表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
36/42

24 【雑談】スイムイッチを教えていただきます③【リュシア】

 

 モインクラフト。


 作業台の画面。

 増えたマス。

 並ぶアイコン。


 コメント欄。


 >作業台まで来た

 頑張ってる





『作業台まで出来たら』


 未亜が言う。


『次は道具を作ろっか』


『道具、ですか?』


『うん。この世界で生活するための道具』


 カチ。


 カーソルが動く。


『作業台の画面見える?』


『はい』


『左側の白いアイコンと黒いアイコン』


『白いのは今作れる物』


『黒いのは材料不足』


『そうなんですね…』


 少し間。


『作れる物と、まだ作れない物が分かれているんですね』


『そうそう』


『まず木の板を置いてみて』


 カチ。


 木材を持つ。


 少し揺れるカーソル。


 コト。


 マスへ置かれる。


 新しいアイコン。


『木の棒』


『とあります』


 コメント欄。


 >棒だ

 棒だな

 全てはここから





『先程』


『少し見かけた気がします』


『作業台作る時にチラッと見たからね』


 未亜が笑う。


『それを二つくらい作ってみよう』


『分かりました』



 カチ。


 木の棒。


 カチ。


 持ち物へ。


 置いた瞬間。

 左側のアイコンが一気に増える。


 コメント欄。


 «きたあああぁ

 レシピ解放!増えた!

 文明ツリー開放





 カーソルがゆっくり動く。


 右。

 左。

 上。

 下。


 一つずつ読むように。


『まぁ……』


『急に増えました』


『増えたね』


『全部作るんですか?』


 コメント欄。


 >作らないwwww

 可愛い

 職人かな?




『全部は作らないって』


 未亜が笑う。


『ほとんどは後から使う物だから』


『今はチュートリアルみたいなもの』


『わかりました…』


 カーソルが流れる。


 はしご。


 柵。


 看板。

 ボート。

 ツルハシ。


 斧。


 剣。


 そこで止まる。




『……あ』


 少し沈黙。


『ん?』


『剣があります』



 コメント欄。


 >見つかった

 …あっ

 そこ反応するよな




『この世界は武器が存在するんですね』


 未亜が少し笑う。


『存在するね』


『お部屋に飾るんですか?』



 コメント欄。


 >飾るww

 インテリア扱い

 平和

 発想が違う




『飾れはする』


『うん』


『飾れはするんだけど』


『これは実用品かな』


『そうだったんですね…』


 カーソルが止まる。


 少し考える。


『知らない土地での』


『自衛手段なんですね』


『まぁ、そんな感じ』


 コメント欄。


 >正解

 よし、まず生存

 理解が早い




 再びカーソルが動く。


『木の斧』


『木のつるはし』


『木のくわ』


『木のシャベル』


 少し考える。


『土地を耕すための道具でしょうか』


 コメント欄。


 >開墾きた

 農業www

 発想が村長





『なんで最初に農業が出てくるの』


 未亜が笑う。


『結果的には使う人もいるけど』


『まずは違うかな』


『違うんですか』


『うん』


『最初はもっと単純』




 カチ。


 木のツルハシを選択。


 素材が消える。


 持ち物に現れる。


『あ』


『作れました』



 コメント欄。


 >初ツルハシ

 おめでとう

 晴れて文明開化 

 俺達のモイクラはここからだ





 カチ。


 木の斧。


 木のシャベル。


 木の剣。


 一つずつ増える。


 しばらく夢中で無言。


 カーソルだけが動く。


 道具を順番に選んで眺める。




『ツールの皆さん』


『木で出来ているんですね』


『最初はね』


『石とか鉄とか』


『もっと強い物もあるよ』


『ということは』


『素材によって性能が変わるんですね』


『その通り』


 コメント欄。


 >理解が早い

 装備更新の概念





 少し間。


 ツルハシのアイコンで止まる。


『これは……』


『うん』


『何を掘るためのものなんですか?』



 コメント欄。


 >来た

 この瞬間

 ここから始まる

 地下へようこそ

 鉱山送りだ




 未亜が少し笑う。


『じゃあ』


『それを持ってみようか』


『はい』


『地面を掘れば分かるよ』


『地面ですね』


 リュシアが小さく呟く。


『地中に何かあるんですね』



 コメント欄。


 >鋭い

 察した

 その通り

 もう気付いてる





『行ってみよう』


『分かりました』


 コメント欄。


 >冒険が始まった

 初採掘

 地下労働編


 夕方なんだよなぁ……

 夜になるぞ……


 家は?  

