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第三十二話 サバイバル~6日目とボス?~

さて、今日の予定をみんなで確認します。

素材採取チーム(主に生産職)、墓守リンチチーム(毒を持ってアイテム回収)、鉱山探索チーム(細工と鍛冶)の3チームに別れることになりました。

ボスが弱体化したとは言え、一部の人間だけでボスが倒せるわけがないというのがみんなの一致した意見だ。

100個の毒でみんなの武器等を回収するわけにもいかないので、鉱山の金属で簡易的に強くするほうが良いとの判断で鉱山探索チームができた。

私は素材採取チームだ。回復薬などの補充に出るためだ。

正直、ポーションが解禁できないのがつらいところだ。

早く、レシピ公開にならないかなー…。

序盤で作れるようにした運営を恨むべきなのか?

さて、採取しまくりましょう!


「そういえば、運営シリーズ出てこないね?」

「確かに、モンスターとも会わないしね」

アリーシャと二人で採取を行いながら、当たりを観察します。

「やっぱりおかしいわよね?」

「ツクヨミもそう思うか?」

ツクヨミさんと不知火さんも同意しています。

「うーん、こうも会わないのはおかしいよね?」

「嵐の前の静けさってやつ?」

先輩たちも同意してますね。

もしかして、異変が始まってんのかな?

「とりあえず、採取して、回復アイテム補充しよう」

不知火さんがみんなに指示して散らばっていきます。


「そろそろ、この辺りの回収は終わったから昼休憩でもしようか」

ツクヨミさんが提案してきたので、キリもいいところで休憩を取ります。

出発前に作った弁当で皆、腹を膨らませます。

「ねえ、私嫌な予感がするんだけど…」

「奇遇ね、私も…」

先輩二人が遺骸の方を見てつぶやきます。

その方向を私たちもつられて見ていく。

「うーん、黒い竜巻ね」

「ありゃ、やばそうだな」

「まがまがしい気配がします。マスター」

「あれ、きらい」

「もしかして、もうボス戦?」

「そうみたいね」

周りも口々に言っています。

その時に、徐々に竜巻は空中で黒い霧がある箇所で濃くなり、竜巻もそれに吸い込まれます。

徐々に霧は球形になっていきます。

復活ですか…。鉱山探索チームが気付くといいんだけどな…。


「皆の衆、探索は中止して集合の号令がかかったでござる」

「あ、ハンゾウさん、もう遅いかも」

「アッハイ」

ハンゾウさんも後ろを振り返り、思考停止した。

『我は王…この島の王…不届き物を始末する…』

「こ、こいつ頭に直接語り掛けてくるだと!?」

ウィロー先輩も変なネタぶっこまないでください。

「とりあえず、急いであれに向かいましょうか」

「うむ、なぜか霧に入れなくなったら、変なモンスターが湧き出したでござる」

「じゃ行きますか」

その間も黒いものはうごめいています。

うーん、何名かSAN値チェックが必要そうな見た目してるよ。

「SAN値チェック、SAN値チェック、SAN値チェック」

あ、マンダリン先輩あれ系ダメなんだね。

皆とても行きたくなさそうな顔しています。

「とりあえず、あの黒いのに向かっていきますか」

皆も意を決して黒い何かの方向に走り出します。コマチ、レッツゴー!


どうやら、黒い何かの下では変なモンスターが生まれては倒されてを繰り返しています。

そこまで強くないけど、体力が多すぎて削りにくいらしい。

弱点が光と火であることが分かった段階で皆切り替えてきている。

雑魚の駆除かー。やるかな?えーと座標は生まれてくるヤツラの中心にしようかな?

「みんなー、一気に削れるかわからないけど範囲攻撃するねー!」

前衛の盾持ちの人たちがモンスターを抑え始めました。

ジェスチャーでやれってしてますね!では、指輪の効果を見てみましょう。

というか、詠唱が早い!すぐ放てる段階になりました。

「ライトボム!」ドゴォ!

うん?消し飛んだぞ?範囲もひどいことになってる?比べたことないからわからないけど…

「「「キタねぇ花火だ!」」」

うん、一部の人たちが何か言ってますが無視ですね。ド〇〇ンボールなんて知りませんよ。

おや?黒い何かの様子が…。

『我は倒す…不届きなるものたちを…』

お、球体になって割れていきますね。卵から何かがうまれるみたいな?


「あはははは!私が来たからにはこのサーバーに勝ち目はないわよ!」

うん?中の人ありですね。もしかして?

