楽器って思いのほか高くない‼♪♪♪♪♪
遅れてすみません。
前回の続きです。
入学式の時に駅で見た少女だった。
「あなたは確か駅で見た人よね」
少女の後ろには、友達らしき人たちもいた。その人たちも楽器を持っていた。
「真奈美、ライブ始まるからもう行くよ」
「うん、わかった」
そう言って急いで店を出ていった。入れ替わるかのようにして、今度は圭吾さんがこっちに向かってきた。
「さっき走って出ていった子って、うちの学校の生徒だってよね」
「そうですけど、よく知っていましたね」
「それはもう、プロのバンドだから」
「え、高校生なのにプロのバンド何ですか?」
「あぁ、彼女達は平均年齢17歳の高校生バンドで最近はCMで曲も使われるほどの人気が出てきているんだよ」
圭吾さんが言うに、大手化粧品メーカーのCMで本人達も出演しているらしく、同じ世代の人達に人気があり今ではファション誌にも出ているレベルだそうだ。もちろん平野先生は彼女を軽音部に誘ったそうだがバンドメンバーと音楽する方がいいと断られたらしい。
本来の目的のベース探しをを再び再開しベースを探してたところ自分が欲しいベースがなかったので、先輩達のすすめで次の楽器店に向かうのとにした。
そこは以前未来香と行った楽器店でった、
「こんにちは、おじいさんいますか?」
「やぁ、こんにちは恭華ちゃん今日はどんなようかな?」
「今日は新入部員の楽器購入のために来ました」
「そうかい、ゆっくり見てください」
ベースの種類は一軒前よりは少なかったけど自分の気に入ったベースがあればいい、
「梨沙のこのベースの色かわいい」
(ノ≧▽≦)ノ⬅こんな顔でベースをもって来た。
色は薄いピンク色のベースだった。
「私この色のベースに決めた!」
また一人で探すとセールス品の楽器が置いてあった。ギターやベースなどまだ新しかったがそこに置かれていた。
「そこに置いてあるギターやベースはもう売れないからそこに置いているんだ、昔は人気があったのになぁ。」
お店のおじさんは悲しそうな顔をしていた。
俺はベースなのでベースを見ていると、青色のシンプルなベースが置かれていた。
「そのベースは昔とても売れたバンドのベースをモチーフ人気して作られたベースなんだ」
このベース話を聞くとなんだかこのベースの良さがだんだん解ってきた。
「俺、このベース買います。」
「そうかい、ありがとう。大事に使ってくださいよ。」
値段は3万円ととても手頃な値段だった。先輩は、ベースアンプはネットで買って、シールドと弦、ストラップ、チューナー、ピックを一個、ベ―スをふく布とベースのボディを磨くスプレーなどを買うことをすすめられた。
ベースを買い未来香と二人で家に帰った。




