6話目
ジェラートは暇を持て余していた。初めは金髪美形の男の子が話しかけてきたが、ジェラートが話せない事を知ると興味が無くなった。ジェラートは今や空気になっていた。
（やばい暇だ……。昔は暇な時は本とか読んでたな～………。昼寝でもしようかな？ でもな～明らかに今日イベントが起こりますって感じだもんな。寝てて→グサ→バットエンドは嫌だもな………。取り敢えずここに居るメンバーのステータス見とくか。）
金髪の寡黙で筋肉質な大人の男 レベル230 経験値357,259/80,714,935
体力 C 魔力 D 筋力 C 魔度 E 素早さ D 防御力 C
体力 2,120/2,120 魔力 1,160/1,160
筋力 1,480 魔度 275 素早さ 1,015 防御力 1,220
火 E 水 E 風 E 土 E 光 E 闇 E 無 E
金髪で美形な男の子 レベル0 経験値0/10
体力 B 魔力 C 筋力 A 魔度 B 素早さ B 防御力 A
体力 700/700 魔力 45
筋力 24 魔度 35 素早さ 153 防御力 25
火 B 水 C 風 C 土 B 光 S 闇 E 無 B
赤髪短髪で勝気そうな男の子 レベル0 経験値0/10
体力 S 魔力 E 筋力 S 魔度 E 素早さ A 防御力 A
体力 800/800 魔力 3/3
筋力 50 魔度 2 素早さ 225 防御力 48
火 E 水 E 風 E 土 E 光 E 闇 E 無 E
深い青色の髪で線の細い男の子 レベル0 経験値0/10
体力 E 魔力 S 筋力 E 魔度 S 素早さ E 防御力 E
体力 280/280 魔力 95/95
筋力 12 魔度 101 素早さ 113 防御力 14
火 S 水 S 風 S 土 S 光 S 闇 S 無 S
金髪でそばかすのある男の子 レベル0 経験値0/10 討伐ポイント 0
体力 D 魔力 C 筋力 D 魔度 C 素早さ C 防御力 D
体力 350/350 魔力 30/30
筋力 13 魔度 12 素早さ 145 防御力 18
火 C 水 C 風 C 土 C 光 C 闇 C 無 C
黒髪でオールバックにしている男の子 レベル0 経験値0/10
体力 S 魔力 E 筋力 S 魔度 E 素早さ A 防御力 A
体力 880/880 魔力 5/5
筋力 53 魔度 1 素早さ 220 防御力 50
火 E 水 E 風 E 土 E 光 E 闇 E 無 E
銀髪で髪の長い美形の女の子 レベル0 経験値0/10
体力 B 魔力 C 筋力 A 魔度 B 素早さ B 防御力 A
体力 400/400 魔力 28/28
筋力 23 魔度 29 素早さ 175 防御力 24
火 B 水 B 風 B 土 B 光 B 闇 B 無 B
金髪で生意気そうな女の子、 レベル0 経験値0/10
体力 E 魔力 S 筋力 E 魔度 S 素早さ E 防御力 E
体力 260/260 魔力 82/82
筋力 10 魔度 121 素早さ 130 防御力 16
火 S 水 S 風 S 土 S 光 S 闇 S 無 S
（………うん絶対何か起きるわ！ おっさんのステータス半端ない！ レベルが三桁ってどんだけ何だよ！ 他の奴もステータス高めだし………主人公でも居るか！？）
ガタッと大きな音を立て立ち上がったジェラートだが怪訝な目を向けられ何事も無かったように座った。
（落ち着け俺、深呼吸しろ……………。ふぅ～～、少しは冷静になったか？
おし……。まずはおっさんだな。ステータス・レベルはずば抜けてんな。
他の奴らは……ん？ こいつ等もしかして転生者か？ 属性に見覚えがある奴が多な……多分賢者2武芸者2勇者1調教師1金髪美形だけおかしいな？ こいつ天然ものか？ 肉体と魔術のステータスが高く光の属性がS………これってアレじゃない？ 天然ものの勇者じゃない？ とするとこのパターンはモブが死ぬ系か？ この中だと………あれ、俺っぽいね。ハハハまさか、もう一回ステータス見てみるか…………俺っぽいね。どどどどうしよう、ハッそうだおっさんだ、この中で一番強いおっさんの近くにいれば大丈夫だ。）
ジェラートは、揺れる馬車の中立ち上がり馬車の御者をしているおっさんの方へ移動した。
「がっあ!」
ジェラートは、後頭部に衝撃を受け視界が暗くなり始めていた。残っている力を振り絞り後ろを見ると拳をにぎり立っている赤髪短髪を見た後気を失った。
