第三十三話 サバイバル~復興と結果発表~
午前中のボス戦が終わり、皆でお昼を食べて各自鉱山に行く人たちと村に行く人たちで別れました。
ちなみに、墓守さんが居たところはもう何も残っていなかったそうです。
私たちのパーティは村に向かいます。一部、鉱石がほしい人たちも居ましたけど、イベントのポイントアイテムとかでいいものが手に入るだろうとのことでポイント集め優先に切り替えました。
「ここはフェルミの民の村ですぞ、お客人方、このような辺鄙なところにどのようなご用件で?」
「私たちは冒険者です。先ほど、この島の王にとりついてた悪魔を払ったところ、民を頼むと王様に頼まれまして…」
「王ですと?もしや、力にとりつかれ、島の中央に封じられた?」
「たぶん、それで正しいでしょう、力というよりは悪魔にですがね」
ケン・ショーさんが村の長みたいな人に説明していきます。
「なんと、では、あの方は力におぼれたのではなく、悪魔に心を乗っ取られたということか…我々はなんということを…」
「その王様から民を頼むと言われたのです。我々は明日には島を発つのですが、何かできることはございませんか?」
「我々も動物に変えられる呪いが解けたようで、村もこのありさまなので、生活ができるようにしていこうと皆で話し合ったばかりでした」
「それでは我々もお手伝いしましょう、各自が得意な分野で皆様のお手伝いをする形にさせていただければいいのですが」
「よろしいのですか?」
「ええ、もちろんです。できたらなのですが、島の歴史などの情報を対価としていただければと思いまして…」
「それぐらいでしたら、お手伝いいただけるのであればこちらからお願いしたいくらいです」
その後は村の復興のお手伝いをしていきます。
各自ばらけていきます。
各自生産職が家の材料を製作していき、戦士組や魔法組が土地を均したり、家を組み立てていきます。
料理人はその間に島の女性組と炊き出しです。女性組が色々レシピを教えてくれているそうで、レシピ解法されたそうです。
私は各自建材の錬金レシピとそれぞれの生産レシピが解放されました。
これって、もしかして家は自分で建てろという前触れでしょうか?
デュラムさんのような農家の方は一部の若手を引き連れて畑を耕しております。
あと、村の若手の情報で米があるようで、戦士の一部が沼に料理人一名を拉致していきました。
デュラムさんのテンションはダダ上がり中ですね。
後は米を育てるための場所が必要とのことで、沼地の一部を田んぼにしていこうという話もしています。
さすが日本人ですね。米が関わると一部の不可能を可能にしてしまうというのは本当のようです。
ちなみに、村には80人近くが来ており、今20人くらいが沼地に居ます。残りは金属資材が必要になるだろうと鉱山に掘りに行ってます。夕方には合流するとのことです。
村の住人は50人くらいの小さな村ですので、そこまで大きい規模にはなりません。
復興も今日中に終わりそうです。
村の中限定で生産物生産速度増加が付いているようで、家を一つ立てるのに30分かかりませんでした。
ほとんどの家が形が残っていて補強という形をとれたのも大きいですね。
木材や石材を確保したのちにその場を耕し、村の規模は大きくなってますけどこれで村の人たちも生活できるでしょう。
時間の余った中で家具の製作もしていきます。途中で鉱山組も参入してきました。
意外に早いので理由を聞いてみたら、鉱山を掘りすぎると村に影響が出るという警告文が出たので、早々に退散したそうです。
補強や生産に勤しんで、夕方近くになりました。
沼地に行った人たちが帰ってきました。あれ、デュラムさんいつの間にあっちに行ったんでしょうか?
デュラムさんからの情報で南には田んぼを作り上げたそうです。一部はもう、芽が出て春ごろの田んぼの様子になっているそうです。一部を確保しているそうで、あっちに戻ったら即座に田んぼを作りに行くそうです。
私にも米を専売してくれるので、お礼にご飯を使った料理をごちそうすることになっています。
周りの胃袋確保された人たちの目が光っているのは気にしないようにします。
夜も更けてきて、村では宴会が始まっています。
私は料理組に混じり、相互に料理を教えあっています。
ちなみに島のレシピはナシレマ、ナシゴレンですね。
ナシゴレンの方は俗にいう、マレーシア風チャーハンというほうがわかりやすいでしょう。
ナシレマはご飯をココナッツミルクで炊いて周りに島で採れた素材をおかずにしたものが添えられています。
おかずはアレンジ可能だそうで、各家庭でいろいろ持ち寄るのがこの村の伝統だそうです。
大人たちはどこから出て来たのかお酒を飲んでいるようです。
え?アルコールを生成する植物がある?
