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第一話 しれっと

翌朝、俺は新聞配達の人と同じぐらいの時間に起きた。

と言うよりも興奮し過ぎて全然眠れなかっただけだ。

何だか頭がボーっとして体に力が入らない。

こんな感覚は高校時代にゲームで夜更かしをした時以来だ。


「うー、気持ち悪い」


俺は軽くえづきなら出そうで出ない嘔吐を堪える。

いっそうのこと嘔吐物が出てしまった方がすっきりできる。

欠伸をしても生あくびで欠伸をした心地よさがない。


「これから仕事か。嫌だな」


そう言いながらも冷蔵庫を開けて卵と牛乳を取り出す。

そして卵を割ってボウルに入れると牛乳と混ぜ合わせた。

後は軽く塩コショウをして隠し味のバターを入れて焼けば完成だ。

毎度おなじみのスクランブルエッグだけど朝は軽めの方がいい。


付け合わせにソーセージをフライパンで焼いてレタスを千切ればワンプレートの完成だ。

メインとなるのはトーストだ。

トースターで焼いてからバターを塗れば出来上がる。

ここでポイントになるのがバターにするかマーガリンにするかだ。

俺はどちらかと言うとコクがあるバター派だ。

多少体に悪くてもうまさを優先させたい。


朝食の準備は20分ほどで出来上がった。

後は寝ているまといを起すだけだが――。


「おはよ。ふわ~ぁ」

「何だ、起きたのか」

「いつまでも寝ていられないからね」

「顔を洗って来たら飯にするぞ」


まといがそのまま椅子に座ろうとするので洗顔を促した。

いくら寝起きだからと言って男子の前で汚くいるのは失礼だ。

女子なんだからもっと女心を持っていてもらいたい。


そう言う俺も酷い顔をしている。

目の下には隈があってどことなくやつれている。

傍から見たら病人と間違えるほどだ。


「いい男が台無しだぜ」

「自分の顔を見つめて何を喋ているの?もしかしてナルシスト?」

「馬鹿なことを言っていないで早く椅子に座れ」

「ふぁ~い」


まといは覇気のない返事をしながら俺の向かい側に座る。

そして熱々のブラックコーヒーを飲んで一息ついた。


「うぅ、染みるね。このコーヒー」

「朝は濃いブラックの方がちょうどいいんだ」


俺もブラックコーヒを一口飲んで頭をスッキリさせる。

いつもより濃い目に淹れたから味わい深くなっている。

エスプレッソほどではないが今朝にはちょうどいい。


「いだたきま~す」


まといは大口をあけてトーストに被りつく。

そしてモグモグと咀嚼しながら満足そうな顔を浮かべた。


「うまく焼けているじゃん。いい感じ」

「あたり前だ。俺が作ったんだからな」


とは言っても俺はトースターにパンをセットしただけだ。

最近の白物家電は優秀だからいい感じにパンを焼いてくれる。

焼き加減も自由に選択出来てレアからミディアムまで揃っているのだ。


「いつも自分で作っているの?」

「あたり前だ。他に誰が作るって言うんだ」


俺だって早く彼女を作って朝から彼女の手料理を食べてみたい。

だが、いくら努力すれど彼女はできないのだ。

いつもいい感じのところまでは行くのだが最後はフラれてしまう。

なぜだかみんな”なんだか違う”と言って去って行った。

まあ、今思えば相手に俺の魅力が伝わらなかっただけかもしれないが。


「ねぇ、テレビつけてもいい?」

「食事ぐらい黙ってしろ」

「昭和~。今どき黙って食事をしてるなんて人はいないわよ」

「なっ!」


誰を見て”昭和~”なんてほざいているのだ。

クールな俺が騒がしい中で食事をするのは似合わない。

朝は自然と一体化をして静けさと共に過ごすものだ。

そうすることで心から満たされて爽やかな朝を送れる。


だが、俺の考えもまといの前には通じないようだ。

まといは勝手にリモコンでテレビのスイッチを入れた。


「ニュースなんていいわ。朝はやっぱり”ちぃかま”よね。これを観ないと一日がはじまらないのよね」

「そんな子供向けのアニメのどこが楽しいんだ」

「子供向けじゃないわよ。”ちぃかま”は女子向けのアニメよ。このかまぼこのようなフォルムに癒されるのよね」


そう言って”ちぃかま”に夢中になっているまといは子供そのままだ。

昨夜はあれだけエロかったのが嘘のようにも思えてしまう。

ただ、スウェットの下は裸で服を脱げばえらいことになってしまうのだ。


すると、俺の二世が顔を上げた。


(ダメだよ。せっかくいい感じの朝になっているだから雰囲気を壊しちゃダメだよ)

