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美奈代の脱走

●太平洋上空 “鈴谷すずや

「中華帝国軍の北米からの撤退は」

 演壇に立った後藤が言った。

「3日遅れで完了したが、撤退の理由は……極めて面白い」

 後藤はコキコキと肩をならした。

「平和十字軍は知っているな?」

「あの反戦団体の?」

「そうだ。中華帝国と癒着があるという“ウワサ”があるアイツ等だ」

「それが?」

「戦争で被害を受けた各州政府に働きかけて、中華帝国軍との“仲介役”に成り上がった」

「はい?」

 美奈代達は、きょとん。として互いの顔を見合ってしまった。

 無理もない。

 平和十字軍ピース・クルセイダーズは、東南アジア戦線への米軍派兵に強く反対すると同時に、米国至上主義を掲げる団体でもある。


 アメリカは、神に祝福された神聖なる国家である。


 彼等の価値観の根底にあるのは、そんな発想だ。

 神に祝福された、神聖なはずの国土が侵されたことを激怒して、団体構成員は志願兵にでもなっているのかと、美奈代はてっきりそう思っていた。

 ところが……。

 

「何ですか?その仲介役ってのは」

「中国出身者が、中華帝国軍上層部、あるいは中華帝国首脳部に州からの撤退してもらうよう、口を利いてやるってわけさ。何しろ、中華帝国軍が暴れていても、連中とコンタクト出来る窓口を合衆国政府ならともかく、それぞれの州単位の政府が持っているはずがない。だから、平和十字軍がコネ使って口利きやった」

「そ、そんなのが役に立つんですか?」

「中華帝国政府と州政府のメンツを立てた上で手打ちでシャンシャンだ」

「嘘っ!?」

 かおるが思わず素っ頓狂な声を上げた。

「だ、だって、北米戦線で何万人死んでると思ってるんですか!?」

「死人の数なんてのぁ」

 後藤は顔色一つ変えずに言った。

「書類の上じゃ、単なる数字だ」

「人の命を、何だと思って」

「俺に怒るなよ。だけど、別にアメさん達だけじゃないぜ?俺もお前達でさえ、死んじまえばリスト上の数でしかない」

「……」

「こんな仕事させておいて何だけど、退職金と恩給もらうまでは死なないこった」

「隊長、それで、その平和十字軍が州政府と中華帝国政府の間に立つことで、何故互いのメンツが立つのですか?」

 質問したのは寧々だ。

「簡単さ」

 後藤は答えた。

「中華帝国軍は撤退の口実が出来る。米国民から懇願された。我々は傲岸なる彼等を戒めるため、北米大陸へ討伐軍を送り、そして彼等の軍を蹴散らした。我が軍の毅然さ、勇猛さ、そしてその正義の美しさの前に、かの国民は自らの過ちに気付き、自らの非を、そして愚かさを認め、泣いて縋って謝罪した。我々は寛大な心でそれを許し、軍を引くことにした」

「……やりすぎって気はしますけどね」

 美晴はきょとん。とした顔で言った。

「そんなに芝居がかったアドリブが出来るなら、隊長、講談師か中華帝国政府のスポークスマンにでもなられたらいかがです?」

「イヤだなぁ。こいつぁ、俺じゃなくて、本物の中華帝国政府のスポークスマンのセリフ」

「はぁっ?」

「昨日ね?北米討伐戦争―――中華帝国政府の、この北米戦線の呼び名なんだけど、その勝利宣言が出された。その宣言の要約さ」

「あれで勝ったというんですか!?」

「驚いたろう?俺もびっくりさ。でも、連中は勝利宣言出したし、はっきりとした反論は、米国政府からは出ていない」

「なっ!?」

「意外だろう?でもな?アメリカは連邦国家だ。

 州政府があって、合衆国がある。

 そして、合衆国政府は、各州と州民を、国家の一部として守る義務がある。

 言っていることは、わかるな?」

「そりゃ……まぁ」

 美奈代は頷いた。

 神奈川県が中華帝国軍に襲われたら、日本政府が県と県民を守るのは当然だと、そう思ったのだ。

「何となく」

「だろ?ところが、今回については、合衆国軍の動きが遅すぎた上に、被害も大きすぎた。被害を受けた所の州知事や州政府にとってみりゃ、自分達は合衆国の一部という“メンツ”より、中華帝国軍っていう“災厄”にとっととお帰りいただくためにゃ、手段なんて選んでいられないってのがホンネさ。

 撤退を保証してくれるヤツがいたら―――よく言うだろう?ワラにも縋るって」

「だから、合衆国政府の決定を待つ前に?」

「州政府レベルで戦闘停止を申し出て、中華帝国軍がそれを受け入れる。これで互いのメンツは成立さ。州政府は軍事行動を止めた功績で、中華帝国軍は、州政府とはいえアメリカ人に跪かせたってことでね」