「おい、お前は何者だ!」

お、皆の疑問の代弁者ですね。

「え?運営だけど?」

「「「「「「おい、運営!何してんだ!」」」」」

「ねぇ、アンちゃん…」

「聞かないでください…」

「わかった」

運営とプレイヤーが口げんかしていますが、こちらは尋問します。

まあ、何かを聞いてるアンちゃんは答えられないと言ってることから、あとで聞くことにしましょう。

おや、アンちゃんがブルってしてるぞ?人形にも悪寒を感じることができるようだ。

技術の進歩が素晴らしいね!

「おい、お前ら仕事ほっぽり出してんのかよ!」

「失敬ね!これも仕事よ!私はテスターの一人よ!せっかく楽しそうなのに、運営だからってプレイできないのよ!その恨みを今からアンタラにぶつけるのよ!」

「「「楽しいゲームありがとうございます!!!そのまま、仕事に戻ってください!!!」」」

運営は皆が楽しくプレイする姿は見れるけど、ネタバレしてるのでプレイできないなどと供述しており…。

ちなみにこんな鑑定結果が出ております。


_____

運営

中の人は運営です。要するにあなたたちがプレイする姿をうらやましがってた人たちがあなたたちを攻撃してきます。

_____


ちなみに、この人エロいお姉さん悪魔の恰好ですね。

一部の野郎どもは攻撃していませんね。スクショ撮ってね?

「そこの野郎ども!何撮ってんのよ!」

「いえ、何のことでしょうか?」

「こっちはあんたたちのスクショの見えてんのよ!」

「ごめんなさい!」

「あんたらから攻撃してやるわ!」

運営のお姉さんの怒りはスクショ撮ってる槍を持った男に向かっていきます。

うーん、なんか黒い球を投げつけた。

「へ、こんなの打ち返してやるぜ!」

振りかぶって槍を振りました。槍に触れたとたんはじけました。

周りのみんなもダメージを負ってます。

「おい、てめぇ!きたねえぞ!」

槍使いさん周りに無言でボコられてます。それでも文句を言うとは…

「ふん、仕方ないとはいえ、この格好恥ずかしいんだから…さっさとあんたら終わらせてやるんだから!」

「全員光持ちの援護しろ!どう見ても悪魔だから光が弱点だろ!」

光持ちのパーティが攻撃態勢に入り、盾持ちの援護が入っていきます。

お姉さんは黒い球を空中から投げてきます。飛べるっていいなー。

「運営さーん、空飛べるようになるんですかー?」

アリーシャが恐れず聞いております。

「ふん、これもテストよ!これでうまくいったらプレイヤーにも恩恵があるかもね?」

「わーい、なら、頑張って動きまくってもらえばデータが貯まるね!」

「え?」

「カーマ!行っちゃえー!」

「りょーかい!ライトアロー!」

様子見のライトアローを放ちます。

「ちょ、そこの子って!?」

驚いていますが、攻撃の手は緩めませんよ?

「アンちゃんは逃げる先に打ち続けて!」

「了解です、マスター」

なんか、心なしかアンちゃん怒ってない?

お姉さんがさぼりだと思われてるのかな?

お姉さんは地上から弓や魔法の集中砲火を食らい、避けに徹しています。

私とアンちゃんの攻撃は確実に避けているようですね?

よし、なら…

「アンちゃん、ライトボムいっちゃおうか?」

「そうですね…そろそろお仕事に戻っていただきたいですし」

「私から行くね?落ちて来たらそのまま行っちゃって、ライトボム!」

「え、嘘、範囲魔法とか反則!!!」

さーて、一発目ですけど、どうでしょうかね?お、耐えましたか。

「ライトボム」

静かにアンちゃんが唱えたとたん、またダメージ負いましたね。

あ、飛行が維持できなくて落ちてきた。

「戦士の諸君!今が我々の出番だ!」

アインスさんが地上の皆を引き連れてボコりに行きました。

「ちょ、待って、やめて、ダークボム!」

自分を中心にボムを放ってきましたね。戦士職の何人かが吹っ飛んでいきます。

「もう、怒った!」

お姉さんはボムや黒い球を乱発してきます。

「これで、弱体化かよ!というか運営の殺意が高い!」

「弓や魔法で集中砲火しろ!戦士隊は最悪盾になれ!」

ほとんど魔法ダメージで接近は不得意の方のようで、耐久だけ高いのかな?

