第17話 ゴーレム娘、戦闘スタイルを検討する
13 ~ 23話を連投中。
2/11(月) 13:40 ~ 17:10くらいまで。(前回実績:12話を3時間半)
word → 貼り付け → プレビュー確認、微調整 → 投稿してますので、時間が掛かります。
申し訳ありません。
ブックマークから最新話へ飛んだ方はご注意ください。
『うーん……こんなにもらって良いものか……』
『くれるって言ってたし、いいんじゃない? 服は着てこそ価値があるものだよ~』
『人形の服なら、飾ってるだけで価値があるはずなんだけど……』
『それはそれ。これはこれ』
『何がそれでこれ!?』
人形工房『フェアリークロス』を出て、ギルドに向かっているところです。
ナツナツは稀に見るルンルン気分。
彼女の髪色に似た、銀色の可愛いドレスだ。
長いスカートを摘まんで、くるくるくるくる楽しそうに廻ってる。
変態さん……シャルド・ホエイルさんはあの服の他にも、数種類の普段着に各属性防御に特化した戦闘服をくれた。
見た目はどれも、気合いの入ったオシャレ着 (ドレスとか) にしか見えないが、高ランク魔獣の素材に由来する十分な防御力を有している。
さらに これだけでなく、私の戦闘服も作ってくれるとのことで、きっちり採寸されてしまった。
さすがに悪いと思って遠慮したが、『キミが強くなって遠くに行ければ、妖精が見つかる可能性が上がるだろう?』と言われてしまえば、断れなかった。
……………………総額がいくらになったのかなんて、怖くて確認でけへん……
気付けば、再び最初の商店街に足を踏み入れていた。
もう日が暮れかけており、屋台のような店が目立つ。
ナツナツ用に確保しておいたお金が浮いたので、ギルドに向かいながら、気になる商品はとりあえず購入しておいた。
夕食が食べられなくなるから、今は食べないけど。
…………いかんな。もうちょっと節約を考えるべきだ。
昼間も『腐らないから』と理由を付けて妙に買い込んでしまったし、どうも久しぶりの買い物に、テンションがおかしな上がり方をしている気がする。
…………
……………………
………………………………
…………………………………………
冒険者ギルドに到着した。
クエストが終わった冒険者達が戻り始めているようで、昼間に比べて明らかに出入りする人数が増えている。
セレスを迎えに行かなきゃならないのだけど、入りたくないな……
そんな逡巡をしていると、後ろから声を掛けられた。
「あれれ~? シランデちゃんじゃない。どしたのこんなところで立ち止まって。今日も働いてく?」
「あ」
声を掛けてきたのは、ギルド飯店のウェイトレスさんだ。グレイス君の未来嫁。
……………………名前知らない。
「えーと……ウェイトレスさん。私の名前はルーシアですよ」
「え? でも、ネームプレートには『シランデ』って書いてあったよね? 嘘は良くないよ~?」
「貴女もあの流れ見てましたよね!? シランデじゃねぇよって流れでしたよね!?」
「忘れちった~♪ てへっ」
「若年性健忘症ですかね」
「興味がなくて」
「おいこら」
ホントに興味がなくても、少しは隠そう。
「それと、私の名前はプリメーラだよ~」
「お気の毒ですが、『グレイス君の未来嫁』で記録したため、更新できません。お諦めください」
「おっとぉ? 叩けば直るかな? ……おら!! おらぁ!!」
「更新いたしましたーーーー!!」
にこにこと笑いながら、ダメージ狙いの打撃が飛んできた。
この人怖い。
「それで、ホントに何してるの? シランデちゃ~ん?」
「名前覚えてくれないと私も覚えませんよ、ウェイトレスさん」
「冗談 冗談。ルーシアちゃん」
「よろしい。そして 簡単なお話ですよ、プリメーラさん。セレスの仕事が終わった頃だから、迎えに来たのです」
「あ~、そうなんだ~。でも、それなら、早く入れば?」