(おいおい、朝からスケベなことを考えているな。さすがはお前だ。このままあいつを押し倒してエッチでもするか)

(キミはそんなにふしだらな男子じゃないよ。ここはクールに決めるべきだよ)

(朝からやるとすっきりするぞ。汗をかくのはおススメだ)


頭の中で天使の俺と悪魔の俺が囁いている。

いつものことだが妄想をすると飛び出して来る。

それは無意識にそうなっているのだがこれが問題なのだ。

ただ、今朝のような状態でまといを抱ける気力もない。

今朝は天使の俺の勝ちだ。


「”ちぃかま”の占いだ。今日のみずがめ座運勢は……隣人に注意。ラッキーカラーは赤だって」

「お前、みずがめ座なのか?」

「お前じゃない。まといよ。名前ぐらい覚えてよ」

「それよりも何月生まれだ?」

「1月だけど」

「そうか」

「何よ、そのリアクションは。私がみずがめ座じゃいけないってわけ?」


俺はみずがめ座の女子とは相性が悪いのだ。

これまでにも俺をフッて来た女子はみんなみずがめ座の女子だった。

好奇心旺盛で人とコミュニケーションをとることが好きだからハマってしまう。

ただ、それはそいつの性格で好意を抱いていることとは関係ないのだ。

ミステリアスなさそり座の俺とは合わないのだ。


「俺はみずがめ座の女が苦手なんだ」

「何よ、それ。男のくせに星占いにこだわっているの。キモ~」


こだわりたくはないがある意味トラウマになっているのだ。

こんなことは表立っては言えないことだから秘密にしておこう。


「馬鹿なことを言っていないでさっさと支度をしろ」

「都合が悪くなると話を逸らす~。おじさんの悪い癖ね」

「おじさんだと!俺はまだ24歳だ」

「結構年が近いじゃん。もっとおじさんかと思ってた」


まといの目は節穴のようだ。

俺のルックスを見ておじさんと思うぐらいなのだから。

他の女子なら俺のルックスを見て頬を赤らめて喜ぶ。

クールでイケメンでミステリアスなのだからモテるのだ。


「さっさと歯を磨いて来い」

「ふぁ~い」


まといは気のない返事をするとテレビを消して洗面所へ向かった。

しばらくするとシャカシャカと歯を磨く音が聞えて来た。


「全く、世話のかかる奴だ」


そうは言いながらも俺の心の中は踊っていた。

普段のリズムとは違いまといがいることで非日常感を味わえたからだ。

クールなイケメンでもキラキラとした生活は送っていないものだ。

そこら辺にいる男子達と同じで冴えない朝を迎えている。

まあ、独り暮らしの男子にキラキラを求めること自体間違っているのだが。


俺はテーブルに置いてある食器をキッチンへ運んで行く。

そしてスポンジに洗剤をつけてお皿をキレイに洗った。


「まあ、たまにはこんなことも悪くはない」


いつものひとり分ではなくふたり分の食器を洗うことが嬉しい。

家族が増えたようで独り暮らしの寂しさを拭ってくれるような気がした。


食器を洗い終えた後、三角コーナーの生ゴミをゴミ袋に入れる。

匂いが漏れないようにきっちり結んでから玄関へ持って行った。

今日は生ゴミを出す日だから準備しておいたのだ。


その後でトイレに向かい用を足す。

朝から一発出ると健康の印だ。

快便の日は調子よく過ごせる。


「ふー。すっきりしたぜ」

「こっちは終わったわよ」


洗面台の前にいたまといはすっかり準備を整えている。

さすがにメイクはしていないが髪もまとめられてすっきりとしていた。


「はぁ~、酷い隈だな」


俺は洗面台の前に立って冴えない顔を移す。

遠目で見てもわかるぐらい隈ができている。

さすがに一睡もできなかったのは相当体に来ているようだ。

後で栄養ドリンクでも飲んでおこう。


すると、トイレの方からまといの叫び声が聞こえた。


「ちょっと、先にトイレに入ったでしょう!もう、何をやってくれるのよ!」

「仕方ないだろう。二人なんだから。少しは我慢しろ」

「クッサー。すごく気分が悪いわ」


この時、二人暮らしで問題になることはトイレであることがわかった。

先に入っても文句を言われるし、後から入っても文句を言われるのだ。

もし女子と二人暮らしをするならばトイレが2つある部屋にした方がいい。


そう文句を言いながらもまといはトイレをすませると着替えに取り掛かる。

昨夜、シャワー室で制服を乾かしておいたからすっかり仕上がっている。

ただ、アイロンはかけていないのでパリッとはしていなかったが。


「こっちは準備できたわよ」

