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第二話 スキルを組もう(1)

亜里沙から得た招待枠で購入したフルダイブギアが届いたらしい。親から連絡が入っていた。ちょっとワクワクして授業に身が入らない。

「・・・・大山ああああ!!!!!!!!聞いてるか?!」

「ふぁあああああ????!!!!先生なんですか!!?びっくりするじゃないですか?」

「こっちがびっくりするわ!上の空でいるわ、いきなり叫びだすわ、、、集中しろ」

「すみませんー…」

ぼけー

「おい、言ったそばからその態度はどういうことだ?」

「は!いかんいかん」

クラスメートがクスクス笑っている。というか私よりもぐっすり睡眠学習してる人注意してよ、、、

「よし、大山、罰として56ページの3行目から読め」

そうして、日常は過ぎてゆく。


はい!放課後になりました。私は運動部は基本的に設備等の問題によって厳しい部活が多いので、趣味もかねて料理部である。亜里沙はテニス部で、授業が終わって速攻で消えていった。週に1度各自の希望を調整した上で部長らが料理を決めていく。私たち1年生は料理が比較的できる組と初心者組に分かれている。ちなみに、なんでそんな話をするのかと言うと今日は料理部の部活日だ。早く帰りたい。

「今日は1年生たちも入って3か月経ったし、少し難しい調理法とかも挑戦していこうかなー、という話が出たので…シチューを作ります!」

「橘部長!もしかして、ルーなしですか?」

「もちろんよ!なしでも意外と作れるから簡単よ」

部員数はだいたい20人そこらで4つの班に分かれる。大体学年のバランスを考慮して、1年生は経験の有無で別れている。私は経験ありの組だ。

「お、今日は大山さんがいるのかラッキー!」

「いや、ちゃんと働いてくださいよ、柳田先輩」

「もちろん、でも味付けはまかせるよ?大山さんは期待のルーキーなんだから!」

「私、今日は役立たないですよ、ゲームのギアが届いたから早く作って早く帰りたいんですから」

「ん?それって、週末に開始されるフルダイブのやつ?」

「そうなんですよー、亜里沙からの招待枠で買えたんですよー」

「へー、私はもう先週末に購入してスキル組終わってるわよ」

「へ?柳田先輩も買ったんですか?」

「もちのろん!私もゲーム好きだからね!」

「柳田先輩、いいなー、私予約応募抽選落ちたんですよー」

「僕もですよー、クラスメートは当たったて人いましたけどね」

二年生の真田先輩と十文字先輩は外れたのかー。人気だもんねー。

「柳田先輩、どんなスキル組んだんですか?」

「私は戦うコックさんを目指して、料理系の生産スキルと剣術とかの前衛スキルだね」

「材料は自分で狩って、料理するんですね」

「大山さんは?」

「私はとりあえず、生産職系メインになりそうですね、あとは遠距離で魔法スキルをあまりで組もうかなと」

そうなのだ、このゲームスキルがかなりの数あるのだ、そのスキルが成長すると使用武器やスキルの組み合わせによって二次スキルや複合スキルができたりするので、組み合わせも豊富ときた。装備スキルは上限があるが、控えスキルもあるので戦闘と生産両方する人にも便利なのだ。まあ、最初は初期装備スキルは15個と決まっている。上限解放は称号などで変化するらしいけど、そこはβテスターもちゃんと検証できていない。楽しみではある。

「そっかー、もし時間の都合とか合えば、一緒にプレイしようね、どうせ料理スキル取るでしょ?」

「もちろんですよー、まあ、レベル上げてから取るつもりなんで、すぐには無理ですけど、もしものために車いすとか作れそうなスキルから取ってレベル上げですね」

「あー、歩けるかわからんからねー、でも、自分で移動は大変そうだよね?」

「そこは、念力スキルを取得します!自分で押さずに、更にガンガンレベルアップ!」

「絶対、目立つねー」

「ですよねー、そこは諦めます…」

「C班のみんなどんな感じ?」

「あ、部長…」

一応、しゃべりながら野菜を切ったり準備は進めているが、少し遅いか?

「大山さんがいると、進捗速いわねー、しかし、レベル差が浮き彫りになっている…担当野菜で大きさ違うわね?」

あ、進捗速いんだ。でも、少し真面目にしよう。作るならおいしくがいいもんね。

「柳田さんもしっかり教えてよ?まあ、C班は今日は心配いらないけど」

ちょくちょく、野菜の大きさをそろえていく。よし、大きさはそろったな。次はホワイトソース作らなきゃ。

「あれ?野菜の大きさがそろってる?私たちが会話してる間に何が?」

「部長、大山さんがまた、やりました」

「あー、手際が良すぎていつの間にか終わるパターンか…大山さん皆にも手伝ってもらうのよ?」

「もちろんですよ、部長、さ、みんな次はメインを作るよー」

部長は柳田先輩に一言言ってから自分の班に戻っていった。

「大山さんはメインを任せるから、十文字君はブロッコリー茹でといて、真田さんは一年と鶏肉と野菜の炒め作って、大山さんと3年は牛乳と小麦粉混ぜて、最後の味付けねー」

こっそり、一年に混じろうとこっそり移動する。キコキコ…

「大山さんはこっちだよ?」

3年生に囲まれて連行される。車いすだから抵抗できません。シクシク。

「まずはオリーブオイルを温めて―、次に鶏肉炒めるんだ、ある程度鶏肉炒めたら、ブロッコリー以外を入れていって、全体にオイルが行き渡ったらお湯を全体がつかるまで入れて野菜を茹でていくよー」

