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第十九話 鉱石求めて山へと向かおう

皆さま、毎度ありがとうございます。

指摘や感想、誤字脱字報告、とても助かっています。昨日は眠気のあまり変なことをしていたようで、同じところの誤字報告が大量にありました。すみません。

いくつか、話の進行上話していないものや単純に忘れている部分もあるので、そこは、後日保管したりしていきたいと思います。

あと、作者が思い描く、カーマ(巴)とアリーシャ(亜里沙)の絵を描いてみました。下手なのは分かっている。そこは指摘しないでもらいたい。次のページに張り付けてみるので、見てください。

お昼も食べて、再度ログインする。サバイバルイベントではテントを準備しようと考えているので、それの骨組み用に鉱石を取りに行きたい。アリーシャ達は武器や防具の材料になるとのことで、一行は山に向かった。

「うーん、やっぱり後衛の攻撃職がいると違うねー」

「ツクヨミさんは支援だもんねー」

「前衛攻撃が二人で、私が後方支援で少しバランスが悪いですけどね」

「アリーシャとアンちゃんが攻撃して、スヴェルさんが後方を防御と【投擲】で支援、とりあえず簡単には負けないね」

「そんなフラグみたいなこと言わないでよ、フィールドボスだっているんだから」

「その時になったら、アンちゃん、コマチ全力で逃げよう」

「マスター、戦わないんですね」

「だって、みんなレベル高いのに私だけ低いんだよ、それにまだ倒したとか聞かないし」

「うん、まだ倒したやつは居ないねー、目撃報告もバラバラだから、トリガーがあるんだろうね」

「ボスの情報ってどんなのがあるんですか?」

「次のエリアに行くためのエリアボスとさっき言った徘徊型のフィールドボスだな、ここいらはまだ出ないらしいけど、エリアボスは東西南北それぞれに配置されてる感じだな」

「北がロックタートン、亀だね、硬いのなんのって話だよ」

「西がウルファール、ウルファの上位個体だな、早くなってるみたいだな」

「南がサボカム、動くサボテンだ、遠近両方いけるみたいですね」

「東がカルクロ盗賊団、だいたい20から30人くらいの盗賊です」

「えらく、タイプがバラバラだね、東が一番難しいかな?」

「そうだね、ほかは対策立てやすいけど、東が一番いろいろ準備しないといけないね」

このカルクロ盗賊団は一番やっかいで、盗賊団の下っ端が20から30人規模で襲ってくるのだ。しかも、武器の傾向もランダムとやらしいのだ。一人リーダーっぽいのがいてそれを倒さないと下っ端は強化されている状態になる。

「今は、東以外で情報や対策を立ててる感じですね」

「イベント終わったら解放されそうだね」

「そうだね、今はイベント準備に奔走してる人が多いしね」

「掲示板の情報のせいだね」

「誰のせいだろうな?」

「私は知らないよ、ケン・ショーさんのせいだよ」

「うわ、情報見つけたやつが責任転嫁したよ」

「だって、私はケン・ショーさんに捕まっただけだし」

「その人物曰く、飛んで火にいる夏の虫みたいだったと言ってたぞ?」

「違うもん、デュラムさんみたいないかにも農家してますって歩いて宣伝してたら、ハーブ類を育ててほしいって頼みたくなったんだもん、そこにケン・ショーさんが居ただけだもん」

「あ、すねた」

「マスター、あそこに岩塩の塊があるんで採掘していいですか?」

「え!?コマチ本当?確保しよう!」

「わかりました、マスター」

「機嫌直るのはやっ!」

「掲示板なんかよりも料理が重要だい!コマチ、アンちゃん、行くよ!」

「まったく、マスターは…コマチさん、敵がいるか確認しながら行くので、みんなと離れてはだめですよ」

「はい、わかりました」

「待て、敵だ!」

ウルファの群れが何かに追われている。山が近くになってきて別の魔物が出てくるようになったのかな?

「おいおい、まじかよ」

「不知火さん、あれって」

「フィールドボスだな」

「ですよねー」

後ろで不知火さんとアリーシャが悲愴に満ちた声音で話している。フィールドボス!?でも、岩塩が!

