第三十話 サバイバル~4日目と災害~
はい、おはようございます。本日はアガトダイモンの毒を試す日ですね。
しかし、天候が…土砂降りですよ。
なんか、横殴りの雨と風!
すごいですね!みんな高台に避難してますよ。
雷もすごいことになってきました。
あれ?高台はまずいのでは?
ピシャーン!
「「「ギャー!」」」
あ、高台の人に直撃してる!
というか、私もやばい…正確に言うとコマチがやばい!
「雷のダメージは一律100ダメージだ!金属鎧を着てるとマヒの確率があるから注意!」
「木の真下にはいくな!建物の中のほうがましかもしれん!」
大声で避難誘導してる人が居ますので、従います。
私?もともと大きな建物の中から見ております。
まあ、濡れてるとやばいと思うので、【錬成】の乾燥を使っておきます。
ゴロゴロ…ピシャーン!!!
「下からとかやめえや!」
「だれか、避雷針作って!」
「こんな短時間で作れるか馬鹿野郎!」
ん?避雷針…
「クラフトさん、アテナさん!」
「ん?どうしたんだい?」「カーマちゃんどうしたの?」
「ちょっと手伝ってください、ドヴェルグさん鉄のインゴットください」
「おう、嬢ちゃんなんか対策思いついたか」
クラフトさん、アテナさん、ドヴェルグさんが近くにいてよかった。
「とりあえず、この嵐が過ぎるまで持てばいいんで避雷針作りましょう」
「だが、金属の変形ができんぞ?」
「お二人とも温度操作覚えてます?」
「覚えてるよ(わ)」
「なら、いけます」
「ああ、あれか」
「私がやるんで、設置だけお願いします」
「おーい、回復持ち誰か手伝ってくれ」
ツクヨミさんがやってくる。
「私がやるわ」
「よし、二人はこの金属を温度操作で高温にしてくれ」
二人が温度操作をかけると鉄のインゴットが柔らかくなっていく。
「どちらかは私が成形したら、冷やして固めていってください」
「僕がやるよ」
「魔快水持ってきて、ありったけ!」
|【錬成】のレベルが上がりました。|
鉄のインゴットを大量に消費したけど、土台と10mくらいの鉄の棒を作った。
土台はもう設置してもらってる。
ダンゾウさんとハンゾウさんが設置してきてくれた。
鉄の棒もしっかりとできたかな?
「よし、設置してこい!」
「設置したらすぐに戻ってきてください」
「当たっても回復してあげるわ」
回復部隊がいつでもかけれるように準備している。
「おう、嬢ちゃんお疲れさん」
「すみません、せっかくの良質のインゴットもあったのに」
「いや、落雷でのダメージをいちいち修理してたら、逆にインゴットが足りんくなる可能性のほうが高かったから大丈夫だ」
「それに、回復の手間を考えたら鉄のインゴットだけで済んだと考えるほうが良いと思うよ」
「そうですね、二人とも【錬金】のレベル上げになりました?」
「ふふ、【錬成】になったわ。これで師匠の次の勉強に行けるわ」
「僕もだよ。でも、師匠の兄妹弟子はすごいことを考えるって伝えとこう」
「やめてくださいー。すでに掲示板で噂になってるらしいんですからー」
「嬢ちゃん、もう遅いぞ…ファンクラブすら出来てる」
「へ?」
ファンクラブ?
「あー、ばれちゃったというか、ドヴェルグさん?なんでばらすんですか?」
「いや、本人が知らぬうちに色々言われてるのがなんともな…」
「あ、会長が来たわよ」
ん、アリーシャ?
「ドヴェルグさん、ギルティ!」
「ちょ、待て!俺が悪いのか?というか、掲示板に本人非公式のファンクラブも不味いだろう!」
「ドヴェルグさん、その話あとで詳しく聞かせてください」
「「「「「ひっ!!!!」」」」」
近くにいた人たちが全員固まる。
「とりあえず、会長は誰ですか?」
にっこり
「「「あ、アリーシャです」」」
「アリーシャ、おいで」
「はい」
この光景を見た人たちはのちにこう語る。「カーマは怒らせてはいけない」と。
「みゃあああああああ!ごめんなさーああああい!」
「とりあえず、私が今度見るけど、変な書き込みがあったらわかってるよね?」
「今度のお仕置きはなに?」
「え?おやつ1か月なし」
「ふぇ。私がそいつらつぶして回るからそれだけは勘弁を!」
「よろしい。ちなみにほかにこの中に会員は居るの?」
「たくさんいます」
「ぼくは掲示板見ないからわからないや」
「わ、私は見てるだけで書き込みとかはしてない!」
クラフトさんとアテナさんはセーフ。他はアウトかな?