真田先輩の声が聞こえる。なんで私は3年生に囲まれてなきゃいかんのだ。しかも、柳田先輩は全体の進捗を見ながら、もう一人の3年生は牛乳と小麦粉を玉にならないように混ぜている。私?味付け係だとよ。

「せんぱーい、もうそろそろ茹でてもいいですかねー?」

「どうなの?大山さん」

「えーと、コンソメはとりあえず、一緒に茹でていいですよ、あとは香辛料は少し待ってください、というか、私がいれますよー」

はい、諦めます。香辛料は―と、香辛料は私が家から持ってきたら、部費で購入してくれるようになった。そんな凝ったつもりないけど、種類も豊富だ。とりあえず、ローレルを千切って少し入れる。あとはナツメグ少々、白ワインを風味のために少し、あとは最後の味付けで調整するかな。

「相変わらず、計量しないでやるわねー」

「いやー、料理って奥深いですよねー」

少ししていい香りが漂い始める。他の班の人たちもいい感じになってるかな?ただ、数名はこちらの鍋をガン見してないか?

「よーし、そろそろ最終調整ですかね?大山せんせいwww?」

「誰が先生ですか!まあ、おいしくしたいですからねー」

塩や胡椒、乾燥パセリなどで味や香りを整えていく。

「巴の料理の匂いがした!!!!」

なぜか亜里沙登場である。

「あんた部活は?」

「え、巴の料理の匂いがしたから飛んできた!それより大事なものはない!」

「部活は?」

「試合形式で今日の分は消化して暇になってました」

「ならいいけど、あとでどうなっても知らないよ?」

「味見したらすぐ戻る」

「そう、じゃ、ほい」

調整したシチューをお椀に入れ、差し出す。

「いただきます…ごちそうさま!おいしいいいいいい!!!!!これで、残りの時間も頑張れる!」

そのまま、走って戻っていく亜里沙。まるで、台風だな。

「亜里沙がすみません」

「いや、大丈夫だけど…家庭科室からテニスコートってどれだけ離れてたっけ?」

「確か、、300メートルぐらいですよね?」

「うん、ここから校庭はさんで対角線上にあるからそれぐらいだね」

あいつの嗅覚大丈夫か?しかも、私の料理の匂いを感じとるだと?どう考えても無理だろ。あ、テニスコートに向かって走ってる亜里沙だ。案の定怒られているようだ。

「さ、こっちも食べようか…」

とりあえず、よそっていく。空になった鍋は水につけてすぐに洗えるようにしている。さて、品評会と行きましょうか。

「とりあえず、各班のを少しずつ食べて、その中で一番を決めるよー」

「「「「「C班で」」」」」

「食べる前からあきらめるな!!!!!」

とりあえず、実食だね。

「A班は、ふむふむ…野菜の味がいきてるねー…B班は…ほー、鶏肉とホワイトソースの絡みが最高だね…D班は…これは!ほー野菜をペーストにしたもの混ぜて小麦粉を減らすことで、まろみはそのまま、味は割合が少し甘いけどおいしいなあ」

一つ一つを軽く品評してどれがいいかを決めていく。自分の班には入れられないから、Dかなー。ていうか、自分が調整した味なんていつも通りだからいいや。他の人が作ったシチューを自分だったらどうするか考えるから最高なんだよなー料理部。

「みんなどの班か決めたかー?決めたら、札上げろー」

「「「「「「「Cで」」」」」」」

「Dでー」

「Aでー」

「Bでー」

C班以外がCに挙げてる気がするが、気のせいにしておいて、私たちの中ではDが多いかな?ちょっと冒険してるからオーソドックスなAとBも少しいるけどね。

「大山さんは、、、Dかー」

「柳田先輩もじゃないですかー、というか、ほかの班が意味わからないですね」

「え?本気で言ってる?私も自分の班挙げれたらCだよ?」

「ははは、ご冗談を…正直自分の班も入れてもDが一番ですよ」

「大山さんは少し、自分の味を過小評価しすぎでは…」

「ん?柳田先輩何か言いました?」

「いや、独り言だから気にしないで」

「はあ、まあ、とりあえず、片付けですかね?」

なんか、柳田先輩に部長とか周りが同意してたけど、何を言っていたのだろう?

「そうだね、大山さん、スキルで料理とってね?そして、私にたくさん食べさせて」

「「「「柳田先輩、それはずるいですよ!!!!」」」」

部員の何人かが騒いでいる。予約抽選応募しなきゃとか、来月の小遣いは全てLP World行きだなとか、みんなもするのかなー?意外とゲーム好き多いからなーうちの料理部。

「とりあえず、ゲームでどう動けるかによるんで、待ってもらうことにはなりますよ?」

「それは重々承知よ、ちなみにカエデと一緒にやるから料理買いに来てね」

「え?部長も何ですか?」

「そうよ、私はそこまで、戦うコックになるつもりはないけど、料理中心になるかなー、まああっちでも大山さんの料理食べれるならよろこんで協力するわ」

「なんか、ありがとうございます」

「まあ、あっちで会ったらよろしくね?」

「はい、こちらこそ」

「片づけ終わったし、今日はもう解散かな?よし、あとは、戸締り確認したら各自速やかに帰るのよー」

「「「「「「「はーい」」」」」」

よし、私も帰る準備しよう。亜里沙はいつ終わるかなー。家も近いからいっつも送ってもらってるから、感謝しかないんだけど。

「巴―、終わったー?」

「あ、亜里沙、こっちはちょうど終わったところだよー、帰ろっかー」

そして二人帰路に就く。


あれ?スキル組む話までいけなかった

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