「マスター、下がりますよ!岩塩は諦めてください!」

「うう、目の前にあるのに届かないとは」

「まだ、こっちは範囲に入ってないはずだが、あまり派手な音は立てないで逃げるぞ」

「わかった」

「「「わかりました」」」

不知火さんの指示にみな従い、ゆっくりと逃げる。


「あれが、フィールドボス、名前はビックホーンシーパーだ」

「なんで、ウルファを襲ってるんだろう?」

「わからないわね、でも、あの角で突進されたら痛そう」

「あ、1匹吹っ飛ばされてる」

「あ、もう1匹も」

5匹の群れだったのが、残り3、いや2匹に減った。止まらずにそのままガンガン吹っ飛ばしている。

「うーん、あの突進をなんとかすればいいんですかね?」

「そうだね、あのヒツジは突進以外はまだ攻撃方法がわからないというか、みんな突っ込まれて終わったらしいから」

「嫌な予感がするんですけど」

「私もだ」

最後の一匹のウルファがこちらにホームランよろしく吹っ飛んできた。ちなみに、ビックホーンシーパーも吹っ飛ばすときにこちらを見たのか、ガン見している。

「来ますね」

「来るね」

「コマチ、あの突進から逃げられる?」

「微妙ですね、というか、その間にほかの皆さんが犠牲になりますよ」

「じゃ、やるしかないね」

「みんな、覚悟はいいか?」

「最悪、スヴェルさんは逃げてください」

「いえ、私は護衛ですから、逃げませんよ」

「でも…」

「大丈夫ですよ、皆さんは私が守ります、攻撃は皆さん任せになりますが」

「とりあえず、突進を避けつつ、攻撃だね」

「私とアンちゃんが魔法で、不知火さんとアリーシャは隙を見て攻撃してください」

「私とスヴェルさんは皆に防御支援を中心にしましょう」

「じゃ、とりあえず、散開!」

大まかな作戦を決め、散開する。あんまり戦闘も慣れてないのにボスとか、あんまりだ―!


ビックホーンシーパーはアリーシャと不知火さん目掛けて突進を繰り返している。時折、アンちゃんに攻撃が行くが、空中にいるため突進は意味をなさない。

私はこっちにターゲットが来ないように弱い魔法や【無魔法】のランスで攻撃している。【無魔法】の利点は属性がないことだと思っていたが、実際は攻撃がばれにくいということにあったようだ。というか、見えない槍にどう対応するんだよ。

しかも、ランスが当たるとその方角を見るようで、そこに隙ができる。誰かが居たら問答無用で突っ込んでくるけどね?それこそアンちゃんをそこに配置してランスを打つとアンちゃんに突っ込んでいく。アンちゃんは飛んでおしまいだ。この作戦とスヴェルさんの防御、ツクヨミさんの回復で特に目立ったダメージはない。

「ベェエエエエエ!!!!」

「なんだ!?」

「うえ、動けない!?」

「もしかして、行動阻害?」

「やばい、こっち来たら、まともにダメージ食らう!」

「ランス!」

とりあえず、誰も居ない方向からランスを放つ。

「ベェエエ!」

え?こっち向いた?

「もしかして、HPが一定以下で行動変化!?」

「やばい、カーマちゃん逃げて!」

しかし、避けられるほどの距離ではないのは明白だ。ビックホーンシーパーの角が迫る。


ガキィィン!!!