「それで互いのメンツが成り立つと?」

「まぁ、一種の手打ちだよ。合衆国にとっても損じゃないからね」

「え?」

「だってそうだろう?合衆国が負けを認めたわけじゃない。州政府が勝手にやって、勝手に中華帝国軍が撤退したんだ。誰も白黒つけちゃいない以上、米国が負けたなんて認めなくてもいいんだから」

「難しいですね」

「戦争や外交ってのはそんなものさ。おかげで、俺達も米国で頑張る必要もないってわけで、こうやって太平洋航路のど真ん中ってワケさ」

「アフリカに送られ、東南アジアに回され、北米送り。次は北極ですか?それとも南極?」

「ぼやくなよ……日本だって戦場なんだから」

「……」

「現状、中東や東南アジアが落ち着いてきたおかげで、戦線の復旧は急ピッチで進んでいる。状況は決して悪いままではない」

「そう……ですよね!」

 涼が高く、やや早口で言った。

「私達が頑張っていた間、日本で何もしてませんでしたなんて、そんなヒドいことはないですよね!?」

「……ああ」

 後藤は頷いた。

「北米戦線向けに大量生産された兵器類は、そのまま日本戦線で使用可能だ。合衆国政府は、その転用と大量投入を認める法案を議会にかけている。明日までには成立するだろう」

「よかったぁ」

 涼は、深い安堵のため息と共に背もたれに体を預けた。

「米軍が来てくれれば、何とかなる」

「しかし」

 寧々は怪訝そうな顔で訊ねた。

「合衆国政府が、よくこんな時に大量派兵を認めましたね」

「奴らにも思惑ってものぁあるのさ」

 こういう時に浮かべる後藤のニヤリとした顔は、ホントに生き生きしているな。と、美奈代は思った。

「ここで殻に籠もって国土復旧なんて言ったら、対中戦を主張する国内世論を黙らせることが出来ないだろう?」

「……つまり」

 美奈代は驚いた顔で言った。

「奴等、日本を中華帝国侵攻時の橋頭堡にしようとしてません!?」

「ご明察」

 後藤は、パチパチとわざとらしく手を叩いた。

「何しろ、奴らが中華帝国に叩き付けてやりたかった反応弾のかなりは、日本にあるんだし」

「汚ない」

「オトナのやり口と言ってくれ。対中戦になれば、主戦場は日本じゃなくて大陸沿岸と朝鮮半島だ。米軍に武器や装備売りつけたり、兵器の修理を受け持ちゃ、大金が転がり込んでくる。近場でドンパチあるなら、そう考えるのがオトナなんだよ。うん」

