第二十八話 サバイバル~3日目と村探索~
もしかしたら、ステータス表記変える可能性あり
朝になり、朝食をとり、消耗品の補充を行った。
とりあえず、70人規模全員で行くのもアレなので、20人、25人、25人のグループに分けられた。
20人は全体的に戦闘職のグループでアインスさんがリーダーで、護衛を担っている。
1つ目の25人は村の探索チームでケン・ショーさんがリーダーで、採取・探索を担う。
残りの班は遊撃チームでドヴェルグさんがリーダーになってた。人数を分けて戦闘か探索かを行う。
一度、テントは撤去して、最悪拠点の場所を変更するようだ。
「とりあえず、村に行こう。案内はハンゾウとダンゾウが頼むぞ」
「了解でござる」「了解した」
二人は先導しているが、帰り際に木に目印をしているので、あまり迷う心配はないらしい。
だいたい、お昼前に村に着くことはできた。
ここで、意外なことが判明した。
運営シリーズはこちらから攻撃しなければ、いつか逃げていくAIが積まれているということだ。
というか、人数が多いからか大型のモンスターの襲来はあったけど、小型モンスターはほぼ出てこなかった。
「やはり、運営シリーズは何かあるのだろうな」
「北のやつが胡散臭く感じますね」
「とりあえず、昼飯食べたら探索だな」
各自警戒しながら、昼食を食べていった。
「では、探索をお願いします」
「そちらも、周辺警戒をたのんだ」
アインスさんたちはパーティを分割し、警戒を行っていくようだ。
ドヴェルグさんたちのも15人は戦闘班に回している。
残りで、村の探索だ。村自体は石造りの家の跡が20件くらい点在している。
その中でもひときわ大きい家があるので、私たちが調べることにした。
他は、2,3人ずつで家を探索する。
「この家は集会所みたいなものだったのかな?」
アリーシャが言うのは宴会場みたいな広さの部屋を言っているのだろう。
それ以外にも、10部屋ほどの部屋があったので、二人ずつで回ることになった。
私は3人で1人扱いということですね、はい。
「なんか、広い部屋は村のみんなで会議して、小さいところは偉い人の部屋とかになるのかな?」
「そのような感じがしますね」
「この部屋もほかの家ぐらいの大きさあるもんねー」
「とりあえず、地図がありそうなのがこの家だからしっかり探索しよう」
一部屋一部屋が意外に広く、石造りの家具や壁が掘られていて棚の役割を持つところには物が置いていた。木の箱みたいなものがあるので、中身を確認しなきゃいけないので意外と時間がかかる。
しかも、中身も古くて全然読めなかったり、がらくたが入っているときもあるので面倒くさい。
「見つからないねー」
「何もないですね」
「すぐに見つかっても、つまらないよね」
そんなこんなで、探索を続けていく。
「この部屋は何もなさそうですね」
「うーん、じゃ、次の部屋探してみようか」
部屋の中にはそれらしいものがなかったので、次の部屋の探索を行う。
「ここが終わったら、大きい部屋見てみようか」
「そうしましょう」「わかったー」
「お、ここはカーマがみてんのか」
「あ、不知火さん、ツクヨミさん。そっちはどうでした?」
「まったく何もなかったわ。他の部屋もみんなが見てるから大きい部屋でも見てくるわね」
「終わり次第合流しますね」
「了解」「よろしくね」
二人と別れて先ほどと同じように部屋を物色する。
「うーん、さっきと同じかな?」
「みんなー、地図あったよー!」
アリーシャの叫ぶ声が聞こえた。みんなもそっちに行ったので、私も行ってみる。
「これがこの島の地図か」
「で、なんか、表示が出ましたけど、どうしますか?」
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島の地図が発見されました。
島のプレイヤーにマップを共有しますか?
YES / NO
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「これは当然YESだろう」
ケン・ショーさんがYESを選択するように、アリーシャに伝える。
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||島の地図が公開されました。ステータス画面から表示できます。||
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村の方面から多くの声が聞こえる。公開された地図について歓声が上がっているのだろう。
「ちなみに、どこにあったの?」
「それは僕の秘められた才能が隠されし部屋を見つけたのさ!」
「えっと、単純にほかの部屋よりなんか狭く感じたから、壁を探してたら隠し部屋があったの」
「地図を見つけましたけど、どうします?」
「ほかの部屋の探索も途中だろうし、終わり次第他と合流しよう」
皆が自分の担当部屋に戻っていく。
私たちも探索の続きを行う。
「はー、隠し部屋か、ま、ここは部屋の広さも変わらないから箱に何もなかったら、何もないだろうね」
「もしかしたら、何か見つかるかもしれないですよ」
「そうだね、諦めたら終わりだもんね」
探索を続けていると、コマチが何かを見つけたようだ。
「マスター、この机の裏に何か書いてるよ」
「ん?机の裏?」
机の裏を覗いてみると何か、文字が書いている。
「えーと、素材A、B、Cを砕き、混ぜ合わせることで王を倒す術を得た」
うーん、王を倒す術ねー、これ、ヒントだよね?
「コマチ、前の部屋の机も見た?」
「んーん、見てない」
「じゃ、見に行ってみようか」
机の裏を見に行く。
「ん?すべての力で作られたものを混ぜ合わせるは魔術の力なり」
「どういう意味ー?」
「わかんない、他の部屋も見ないとだめかもね」
「カーマさん、どうしたでござるか?」
「あ、ハンゾウさんとダンゾウさん、机の下に何かのレシピ見たいのが書かれているんですよ」
「この部屋は手法みたいなものが書かれているんですけどね」
「本当だな、これはほかの部屋の机も調べてみたほうがよさそうだ」
「拙者も見てくるでござる、皆の衆~、机の裏にヒントがあるでござるよ~」
ハンゾウさんがみんなに伝えに行く。
「うーん、これはレシピはレシピだね」
「とりあえず、レシピが5つと最後はそれを合わせる手法ってところかな?」
「それぞれ、木工、鍛冶、裁縫、料理、調薬のレシピね」
「多分混ぜ合わせるのが、錬金になるってわけだね」
「三つの素材も何かがわからないから考えないとね」
「探索自体はこれで、終わりかな?」
「この家はこれ以上何もなさそうだな」
「うん、じゃ、合流しようか」
合流して、それぞれの発見を伝えていく。
各家にはいくばくかの素材があったらしいが、レシピの材料だった。
ちなみにほとんどは村の周辺で採取できたものなので、確保できている。
戦闘職組は素材確保と食料の確保が主な任務になっていた。
運営シリーズは3回ほど遭遇したが、戦闘はせずにあちらは逃げたようだ。
地図を共有しているので、素材のレシピで作れるものがある人達はこの村を拠点に生産活動をすることにした。
石碑の位置は行った人物の地図にしか点が表示されないようだが、位置は照らし合わせることで大体の十字位置が特定できた。
そのため、興味がある人達で行くことになった。
生産職と護衛としての戦闘職が村に残った。
戦える生産職も多いので、そこまで気にする必要はなさそうだが、30人近くは残っている。
私たちは十字位置をとりあえず、目指すことにした。
ちなみに私は最後の錬金をしないといけないのだが、今は何も完成品がないので、ダンジョンに行くことにした。
ま、この島だけで3人の錬金持ちが居るので、大丈夫かな?
でも、3人とも十字位置に行きます。
変化なし