カーマはダメージに備えて目をつむってしまった。衝撃が体を走る。

「マスター、大丈夫ですか?」

のんきな声でコマチが聞いてくる。大丈夫じゃないと思うけど、と答えようとして、死んでいないことに気付く。

「え?」

目の前にはビックホーンシーパーが居る。しかし、その行動は止められている。コマチによって。

「マスター、ビックホーンシーパーは止めておくので、今のうちにみんなで攻撃してください!」


そもそも、コマチの体は全身金属で出来ている。本来の人間であれば、STRがそれ以上に無いと車いす型でも動かすことはできないのだ。それを自前のSTRと人形ということで動かせているだけである。

普通に考えて、金属の塊に突っ込んで吹っ飛ばすなど無理である。しかも、STRが高いためにビックホーンシーパーは動くことすらできていない。

「いまだ、みんな攻撃を叩き込め!」

それぞれが、思い思いの最大火力の攻撃を叩き込む。アンちゃんはMPの関係で【光魔法】だけどね。

「メ、メエェェェ」

あ、最後は普通のヒツジの声?そのまま、力尽きて倒れる。


||フィールドボス:ビックホーンシーパーが討伐されました。初回討伐パーティーには称号が送られます。||

|職業レベルが上がりました。SPを4獲得しました。【人形】、【念動】、【水魔法】、【光魔法】、【闇魔法】、【無魔法】、【魔術技能】、【サバイバル】、【STR強化】、【INT強化】がレベルアップしました。アーツ:人形召喚、ダークバインドを覚えました。称号:ビックホーンシーパー初回討伐者の称号を獲得しました。|

うわー、レベルが一気に上がったよ。経験値がすごい奴なんだね。魔法ばっか撃ってたから、魔法がガンガン上がってる。しかも、人形側の経験値もかなり入ったんだね。【STR強化】とかコマチ側のあれだろうしな。

「みんな、おつかれー、もう戦いたくねー」

「ですね、というか、称号手に入りましたね」

「確認しようか」


ビックホーンシーパー初回討伐者

ビックホーンシーパーを初めて討伐した者に与えられる称号。不意の戦いにおいても勇敢に戦う者たちの称号。

#スキル枠が1枠増える。ギルドにおける信頼度が上昇する。

「おー、スキル枠拡張ですか」

「装備確定だな」

「そうですね、これはいい称号ですね」

「情報が流れたら、ボス狩りが始まりそうですね」

「でも、勝てるかは別だな」

「だね」

「そういえば、アイテムは?」

「皆様のアイテムの中に入ってますよ」

「え?そうなの?」

「ボスドロップはその性質上何度も挑戦できるとも限りません。そのため、ボスに限り自動でランダムドロップが自動分配されます」

「じゃ、さっそく確認しよう」

それぞれがアイテムを確認して何がドロップしたかを確認していく。それが以下の通りだ。


|天然高級ウール 品質 80 B|

|限られたシーパーからしか得られない天然の高級ウール。衣服に使用することで高い防御力が得られる。|


|ビックホーンシーパーの勇角 品質 95 A|

|ビックホーンシーパーの中でも優れた個体が持つ角。槍に用いることで高い攻撃力を誇る。|


|シーパーの極上ミルク 品質 90 A|

|シーパーの個体の中でも能力の高い雌から取れるミルク。牛乳と違い濃厚で段違いの味わいを示す。|


|最高級マトン 品質 100 S|

|シーパーから得られるマトンの中でも最高級品質を得たもの。王族ですら垂涎物の品質を誇る。|


|魔石(大) 品質 80 B|

|魔石。用途は様々だが、品質とサイズが大きいもののほうが効果は高くなる|


これらの5個のうち、魔石とウールは全員確定ドロップのようだ。あとは、ランダムに個得られるようだ。私はミルクとマトンだ。やったね!品質は少し差はあるが、不知火さんもマトンを得たがSだった。