ファンタジーな植物のようです。名前もアルコソウって。
本来は島の果実をつけるそうですが、ないので今回はそのまま飲んでいるそうです。
飲んだ人曰くホワイトリカーだと思うとのことです。
女性陣は果実酒が作れるとアルコソウの苗を手に入れています。
株分けで手に入るそうですよ。
そんな感じでイベント最後の夜は更けていきました。
私?風邪薬とかの備蓄薬の錬金作業で夜が更けましたよ!
途中、休憩でレシピがもらえたんで良いんですけどね。
ちなみにレベルが上がったので、うれしいですね。
そのまま、遅くまで錬金してその日はそのままおやすみなさいですね。
さて、おはようございます。起きてから現在集計中のログが流れています。
もう、いくらあがいてもポイントには加算されないようですね。でも、採取や村人との交流は可能なので、皆色々しています。
私?クラフトさんとアテナさんと共にお薬製造機です。村独自のフレーバー薬を教えていただけており、感激しております。
あれ?でも、フレーバー薬の表記ないし、状態異常にこれ系あるってことかな?
風邪、腹痛(食あたり)とか、目薬は暗闇とかに効きそうだし、完全にフレーバーではないのかな?
うーん、帰ったら師匠に聞いてみるか…
「へーい、榊原だ!みんなキャンプは楽しめたかな?もうそろそろ、島から出立してもらう。あと、10分くらいだから皆挨拶は済ませとけよ」
急いで、村の人々に挨拶します。というか、ケン・ショーさんが長に言って、皆一気に集まりました。
「皆様のご助力誠にありがとうございました。また、皆さまがお越しになる際は歓迎させていただきます」
代表して長が挨拶しています。私たちはケン・ショーさんさんが長の対応していたので、任せます。
お、地面に魔法陣が光りだしましたね。転移の時間が来たようです。
子供たちに手を振ってバイバイしたら、転移されました。
「サーバーごとに区分けされてるからな!全部のサーバーから転移されたから、ランキング発表していくぜ」
「どうも、ほとんどの方は初めまして。サポート天使の一人ベルゼロスです。今回のランキングはサーバーごとのポイント順位と個人順位の発表です」
「ポイントも戦闘ポイントと生産ポイント、総合で分けているから生産職もあきらめちゃいけないぜ!」
「それぞれランキング5位以内であれば、賞品がございます」
「それじゃ、まずは個人の発表からだ。戦闘ランキングどん!」
戦闘ランキングが出ます。これは、1位がアインスさんですね。他は別サーバーですね。
「1位のアインスさんは墓守だけではなく、戦闘指揮ポイントなどで断トツのようです。また、ボスの討伐ポイントがやはり響きましたね」
他はアリーシャや不知火さんが10位以内だね。あと、私は10位でした。うん、墓守リンチが響いたね。
「次は生産ランキング、これは珍しいことが起きたが、ログ見たら運営は満場一致で納得した」
「ということで、発表です」
うーん、ん?これは私1位、2位クラフトさん、3位アテナさんで他もうちのサバの人が独占してる。
「理由としてはイベントアイテム生産だな。アガトダイモンの毒の生産に関わるとポイントが上がるんだけど、このサーバーは全体で生産しまくってるし、錬金が3人しかいないという不遇のためかこの3人にポイントが集中した形だな」
「次は個人ランキング最後の総合ポイントだ!」
「ある意味予想出来てるかもしれませんけど。どん」
なんかベルゼロスさんやる気なくして来てる。お腹のあたりを擦ってるよ。
おっと、それよりもランキングはと、うん?私1位にアインスさん2位ですと?どいうこと?