「俺も支度をし終わったところだ」

「あれ、結構いい感じじゃん」

「あたり前だ」


昨日の私服姿とは違って俺のスーツ姿を見てまといも感心する。

スーツはデキる男の代名詞みたいなものだから誰でもカッコよくなれるアイテムだ。

まあ、体のラインが崩れていると多少キモくなってしまうのは否めないが。


「こう言う時って恋人達は朝のチューをするのよね。してみる?」

「ば、馬鹿なことを言っているんじゃない」


からかうように誘惑して来るまといはしたり顔を浮かべる。

俺が少し動揺を見せたことを喜んでいるようだ。


俺はまといを無視して玄関の扉を開けて外に出る。

すると、まといも後からついて来る。

それを確認してから俺は玄関のカギを掛けた。


「行くぞ」

「あら、お隣さんじゃないの。朝からゴミ捨てとは感心ね」

「げっ、隣のおばちゃん」

「やだ。おばちゃんだなんて。おキヨさんて呼んでいいのよ」


隣のおばちゃん、もといおキヨさんは馬鹿笑いをしてボディタッチをして来る。

TPO構わずにそんな行動をして来るのは神経が図太いおばさんだけだ。

おキヨさんは元祖おばちゃんとも呼べるようなルックスをしている。

人の噂話が好きでネタを手に入れたら方々に振り撒いているのだ。

ある意味、厄介者と言ってもいい。


「おはようございます」

「はい、おはよう」


朝から絡まれるのは嫌なのでよそよそしい態度で挨拶をする。

しかし、おキヨさんは挨拶を返すと俺の後ろに隠れていたまといをガン見した。


「お、おはようございます」

「あら、随分とカワイイ彼女さんを連れているじゃない。女子高生?」

「はい」

「やだ、和斗君たら。女子高生に手を出すなんてね」


おキヨさんはあらぬ誤解を抱いて俺が女子高生に手を出したのだと思い込む。

いくら俺だって女子高生を相手にする訳がない。

いや、昨夜は何だかんだあって襲いそうになってしまったが。

あれはギリセーフだ。


「ち、違うんです。まといは俺の妹なんです」

「まといちゃんて言うのね。フフフ」


俺の言葉が全て耳に入らないのかまといの名前がわかったことだけで満足してしまう。

ただ、ここでそのままにしておいたらあらぬ噂話を広められてしまう。


「まといは妹なんです。信じてください」

「わかっているわよ。和斗君みたいな人が人の道を踏み外す訳ないものね」


何だか俺の心を見透かされているかのようで恐怖を感じる。

昨夜のことを全て見られていたような感覚に陥り恥ずかしさが込み上げて来た。


「結川まといです」

「あら、妹さんなのに苗字が違うのね。どう言うことかしら」

「お、おい。まとい」

「マズった」


まといが余計なことを言うので増々おキヨさんの疑惑の眼差しが強まった。

まといは舌を出して気まずそうな顔を浮かべていたが俺は冷や汗ものだ。

ここで俺とまといが他人であることがバレてしまえば終わったものと同じだ。

だから、何としてでも兄妹であることを信じ込ませなければならない。


「まといは義理の妹なんです。実は家は複雑な家庭で」

「義理の兄妹だってことは血は繋がっていないことよね」

「そんなやましい目で俺達のことを見ないでください。俺達は兄妹なんですから」


恐らくおキヨさんの頭の中に描かれていることは俺とまといが危ない関係になっていることだ。

さすがに兄妹とはいえ独り暮らしの俺の家に転がり込んで来たのだから疑いもする。

だが、声高に叫んでもいいぐらい俺はまといに何もしていないのだ。

これだけは事実だ。


「まあ、いいわ。そう言うことにしておいてあげる。じゃあ、またね」


おキヨさんは納得してくれたのかはわからない。

ただ、この局面を乗り越えられたことで俺達は安心した。


「これからは余計なことを言うなよ」

「は~い」

「俺とお前は兄妹なんだからな」

「まといよ」


とりあえず俺達はおキヨさんがいなくなったのを確認してからゴミ捨て場に向かった。

これ以上、問い詰められたらボロが出てしまうような気がしたからだ。


そしてバスに乗り最寄りの駅まで行くとまといと別れた。


「今日はちゃんと家に帰るんだぞ」

「わかってるわよ。子供扱いしないで」


口の減らない奴だと思ったがとりあえず危機的状況から抜け出した。

このまままといと別れるのは少し勿体ない気もしたがこれでいいのだ。

この後は普段の日常に戻って行くだけだ。


ただ、会社では同僚である牧原祐介からツッコミを入れられた。