「なあ、カーマお願いがあるんだが」

「なんですか?」「このウール使って防具作ってくれないか?」

「和服系統でですよね?」

「もちろん、いまだにそこらの皮鎧に身を包むのがそろそろ、きつくなる場合も増えてきてるしな」

「あ、私もお願いしていい?」

「いいですよ、来週のイベントまでに仕上げますね」

「ほかの素材は後で、渡すよ」

「わかりました」

「カーマ、私もこれで防具作れない?」

「うーん、アリーシャの防具って皮鎧系でしょ?」

「そうだよ」

「なら、マントとかどう?」

「いいね、かっこよく作ってね!」

「頑張るよ」

「ありがとねー」

「カーマも装備をどうにかしたほうが良いだろうな」

「うーん、そうですよね、車いすも移動手段なだけで付加はなかったですしね」

「いまだに何の効果もない、旅人の服のままなのもすごいけどね」

「素材も結構買ったので、色々試してみます」

「カーマさん、私もこの角で槍を作ってもらいたいのですが…」

「へ?スヴェルさんも?」

「はい、お願いできないでしょうか?」

「いえ、大丈夫ですけど、もっとすごい物作れる鍛冶師とかいると思いますけど…」

「いえ、カーマさんにお願いしたいのです」

「いいんですか?」

「お願いします」

「わかりました!自分が作れる最高の物を作ってみます!」

「ありがとうございます」



そのまま、回復などを済ませた後に山へと向かう。もちろん、岩塩の回収をしたのは言うまでもない。

「さて、本来の目的を済ませよう!」

「よし、掘るぞ!」

「「「「おー!」」」」

それぞれ、あまり離れないように鉱石を掘り進める。鉄鉱石、鉄鉱石、銅鉱石、銅鉱石、銅鉱石、お、ガーネットの原石だ。それぞれの宝石は魔法との相性があり、装備品にすることで魔法攻撃力が上昇するようだ。研磨したものは高く売れるので、たくさん採っておこう。

|【採取】、【採掘】、【STR強化】、【DEX強化】のレベルが上がりました。|

冒険者の多くは石ころを放置したようで、たまに、石ころじゃなくて、原石が落ちてる。鑑定様様だね。どうやら、【採取】や【採掘】は獲得頻度や品質の上昇に効果がある。そこは、検証班の方々が調べたらしい。サバイバルイベントではこれらもレベルアップが狙えそうだ。

たくさん採れたし、ある程度レベルも上がったので、下山することにする。さすがに、コマチでの山の移動は揺れる。戦闘時の移動は横移動も加わるので、それと比べればマシだし、慣れるだろう。

よーし、町に戻ったら、足りない材料を買い足して、サバイバル準備とみんなの装備を作っていこう!

あ、麓で木材数本刈り取っていこう。

|【採取】、【伐採】のレベルが上がりました。|

カエデの木があり、カエデの樹液も取りました。ハーブ類も種類が増えました。木材も数本取ったので、満足です。


カーマ(人間) 職業:人形師 Lv10

装備スキル(22) SP:38

【人形】20

自立稼働 人形召喚

【降霊】4

【念動】23

同時操作 引力 斥力 短距離転移

【水魔法】(15) 12

アクアボール アクアアロー アクアヒール アクアランス

【光魔法】(20) 15

ライトボール ライトアロー ライトヒール ライトランス 

【闇魔法】15

ダークボール ダークアロー ナイトビジョン ダークバインド

【無魔法】20

ボール アロー コール ランス

【魔術技能】3

精密操作 魔法付与 同時操作 MP消費軽減 MP回復速度上昇 魔術の心得

【鍛冶】25

均一作成 研磨 石材の心得 金属の心得 温度の心得

【裁縫】20

均一作成 糸の心得 布の心得 皮の心得

【木工】15

均一作成 補強 合板作成

【錬成】4

分解 変質 抽出 再構築 乾燥 粉砕 温度操作 一括制作 合成の心得 量産

【調理】25

反応促進 過程短縮 素材の心得 レシピ生産 レシピ化

【採取】3

【採掘】5

【逸失知識】8

【鑑定】 20

植物知識 木材知識 鉱物知識 魔物知識 食物知識

【サバイバル】3

毒物判定 罠

【STR強化】20

【INT強化】33

【DEX強化】18


控えスキル

【聖魔法】(20) 

【神聖魔法】(20)

【釣り】1

【伐採】2

伐採終わったら控えに送りました。


HP:208  MP:445(-300)  STR:48+30  VIT:28+30  INT:61+100  MIN:28+100  AGI:28+40  DEX:40+20

前回のコマチ側からのステータスアップ反映忘れてました。アンちゃんより低いのは魂魄の質の違いです。


称号

理に抗う者

老錬金術師の直弟子

天使を降臨させし者

ビックホーンシーパーの初回討伐者


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