「えーと、このランキングに不正はございません。というか、アガトダイモンの毒作って、そのまま最高難易度の墓守と戦い続けるとかいうことやらかしてますので、運営もこれは予想していませんでした。ま、ある意味この世界楽しんでるということでこっちとしてはうれしい限りですがね」
「私たちサポート天使も楽しく拝見させていただいているプレイヤーなので、うれしいですね」
あー、ラヴィちゃんいるから、見られてるんだろうな。
ランキング横のモニターには活躍した人たちの映像が流れていますけど、私の映像は毒を3人で錬成しまくってるシーンと墓守に大ダメージを与えてるシーン、運営のお姉さんをセイントライフルで狙撃してるシーンですね。
周りの人たちも幾人かは「天…悪魔?」とか言っていますよ。
可哀そうにね、ラヴィちゃんはこんなに可愛いのに。
「個人のランキングの上位者はイベント後に賞品が送られますので、確認してくださいね」
「ちなみに、サーバーごとの1位にもアイテムがあるからがっかりすんなよー」
うれしいサプライズですね。
「次はサーバーの順位発表だこれは上位3つのサーバーに賞品だ」
「さすがに、個人ほどではないですけど、良いものですのでお楽しみに」
「じゃ、まずは戦闘からだ!」
戦闘ランキング1位は私たちのところですね。
「ま、ラスボスの弱体化完全終了してる上に墓守の周回し始めてるサーバーにはどこも勝てないだろうよ」
「しかも、ラスボスの方が何かに目覚めるレベルで滅多打ちですからね」
ん?あのお姉さん何かに目覚めたの?ちょっと、よくわからないな。
「うん、ストレスためてるやつらが居たからボスやらせてみたら運悪いところは残念なことになってたな」
「とりあえず、あいつらのケアが俺の仕事として、次は生産ポイントだ」
「これは、予想付いていますよね」
「はい、どん!」
はい、私たちでした。というか、ポイントの上位独占してるサーバーが負けたら、どうしたと思いますね。
「はい、2位以下ですけど、やはりポイントはアガトダイモンの毒の毒ですね」
「サーバーでどれだけ数を稼いだかが重要になってくるな」
「あとは、最後の村の復興までたどり着けたかでもポイントは違いますけどね」
「ま、1位のところは戦闘でもトップのやつが居て、生産は最後の錬金減らしたはずなんだが、他がカバーして1位になってるからチームワークも抜群だったな」
「最後は総合だけど、1位はどうでもいいとして、2位以下を重点的に説明するからなー」
「投げやりなのはいただけませんけど、まあ、早く終わればご飯にしますのでいいですけど」
「では、どん!」
1位は両方とも1位の私たちですね。他も戦闘と生産のトップが食い込んでいますね。
「やはり、ポイントを左右しているのはラスボスの討伐、墓守の討伐、村の復興、アガトダイモンの毒だな。ちなみに今回の運営シリーズだが、あいつら倒すとマイナスになるっていう罠がある。あと、使っていたサーバーはいたが運営の特攻武器だが、ラスボスの運営には効かずに強化されるっていう罠だ」
「ちなみに、この仕様に関しては天使たちは一切関係しておりませんので、ご容赦ください」
「ぐ、許可を出したのは俺だから何とも言えねえ」
最初のイベントでこの殺意マシマシはどうなんでしょうね。
「ということで、最初のイベントはこれにて終了だ!今日はこれからアップデートするから、今日のログインはもうできないぞー」
そういえば、そんな告知がありましたね。ま、みんな疲れているので休む人がほとんどでしょう。
「あと、来週には2陣が来るから、プチイベントも組み込むからなー」
え?ちょっと、それはどういうことでしょうか?その告知はなかったですよね?
あー、強制ログアウトされました。うーん、イベントも楽しみだけど、大次兄さんと清子姉さんが参戦するから楽しみだな。
お母さんが何か企んでるけど、私に実害がなければいいや。
カーマ(人間) 職業:人形師 Lv19
装備スキル(22)+3 SP:56
【人形】24 【降霊】8 【念動】24 【水魔法】16 【光魔法】30 MAX 【聖魔法】8(20) 【闇魔法】17 【無魔法】20 【魔術技能】9 【鍛冶】26 【裁縫】22 【木工】15 【錬成】6 【釣り】1 【伐採】2 【調理】25 【採取】4 【採掘】5 【逸失知識】10 【鑑定】20 【サバイバル】5 【STR強化】25 【INT強化】36 【DEX強化】23
控えスキル
【神聖魔法】(20)
称号
理に抗う者
老錬金術師の直弟子
天使を降臨させし者
ビックホーンシーパーの初回討伐者




