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僕の
声が聞こえる…懐かしいような声…。
声が聞こえる…落ち着くような声…。
声が聞こえる…聞き覚えのある声…。
声が聞こえる…自然と懐かしい声…。
ーーーーーーーーーこの声はーーーーーーーーー
殺す
「………」
「おはようございますベイン様」
「……おはようシエルさん」
「ベイン様にお手紙をとお父さんから預かっております」
「僕に?」
ベッドに腰掛けた状態のまま、僕はシエルから手紙を貰う。丁寧に封筒に入った手紙を取り出し、文面に目を通す。
「……」
「ベイン様、ご支度なさいますか?」
「うん…お願い」
シエルに取ってもらった衣服を羽織り、足早に玄関を出た。
「ベイン様」
シエルからの声を聞き、振り返ると、シエルが僕に一振の剣を差し出す。
「…これは?」
「お父さん曰く、君を試す剣だ…だそうです」
ラウルからの伝言に少し戸惑いながらも、僕は歩みを進めた。