「ちょっと!こっちの羽はもうないんだから…ええい!」

魔法や黒い球で相殺したりしてるが、数にはかなわないようだ。

「私みたいなかわいい女の子によってたかって!」

「うるせえ!さっきの殺意マシマシの攻撃しておいて、何を言うか!」

「可愛い女の子はあそこにいる子達をさすんだよ!」

「かわいいとか年齢考えグヴァあ!」

文句を言っていた1人が爆発して吹っ飛んでいきます。

今何が起きたの?多分黒い球なんだろうけど…

感情がシステムを超えた!?

「乙女に年齢を聞くのは失礼な行為よ?分かった?」

ほとんどのプレイヤーが首を縦に振ってます。

「ライトアロー」

アンちゃんだけは攻撃続けてますよ。アンちゃんも何気に殺意マシマシだね。

「じゃ、私もセイントライフル!」

「ぐふ!ちょ、今の【聖魔法】は反則よ!」

「アンちゃん、ガンガン撃とうね!」

「もちろんです。マスター!セイントライフル!」

二人で魔快水を使って【聖魔法】を放ちます。

「ちょ、二人とも、やめて、謝るから!」

「いえ、仕事に戻ってください」

「なら、早く、討伐されたほうが良いのでは?」


「おい、アレはさすがに可哀そうじゃないか?」

「悪魔より悪魔してる天使とその主人」

「これはこれでアリだな」

「おっと、流れ弾が…ライトボム!」

何か言ってる人たちにボムが流れて行っちゃった。

「おのれ、運営め!セイントライフル!」

「ちょ、今のはあなたがやったことでしょ」

「そういえば、運営特攻の武器って使えるのか?」

「それはすごいダメージを負うからガンガン使ってちょうだい!」

「全員!特攻武器をしまえ!絶対やるなよ!」

「ちょっとなんでよ!」

「いや、あの二人いれば勝てるし」

「ちょっと可哀そうだから、あまりのアガトダイモンの毒をあげるよ」

暇そうな人たちが毒を投げ始めた。

「ちょ、やめ、まじで、し、しぬから、これ以上やられたらだめ、イベントが終わる!」

「ラスボスは死すべし!」

「イベントのラストがこんな締まりのない終わり方だが、致し方なし!」

魔法に毒に、弓と様々なものが降り注いでいます。

誰も手を止めないあたり、殺意マシマシですね。

「ちょ、このサーバーだけ殺意高すぎない?毒もこんなに作られてるとか聞いてないわよー」

お、もうそろそろかな?

「「セイントライフル!」」

前にも後ろにも動けなくなったお姉さんはそのまま、HPが全損して終わりました。

「終わったー!」

「やったー」

「なにか涙が出てきた」

「ボスに中の人入れちゃだめだよ」

「オッタシャデー」

「なんで、だれも惜しんでくれないのよー」

「さーて、イベント終わったし鉱山で皆ほりにいこーぜ」

お姉さんは徐々に灰になっていきます。

「もう、終わったから告知するわよ…明日の10時ごろにイベントの集計してランキング発表になるから…それまでは好きにしなさいな」

そのまま消えました。

『異邦の者たちよ…我を止めてくれてありがとう…』

お、王様の声かな?

『我にとりついた悪魔のせいでこの国は滅ぼされた。いや、我が滅ぼしてしまった。我は去る。もし、慈悲があるならば、この島の生き残りたちの手助けをしてくれ…』

王様と墓守の亡霊がそのまま天に上ります。


_____

イベントクリア!

この島の生き残りの呪いが解かれた。

残りの時間で、物資を届けてポイントを上げよう。

_____


お、レベルアップしてる。

皆も軒並みレベルアップしてるんだ。

というか、今回のボスはサーバー毎に人が違うんだろうな。

ということは、レベルもその人によって変わってくるんだね。


皆はそのまま、鉱山に行く人と、村で休憩する人に別れた。

そっちに住民が居るだろうとの考えからだ。

私もそっちに向かおう。

カーマ(人間) 職業:人形師 Lv17

装備スキル(22)+3 SP:52

【人形】24 【降霊】8 【念動】24 【水魔法】16 【光魔法】30 MAX 【聖魔法】8(20) 【闇魔法】17 【無魔法】20 【魔術技能】9 【鍛冶】26 【裁縫】22 【木工】15 【錬成】6 【釣り】1 【伐採】2 【調理】25 【採取】4 【採掘】5 【逸失知識】10 【鑑定】20 【サバイバル】5 【STR強化】25 【INT強化】36 【DEX強化】23


控えスキル

【神聖魔法】(20)


称号

理に抗う者

老錬金術師の直弟子

天使を降臨させし者

ビックホーンシーパーの初回討伐者

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