軽音部に入るまでのプロローグ
春の日差しが窓からさしこみ、部屋が暖かくなり布団で寝ている学生にとってはとても気持ちがいい。起きるとその瞬間から今日が始まる。
今日は俺のこれから通う私立河原高校の入学式の日、俺、杉田智はこの春から高校生になった成績は上の下ぐらいで趣味は読者とゲーム至って普通の高校生。俺の通う河原高校は進学で有名な学校でそれなりに人気のある学校だ。
「時間は十分に間に合うな。」
と時計を見ると8時だったゆっくり朝ごはんを食べて、ゆっくり学校に行く準備をしてもう1度時計を見ると時計はまだ8時だった、時計が止まってる!これはまさか入学式そうそう遅刻か?入学式は10時から自分のスマホを見ると時間は9時30分だった、学校までは電車で30分のところにある、
「今から電車に乗れたらまだ間に合うな。」
駅に着きホームに向う時1人の少女が後ろから走ってきた。
ブーと電車が出発する音が聞こえ俺は電車に間に合わなかった、当然後ろから走ってきた少女も間に合わなかった。
「あー間に合わなかったか。」
後ろから声が聞こえてきた。
その少女をよく見るとかなりの美少女でしかも同じ学校の制服を着ていた。
次の電車に乗り入学式に遅れて出席した。これからクラスの先生の発表の時だった、俺のクラスの先生は平野先生らしい。入学式が終わり俺は担当の先生に呼び出された。
「入学式から遅刻かね、明日からちゃんと遅刻しないで来るように。あと課題あるから明日までにやってくるように。」
とつげて平野先生はどこかに去っていった。
「尊、何遅刻してるのよ。」
後ろから声が聞こえたので振り返ると幼なじみの藤井未来香彼女は家が隣で親どうし仲がいい
「尊一緒に帰ろよ」
「別にいいけど」
2人で帰ることになった、
駅にいた少女はどうなったんだろとつい思ってしまった。
次の日、目覚まし見るとアラームがとっくの前になり終わっていた、ということは俺はまた遅刻をしてしまった、慌てて学校に向かい職員室の平野先生の机に向かった。
「君は今日も遅刻かね、遅刻ばっかりしていくと今後のことにかかわるぞ。」
「あーわかりました。」
「ところで課題はちゃんとやってきたかな?もしやってなかったら放課後残って課題を終わらせて帰るのように。」
なぜ先生がまだ課題を終わらしていないとわかったんだろ、まさかストーカーと思ってしまった。
入学式の次の日ということもあり学校ははやく終わった、しかしここからがとても大変だ、すると未来香から連絡が来た、
「課題終わったらむかえに来てね。」
こいつもか、なぜ課題のことがわかったんだ。
課題を終わらし、未来香のクラスに向かった。未来香のクラスは少し離れていている、途中廊下の掲示板にひときわ目立つポスターが貼ってあった。
「 軽音部
初心者の方大歓迎もちろん経験者の人も大歓迎
全国高等学校音楽フェスティバル出場経験あり 」
ギターとか引けたらカッコいいな女の子にモテモテだろうな、リア充になりたいこんなことを思ってしまった。じゃっかん軽音部に入ってみたいと思った。
未来香のクラスに向かうと未来香は一人でのこっていた。
「遅れてごめん。」
「別にいいよ、ところで尊はなんのクラブに入るの?私は軽音部に入るけど、どう暇なんだから尊も一緒にはいろよ。」
「せっかく幼なじみが誘ってくれたし少し興味あったし入ってみるか」
こうして俺は軽音部に入ることに決めた。