残っていないから、異常なまでに暗い夜だった。

「すごい…星が」

 空を見上げれば、いつもとは比べ物にならない密度の星空が広がっていた。この住宅地に住んでいる限り、ここまで美しい空はそうそう見られない。…普通なら。

 ちらりと隣りにいる将臣を見ると、あまりに綺麗な星空に呆気に取られ、口を半端に開いて瞬きもせずに空を眺めていた。

「叔父さん…月が、綺麗ですね」

 静かな囁きが冷たい空気に溶けてゆく。

「ああ…そうだな」

 低い声が、梢の耳朶を刺激する。

 ああ、この人は分かっていない。…私は今ならきっと分かる。夏目漱石の気持ちが。

 あの常套句をただの月の感想だとしか捉えないのは、一人の女性として意識されていない証拠に他ならない。わざわざ、いつもなら将臣対しては使わない敬語で言ったのに。

 人が死んでいるのに、私はちんけな恋に頭を悩ませていて良いのだろうか。一度マイナスへと傾いた思考は、徐々に勢いを増して落ちてゆく。

 最低だ、不謹慎だ、非情だ。

 梢は頭の中で自分を責め立てる。

 それでも将臣について考えるのを止めることはできなかった。

 あんな有名な言葉を知らないはずがないのに、どうしてただの月の感想だと受け止めるんだろう。この人はいつまで私を子供扱いするつもりなんだろう。私はどうしてこんなに鈍い人を好きになってしまったんだろう。

 考えていると、視界の端でヴァルテルが手を振りながら戻ってくるのが見えた。

「…梢」

 ヴァルテルの方を眺めながら、将臣が梢に呼びかける。

「星が綺麗ですね」

 先程の梢と同じように、敬語で紡がれた言葉は、どこか憂いをおびているように感じられた。

「そうだね。明かりが無いから…ね」

 梢は自分が言ったことの哀しさに目を伏せながら、はて、そんな言葉を夏目漱石は言っていたのかと首を捻る。

「人居ないかなって探したけど、このへんには見当たらなかった」

 戻ってきたヴァルテルは、軽く息を切らしながら残念そうに言う。親の死が辛くないなんて、一見冷たいことを言うけれど、やはり根は優しい様だ。

「コズエ? 何してるの、冷えるしそろそろ中に入ろう」

「あ、うん」

 やはり夏目漱石が「星が綺麗ですね」なんて言ったという話は聞いたことがないと思う。あれは暗に、月が綺麗ですね、なんて言ったのを冗談だと捉えて、おちょくっていたんだろうな、というところで考えは落ち着いた。

 梢は、他人のことを鈍いなどと言える立場に無いとは気付くこと無く、地下へと降りて行った。


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