「……」

「……スゴいジト目だな。みんなして」

「……それで」

 コホン。と、美奈代は咳払いした。

 これ以上、つきあっていられない。

 その顔はそう語っている。

「コドモの私達は、どうなるんでしょうか?」

「ああ」

 ポンッ。と手を叩いた後藤は楽しげに訊ねた。

「どうしてほしい?」




●“鈴谷すずや”艦長室

「子供達の様子は?」

「相変わらずですよ。何も進歩しちゃいない」

「国に帰ると浮かれてるかと思ったんですけど?」

「日本も戦場になっている―――その事実が重しになってるようでしてね。これで日本が平和だったら、今頃、何人か、まあ確実に和泉が憲兵隊の世話になってるでしょうな」

「何故、和泉大尉が?」

「俺が責任とらせますもん。俺の代わりに」

「……気の毒に」

「世間様に頭下げてるのは俺ですよ?」

「それが親の務めでしょう?」

「もう少し、聞き分けのいいコドモに変えてくださいよ」

「親と上司は変更効かないのが世の定めです―――ところで後藤さん。折り入って話があるんですが」

 それまで砕けていた美夜の顔が引き締まった。

「俺……なんか、やらかしました?」

「茶化さないでください」

「……で?」

 後藤は、室内に視線を彷徨わせた後、訊ねた。

「何事です?一体」

「何か、本国とやりとりしていますか?」

「……いんにゃ?」

「して……ない」

 美夜は、脇に置かれていた急須から緑茶を湯飲みに注いだ。

「……何か?」

「後藤さんのルートで当たって欲しいことがあるんです」

「ほう?」

 後藤は、湯飲みを受け取った。

「こりゃ珍しい。艦隊司令部に通じる平野艦長からのご依頼とは」

 皮肉の一つもいいかけて、そこで後藤は言葉を詰まらせた。

「……何があったんです」

「現在、“鈴谷すずや”の通信は」

 美夜は湯飲みを手にしようともしない。

「艦隊の通信に参加出来ません」

「……」

「ご存じと思いますが、飛行艦隊の艦艇は、全世界規模で張り巡らされたデータ通信網によって随時管理されています。

 当然、“鈴谷すずや”もその中の一隻……ところが」

「他の艦と通信が出来ない?」

「はい」

「……こりゃ、まいったな」

 ポリポリと頭を掻く後藤。

「飲み込みが早くて感謝します。だからこそ、後藤さんのルートで情報を求めたのです」

「無理ですよ艦長―――ここからの通信は全て監視されているはずだ。例え、俺が個人で衛星通信網を使ったとしても、ログがとられるでしょう?」

「……無理、ですか」

「無理というか、何というか……」

 後藤は、ポツリと言った。

「不可能ではないですけど……こいつぁ、艦長やいろんな連中のログを抹消してもらう必要があるしなぁ」

「なんですか?」

「簡単なことです」

「?」

「この艦から追い出した悪ガキ共も、北米から戻ってる最中でしたね」

「……ええ」

 他部隊のスケジュールを思い出し、美夜は首を傾げた。

「それが?」

「少し……俺に考える所があるんですよ」

「はい?」

「協力してくれます?」

「出来ることでしたら」

「なら」

「なら?」

 美夜の目の前で、後藤はとんでもないことを言った。


「明日、和泉を脱走させてください」



 ●早朝 “鈴谷すずや

「へっ?」

 交代シフトのためハンガーデッキに入ったのは、坂城の一番弟子を自称する繁だ。

 寝ぼけ眼を擦りながら、今朝から行われるメサイアの整備スケジュールを頭の中で反芻する。

「……さて」

 んーっ。と大きく伸びをした繁の前で、

 フィィィィッッ

 腹に響く重低音が響き渡った。

「へっ?」

 聞き違えるはずがない。メサイア―――しかもこの音は、“死乃天使”のエンジン始動音だ。

「あれ?」

 繁はポカンとして、ハンガーから移動を開始した“死乃天使”を眺めるしかない。

「今朝、発艦あったっけ?」

「繁さんっ!」

 繁配下の整備兵が右往左往する中、一人が繁の姿を見つけて声をかけてきた。

「な、何事ですか!?こいつぁ!」

「俺が知るかっ!フライトデッキは!?その前に、危ねぇから全員、下がれっ!」





「本当に、許可なしで発艦しちゃいましたけど」

 “鈴谷すずや”から発艦した“死乃天使”の中で、美奈代があきれ顔で訊ねた。

「本当にいいんですか?後藤隊長」

「ああ。いいのいいの」

 MCRメサイア・コントローラー・ルームの予備シートに座った後藤が手をピラピラさせながら言った。

「今日の俺、休暇だし」

「いや。あの……休暇関係ない」

「何しろ、やったのお前だし」

「なっ!?」 

「じゃあ、私も脅されたということで」

「レコーダー切ってあるよね?うん。和泉ぃ、拳銃もってるよな?」

「あ、あのぉ……?」

「大尉は未だにコルトガバメントなんですよ?」

「へえ?あいつぁ、警察時代にゃ、射撃訓練でお世話になったよ……そういや和泉は、白兵戦用にM14装備していたな」

「装備だけならベトナム時代の海兵隊員ですよねぇ」

「使い慣れているだけですよぉ」

「使い慣れている?」

「M14もガバも家にありましたもん。銃の扱いは父に叩き込まれていたんですよぉ」

「お前ん家って一体、どういう家だったのよ」

「道理で……」

 牧野中尉が納得出来た。という顔になった。

「訓練生時代、火器取り扱いが人並み外れて評価高かったわけです」

「銃剣術は柏達に負けますけどね」

「あっちは槍や長刀のプロですもん―――“鈴谷すずや”から通信入ってますけど、どうします?後藤隊長」

「“鈴谷すずや”からの追っ手はかかってる?」

「現状、発艦は確認していません」