俺がAVの観過ぎで夜更かしをしたのではないかと心配していたのだ。

間違ってもそんなことはけっしてない。

AVは好きだが程よく鑑賞しているぐらいなのだから。


そんなくだらないやりとりが俺を現実の世界に引き戻したかに思えた――。


「何をしているんだお前は!」

「何ってファッション雑誌を見ているだけだけど」


家に帰るとまといがあたり前のように俺の部屋で寛いでいたのだ。

しかも、自分の部屋であるかのように寝ころんでお菓子をつまんでいる。


「床でお菓子を食べるな。汚れるだろう」

「後でコロコロするから大丈夫よ。それより中に入ったら?」

「なっ!」


ここは俺の家だぞ。

その態度は何だ。

まるでここがまといの家みたいじゃないか。


「どうやって入ったんだ?」

「大家さんに頼んで開けてもらったの。私が和斗の妹だと言ったらすぐに開けてくれたわ」

「ば、馬鹿野郎。余計なことをするな」

「だってそうしないと部屋に入れなかったんだもん」


まといはよくわかっていない。

大家さんにまでまといのことがバレたとなるとますます俺の立場も危うくなる。

ただでさえおキヨさんに疑いを持たれているのだ。

これ以上、面倒ごとを増やすのは御免だ。


「今日は帰れ。ここはお前の家じゃないんだ」

「今日はってことはまた来ていいってこと?」

「今日も明日も明後日もダメだ」

「なら帰らない」

「駄々を捏ねるな」

「別にいいじゃない。私達は兄妹なんだから」

「なっ!」


確かにおキヨさんの前では兄妹と言うことにしたが違う。

俺とまといは血縁もなければ赤の他人だ。

そんな二人が同居みたいなこをとしていい訳ない。

それにまといはまだ未成年なのだ。


(未成年を部屋に入れただけで監禁罪に問われるんだよ。すぐに帰すべきだよ)

(よかったじゃねぇか。これでお前のセフレが出来たってもんだ。これなら毎日楽しめるな)

(キミはそんなことはしない人だとボクは信じているよ。だからボクを安心させてよ)

(馬鹿を言っているのはお前の方だ。和斗の二世はエネルギーが有り余っているんだ。適度に発散しないと体に悪いぞ)


俺の頭の中の天使と悪魔は言いたい放題言って俺を迷わせる。


天使の俺の言うことは最もだろう。

女子高生を部屋に入れただけで監禁罪になるのだ。

たとえ女子高生が自ら入っても刑事罰は問われてしまう。


ただ、悪魔の俺が言うようにセフレができただけだ。

どう世界が転がっても女子高生と同居なんてことは起こらない。

それに俺とまといは義理の兄妹だと言う設定にしているのだ。


ならば俺のとるべき行動は自ずと決まって来る。


「何をそんなところでボーっと突っ立っているのよ。早くご飯の支度をして」


そんなことを言うまといに構わずに俺は部屋に駆け上がって行く。

そしてまといの肩を掴んて立上がらせると荷物を持って玄関へ追いやった。


「出て行け」

「ちょっと、こんな夜中に私を追い出すつもり」

「俺とお前は赤の他人なんだ。お前を助ける義理はない」

「昨日は泊めてくれたくせに。ズルいわよ」


少し冷たい気もするがこれが最良の選択だ。

どうせ家出をして来ただけで帰る家はあるのだ。

ならば遠慮はすることはない。


「早く出て行け」

「ちょ、ちょっと」


俺は玄関の扉を開けてまといを外に追いやる。

そして荷物を放り投げてまといに返した。


すると、物音を聞きつけたおキヨさんが玄関の扉を開けて出て来た。


「兄妹喧嘩はよくないわよ。まといちゃんも困っているじゃない」

「ちぃ」


また余計なことに首を突っ込んで来るのはおばさんの悪い癖だ。

おキヨさんが余計はことをしなければこれで片付いたのに。


「お兄ちゃん、ごめんね。もう、ワガママ言わないから許して」

「こ、こいつ!」


まといはおキヨさんを味方に付けて俺に謝罪をして来る。

さすがにおキヨさんの前でぞんざいに扱えばあらぬ誤解を抱くだろう。

それに俺の器の小ささを露呈することになってしまう。


「わかった。中に入れ」

「ありがとう、お兄ちゃん」


そう言いながらまといはすれ違いざまに強かな視線を向けて来た。

俺の弱点を掴んだかのような喜びようで小さく笑っていた。


「まといちゃんを大切にするんだよ」


俺は余計なことをして来たおキヨさんに頭を下げると玄関の扉を閉めた。


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