 家を建てろ

 誰か家を思い出させろ

匿名掲示板サイト《裏窓ログ》


【雑談】リュシア総合スレ


628:名無しの観測者


剣見つけた瞬間反応してて草


629:名無しの観測者


そりゃ初心者だし


630:名無しの観測者


「この世界は武器が存在するんですね」


ゲーム初心者…


631:名無しの観測者


世界観考察勢の反応


632:名無しの観測者


お部屋に飾るんですか?


↑ここ好き


633:名無しの観測者


木剣「解せぬ」


634:名無しの観測者


飾れるのは飾れる


635:名無しの観測者


未亜が一瞬詰まってたの笑った


636:名無しの観測者


今見始めたんだけど


この子なんで鍬見て即開墾とか農業を言い出したの?


637:名無しの観測者


育ちが良い


638:名無しの観測者


生活力


639:名無しの観測者


たぶん農地見たことある


640:名無しの観測者


普通は農業より先に武器見るんだよ


641:名無しの観測者


いや武器も見てたぞ


その後農業行った


642:名無しの観測者


バランス良いな


643:名無しの観測者


生きるために必要だからな


644:名無しの観測者


リュシアの思考回路


武器

生活



645:名無しの観測者


割と理想的なサバイバル順序


646:名無しの観測者


今ツルハシ見てる


647:名無しの観測者


来るぞ


648:名無しの観測者



649:名無しの観測者


来た


650:名無しの観測者


「何を掘るためのものなんですか?」


651:名無しの観測者


始まったな


652:名無しの観測者


地下送り


653:名無しの観測者


鉱山労働編


654:名無しの観測者


まだ何も知らない顔してる


655:名無しの観測者


純粋な瞳


656:名無しの観測者


そのままでいてくれ


657:名無しの観測者


なお数時間後


658:名無しの観測者


鉄だあああああ!!


659:名無しの観測者


ダイヤだあああ!!


660:名無しの観測者


になる


661:名無しの観測者


今はまだ夕方なんだよな


662:名無しの観測者


あっ


663:名無しの観測者


そういえば


664:名無しの観測者



665:名無しの観測者


家なくね?


666:名無しの観測者


家ない


667:名無しの観測者


家ないわ


668:名無しの観測者


全員今気付いた


669:名無しの観測者


未亜も忘れてそう


670:名無しの観測者


木のツール作るの楽しそうだったからな


671:名無しの観測者


現在の状況


・木剣

・木斧

・木ツルハシ

・家なし


672:名無しの観測者


終わりです


673:名無しの観測者


まだ終わってないw


674:名無しの観測者


いや夜が近い


675:名無しの観測者


モイクラ経験者全員が同じ顔してる


676:名無しの観測者


( ˘ω˘ )


677:名無しの観測者


(´・ω・`)


678:名無しの観測者


(察し)


679:名無しの観測者


今から起こること


・日没

・敵出現

・リュシア困惑

・未亜慌てる


680:名無しの観測者


予言やめろ


681:名無しの観測者


経験談です


682:名無しの観測者


配信見ながら胃が痛くなってきた


683:名無しの観測者


保護者多すぎ問題


684:名無しの観測者


この配信


見守りたくなるんだよな


685:名無しの観測者


わかる


686:名無しの観測者


なんか親戚の子見てる気分になる


687:名無しの観測者


頼むから日没までに屋根だけ作ってくれ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