「なら、いいや。通信切っておいて」

「はい。何か飲みます?」

「ああ、ありがと。コーヒーある?」

「はい……お砂糖は二つでしたね」

「うん。ミルクなしで」」

「……」

「……和泉大尉、どうしました?」

「いえ」

 美奈代は不思議そうな顔で言った。

「何だか、後藤隊長と牧野中尉って、仲いいなぁって」

「そ、そうですか?」

「はい。まるで夫婦みたいです」

「やだっ♪」

 不意に、牧野中尉が満面の笑みを浮かべ、頬を押さえながらキャーキャー言い出した。

「夫婦だなんて、夫婦だなんて♪」

「……なんか、すごく嬉しそうですね」

「だってぇ♪」

「すみません。これ以上は、ちょっと突っ込んじゃいけないって、脳が警報あげてますんで勘弁してください」

「いつでもいいですよ?“お義母さん”と呼んでくださって」

「全身全霊をもって拒絶します―――後藤隊長」

「はいな?」

「真面目に答えてください」

「何?」

「私に何させようっていうのですか?」

「―――ああ」

 後藤は、ポケットから出したあめ玉を“さくら”に手渡しながら言った。

「簡単だよ」

「何です?」

「お前今、脱走中」

「……」

 ぽかん。

 美奈代は、通信モニターの前でバカのように口をあんぐりと開けたまま、マジマジと後藤を見つめた後、やっとの思いで言った。

「はいっ!?」

「だからぁ」

「な、何ですか!?脱走って!」

「安心しろよ。ここだけの話だ」

「戻ったら、私、銃殺ですか!?」

「絞首刑の方がいいか?」

「やだぁぁぁぁぁぁっっっ!」

「パニくるなよ―――“さくら”?もう一個あげるから、お姉ちゃんに渡してきて」

「はぁい♪」

「まだ結婚もしてないのにぃっ!断頭台の露なんてあんまりだぁぁぁっっ!」

「……斬首がお望みだったのか?じゃなくて」

 後藤は真顔になった。

「落ち着きなさいって」

「……ぐすっ」

 美奈代は涙ながらに頷いた。

 本当に不思議だと、美奈代自身が思う。

 後藤という人物は、実の親よりも言うことを聞かなければいけない。と、本能的に思わせてしまうのだ。

 この説得力の強さは、例えようがない。

「いいかい?戻ったら、脱走っていうのは手続き上のミスが重なっただけの誤認だったと、シナリオは出来上がっている。お前は始末書一枚と減俸処分で済む」

「始末書、何とかしてくださいっ!」

「だまんなさいよ……ったく。二枚三枚に増やされたくなかったら、言うこと聞きなさい」

「だから、どうするんです?」

「操縦は牧野中尉に一任すればいい。お前はコクピットで大人しくしてなさい」

「……へ?」

「お前は、責任とらせるためだけに連れ出したんだから、それ以外に仕事ないの」

「それあんまりっ!」

「気の毒だけど、世の中、若い時に苦労したヤツが勝つんだよ。だから、頑張れ」

「いらない苦労だと思うんですけど!」

「―――牧野中尉?」

「はい。ポチッとな」


 ガンッ!


 コクピットブロックにそんな音が響き渡って、後頭部にデッカイたんこぶを作った美奈代が目を回す。その後ろでは指導バーが定位置に戻ろうとしていた。


「便利だねぇ……これ」

「でしょう?ところで?」

「ああ……接触まで何分?」

「データ通信可能まであと1分」

「やれやれ」

 後藤は、そっと牧野中尉の肩に手を伸ばした。

「迷惑かけてるね」

「いいんです」

 愛おしそうにその手を握りしめる牧野中尉は、はにかみながら言った。

「最初は、びっくりしたどころじゃなかったんですけど」

「俺とあんたの関係を知ったら、心臓止まるかもな」

「見てみたいですねぇ」

「はっ……俺に覚悟決めろってか?」

「女として当然ですけどね」

「男としちゃ、面倒くさい話さね」

「恐い、の間違いじゃなくて?」

「さぁね―――そろそろじゃないのか?」

「もうっ。あなたはいつだって、そっけないんですねぇ」

 牧野中尉は、メインモニター上にごま粒程に表示された目標めがけて通信を開いた。




●太平洋上空

「あれか?」

「多分」

 後方監視モニター映し出されたのは、白いメサイアだ。

 “征龍改せいりゅうかいAWACS仕様”1号騎を駆る都築は、それを視認した後、2号騎を駆るさつきに訊ねた。

「“鈴谷すずや”から発艦したのは確認しているんだよな」

「うん……“鈴谷すずや”からの哨戒じゃない?」

「こんな太平洋のど真ん中でご苦労なこった……んで、騎士は誰だ?」

「識別から、美奈代みたいだよ?」

「ほう?あいつ、あんなの使ってるんだ」

「いいよねぇ……最新型だって」

「まぁ、コイツだって最新って言えば最新だけどな」

「破損騎改装したR型《偵察》仕様じゃない」

「まぁなぁ……にしてもよぉ」

「何?」

「このコクピットのあちこちに張られたお札は何なんだよ」

「……聞かない方が良いよ?あ、都築?日本戻ったら、みんなでお祓い行くんだけど、あんたも行く?」

「……科学の粋集めたマシン乗ってて、お札にお祓いって……俺達ゃ、一体何なんだ?」

「気にしたら負けよ……白いの、近づいてくる」

「こちら“タカメ1”……接近中のメサイア、応答を」


「久しぶりだな」

「げっ!?」

「おいおい……久しぶりの再開だろう?ゲッはないだろうが」

「お、お久しぶりです。後藤隊長!」

「はいよ。お久しぶり」

 泡を食った顔で敬礼する都築達に、相変わらずの砕けた仕草で答礼した後藤は言った。

「ちょっと通信システム貸してくれや」



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