「あ、ドヴェルグさんはセーフかな?有用な情報ありがとうございます」
「お、おう、ちなみに民度はすごく高いが嬢ちゃんのプライバシーは図書館にいるときと錬金術師のところにいるときだけだな」
「ほう、というか、書き込んでるのってアリーシャ達ってことですか?」
「いや、監視員と変なやつらを近づけない親衛隊だな」
「なんですかそれ?」
「いや、掲示板を見ればわかるが、名誉会員Noを持つやつらは基本的に嬢ちゃんに危害を加えようとするやつらを排除してる」
「でも、行動を書き込む筆頭なのでは?」
「そうね、筆頭であることは間違いないわ」
クラフトさんがのほほんと指摘すると、アテナさんが頷く。
「とりあえず、名誉会員はどうしてやろうかしら」にっこり
ゴロゴロゴロゴロピシャピシャドカーン!
避雷針のおかげでとりあえずのダメージは発生することがなくなったので、生産活動などを主に過ごしていた。
名誉会員はイベントが終わったら、ギルドの訓練部屋で教育的指導が決定しているので一部ガクブルしてるけど知らない。
雷雨の状態の現在お昼なので久々に本気を出そうと思い、材料を見てみる。
うん、牛の魔物が居たようなので、骨がある!肉もあるので、ブイヨンから作りましょう。
まずは、たくさんの水で肉と骨を茹でます。
今回は反応促進を使いながら、灰汁を取り除きます。
これをしないとやばいことになる。
で、だいぶ取れて来たら、野菜各種を入れ込む。
弱火でじっくり煮込む。ここでも反応促進で灰汁を取りながらですとも。
最後にできたブイヨンを濾したら完成!
いや、ここで終わらないですけどね?
そして、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、牛肉を弱火でじっくり煮込みます。
牛肉はあらかじめ焼いておいたものです。
少し、灰汁が出ているので、すくって終わりですかね。
肉は何でもいいんですけど、ポトフ完成です。
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ポトフ 品質 80 B
時間をかけてじっくり作られたポトフ
効果:STR5%上昇 AGI5%上昇
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「やべえ、これはやべえ」
「え?これ何人分あるかな?」
近くで先輩二人が何か言ってますが、この二人も食べる権利はありません。
「どうせ、食べられないんですから気にしても無駄ですよ?」
「「ごめんなさい!食べさせてください!」」
二人そろって土下座してます。今日の私は非情ですから…
「反省してください」
「はい、ドヴェルグさんはどうぞ」
「お、おう、ありがとう」
周りで土下座してる人たちが何人かいますが知りません。
「あ、ダンゾウさんもどうぞ」
「すまないな」
忍者が一人土下座してます。この人もどうやら会員のようです。
「デュラムさんもどうぞ」
「う、うん、ありがとうね」
周りの人たちに配っていきます。みんな素材を代わりにくれますね。
アリーシャの胃袋はすでにつかんでるから、すぐにできる仕返しはこれですよ。ふふふ。
あと、けっこー作ったけど、周りの人たちにも配ろう。
「お二人ともどうぞ」
「あ、ありがとうね」「ありがと、って、これバフ料理じゃん」
「そうですよ、まあ、手間をかけるとバフが付きやすいようです」
「確か、料理組が言ってたわね、レシピ再現のやつを自分で手順通りにやるとバフがつくって」
「まあ、おいしくできたと思うんで、召し上がってください」
クラフトさんとアテナさんから離れて、アインスさんたちのところに行く。
「アインスさんたち、お食事済ませました?」
「いや、まだだよ、って後ろの人たちどうしたの?」
「お仕置き中です」にっこり
「う、うん。ところで、どうしたんだい?」
「あ、お昼作りすぎちゃって如何ですか?」
「もらえるなら、ぜひ。あ、お金はないから素材でいいかい?」
「はい、お願いします。食材だと更にうれしいです」
「あ、それなら、セットあげたら?私たちいらないし」
ヴァーミリオンさんがうれしいことを言ってくれる。やったね!
「そうね、私もそれでいいと思う」
「カーマちゃんがそろってないのってあと何?」
アノニマスさんとシャインさんも同意している。
「えーと、AとDですね」
「お、ちょうどあるから2つとも上げるよ」
「ありがとうございます。これがポトフ4人分です」
「おお、ありがとう…は?」
「え?違うの渡しました?」
「いや、ちょっと待って…みんなもこれ見て」
「うん、おいしそうなポト…」
「ポトフよ…ね…」
「カーマちゃんの手作りだからって何言ってんの…よ」
皆が固まってる。ポトフを渡していることは分かっているけど。
「うーん?バフの2重掛け?ん?これって初じゃないかな?」
「私も聞いたことないわ」
「うーん、たまにあったんですけど、条件は分からないんですよね。多分材料と手間が関係してますけど」
「うーん、検証がいるだろうけど、この情報は知ってる人はいるのかい?」
「このイベントで最初から最後まで作ったのは今回が初めてですねー。いつものメンバーは知ってますね」
「うーん、これは秘密にしとくね…じゃないと、へんなやつらが群がるし」
「お願いします…ほかの生産職となかなか関わらないので、みんなとっくに作ってると思ってました」
「バフもようやくつくようになったのがほとんどの中で二重バフは少し不味いね」
「これ、ボス戦前に食べたいわね」
「秘密にしてくれるなら、ボス戦前に大量生産してもいいんですけどね」
「うーん、厳しいから他には配らないほうが良いよ」
「なら、残りはどうしようかな?」
「取っておいてボス戦前にまた、僕たちにくれないかい?」
「いいですよ。これくらいなら魔快水と材料あれば大量に作れますからね」
「ありがとう。でも、困ったわね…これあの2つだけで足りる?」
「いや、これの価値を考えるとやばいわよね?」
「というか、イベント終わってボス戦前に欲しいくらいよ」
女性陣3人が何か話してるけど、別に材料は全部現地調達品だ。
「別に今回は現地調達品なんで気にしなくていいですよ」
「そういうわけにはいかないよ」
「攻略組はこぞって買いに来るレベルよ」
「うーん、ならおいしい食材手に入れたらください。それで料理作りたいんで」
「それくらいなら、お安い御用だよ。基本食材アイテムは売ってるしね」
「料理スキル持ちが少ないせいか、安価なアイテムが多いしね」
「携帯食料よりマシな持ち運び簡単食料開発してほしい」
「こら、ヴァーミリオン!何言ってるのよ」
「んー、ジャーキーとかいいですね」
「あれはお手軽に食べられるけど、お酒がほしくなるよ」
「私未成年なんでわからないですけど、お肉があれば作ってみたいですね」
ヴァーミリオンさんと話が進んでいく。
「こらこら、そこまでにしときなさい。でも、作るのなら色々手伝うから教えてくれ」
「お願いします。イベント終わったら試作してみますね」
「わーい!あとはお酒をゲットしとこ」
「私もジャーキーは好物だし食べたいな」
ぼそっとアノニマスさんが言ってます。
「とりあえず、これは召し上がってくださいね。じゃあ、私は戻りますね」
早速、料理セットABCDEを統合しなきゃね。
お昼を食べて、だいぶ嵐も弱まってきたのだが、もう少し待ってから判断することになったので、ABCDEを統合することに決めた。
マンダリン先輩とウィロー先輩やほかの料理プレイヤーも2,3人いる。
「じゃ、統合しますね」
|統合しますか|というウインドが出たので、YESを選択する。
「おー、宝箱だー」
「早く開けて、開けて」
皆もせかすのでオープンしましょう!
「じゃ、開きまーす」
中を開けると入っていたのは…料理キットとスキルチケット?
うーん、中級生産キットの中の料理の内容は焼くためのコンロ、鍋やフライパンなどが各種ある。
初級は野外炊飯セットなのが、中級で一般家庭の台所ってところになった。
まあ、レンジとか冷蔵庫はないけどね?
それが今回のキットは石窯ができました。野外でピザやパンが焼けます。
後は、食材収納庫と発酵樽、醸造樽ですね。これは、おいしいですね。
スキルチケットはなんと【料理EX】という【料理】に派生スキルができるというものだ。
出来るのはもちろん発酵というスキルのようだ。もちろん使いました。EXになりました。
これは戻ってからわっしょいですね。
イベント終了までにほかの物も集めていきたいですね。
でも、運営シリーズは倒せないしなー。
もしかしたら、ポイント報酬とかにあるかもしれないからそれに期待しよう!
後は、交換だねと言うことを話し合った。
そんな感じで料理プレイヤーたちは各地に散らばっていった。
一部のプレイヤーはトレードでダブったものとかを交換してたけど、私はダブりがなかったので、とりあえず保留することにした。
素材シリーズの中の物はランダムだが、スキルは開けた人のスキルに依存するのではないかとのことらしい。
私は生産系がほしいので、素材系を最悪交換するつもりだ。
雨は夕方近くになりやんだが、今は交換祭りもあるし、今言っても夜になってしまうので、アガトダイモンの毒は明日ということになってしまった。
よーし、早速、パンでも焼こうかな!
…小麦粉ないやん…
早速、私の挑戦は幕を閉じました。
ほとんど、採取も行ってないので、生産することもなく、そのまま夜も更けてきたので、寝ることにしました。
おやすみなさい。また、明日だね。
カーマ(人間) 職業:人形師 Lv11
装備スキル(22) SP:40
【人形】20
【降霊】4
【念動】24
【水魔法】16
【光魔法】(20) 18
【闇魔法】17
【無魔法】20
【魔術技能】4
【鍛冶】26
【裁縫】22
【木工】15
【錬成】6
【調理】25
【採取】4
【採掘】5
【逸失知識】9
【鑑定】 20
【サバイバル】5
【STR強化】21
【INT強化】33
【DEX強化】19
控えスキル
【聖魔法】(20)
【神聖魔法】(20)
【釣り】1
【伐採】2
HP:208 MP:445(-300) STR:48+30 VIT:28+30 INT:61+100 MIN:28+100 AGI:28+40 DEX:41+20
称号
理に抗う者
老錬金術師の直弟子
天使を降臨させし者
ビックホーンシーパーの初回討伐者