「……………………人が多くて……」
「昨日、ウェイトレスした子が何を……」
それはそれ。これはこれ、なんですよね~。
「私は今まで、人の少ないところで暮らしてましたから、人混みは苦手なんですよ……ウェイトレスの時は、スイッチが切り替わってたというかなんというか……」
「あ~~、分かる~~。時々いるよね、制服を着ると豹変する人」
「そうなんですか?」
「開店前に挨拶したときは、暗~~い顔してボソボソ喋るから、『ホントに給仕なんて出来んの?』って思ってたら、制服を着た途端『いらっしゃいませ~~♪』みたいな」
「…………それは何か、心に闇を抱えているのでは?」
「大丈夫よ。なんか憑いてるだけだから」
どちらにしてもダメなヤツでは……
「まぁ、辞めたヤツのことはどうでも良いのよ。じゃあ、セレスちゃん呼んできてあげようか?」
「いいんですか? お願いしたいです」
「昨日は稼がせてもらったからね~。来週も頼むよ、チミ~♪」
「ははは……まぁ、新人フィーバーしている間は、頑張りますよ……」
ナツナツがテンション上げてる間は、フィーバーも終わらないかもだけど。
プリメーラさんは、ひらひら手を振ってギルドに入っていった。
私は一先ず、入口の端に寄って、セレスを待ちつつ 出入りする冒険者達を眺める。
様々な装備を身に着けた冒険者が、出たり入ったりを繰り返している。
私と同じような普通の服を着ていて荷物も無い人は、Gランク冒険者か依頼人かな。
そこにかばんや簡単な武器を追加すると、EかFランク。
防具をつけ始めると、Dランク。
そして、武器が大型化していくにつれて、BやCランクといったところか。
さすがに、AやSランクはそんなに多くはいないらしいので、このタイミングで見掛けることは無いだろう。多分。
冒険者の武器防具は、大きく重そうに見えても、魔道具の一種なのでそんなには重くない。
まぁ、武器の方は攻撃する瞬間に効果を逆転させて、重量を叩きつけるものも多いけど。
これを魔法無しで使いこなすには、そりゃあ あれだけの筋肉が必要ですよね。
…………あ、変た……シャルドさんの話です。
銀火龍はどうだか知らないけど、普通の火竜でさえ、その高さは人の3倍程。
自身の身の丈程もある武器も必要だ。
…………私はどうしようかな。
魔法がメインとはいえ、逃げ回って魔法を撃つだけでやっていけるほど 冒険者は甘くはないだろうし、なにかしら近接戦闘手段が欲しいところ。
ギルド長とは、格闘戦に持ち込んだけど、格闘が得意なわけじゃない。
一番使い慣れているのは、やはり剣。
ただし、幅広の防御用。用途は盾と変わらない。
ちなみに 盾じゃない理由は、盾が単純に重いのと剣の方が威圧感があるから。
盾だけだと『攻撃手段が無い』と思われて、攻撃に偏重されやすい。
まぁ、それはそれで戦いやすいんだけど。
シャルドさんにも、『武器によって装飾も変わるから、メインをひとつ決めてくれ。…………いや、複数でもいいな』とか言われている。どっちですか。
…………金額が怖いので、なんとかひとつに決めたい。
そんなことを考えながら、出入りする冒険者を眺めていた。
重大剣や剛槍、破城鎚のような大きなものが目立つが、腕の長さ程の片手剣に片手盾、二刀流もいる。
他にはぱっと見 威力の違いが分からない弓や杖を持った魔道士など。
……………………悩む。
「お待たせ~…………どうしたの? 変な顔して」
「変な……」
真面目に悩んでいたらセレスがやって来て、失礼なことを宣いよった。
軽く睨んでやると、視線を逸らして口笛を吹く。
「…………まぁ、いいですけどね。見えない何かが下がるだけですから」
「見えない何かってナニ!?」
「ふふふ……」
「わーーん!! ごめ~~ん!!」
背中に抱きつくセレスを放って、グランディア家へ足を進める。
しばらく騒ぐままに放置し、飽き始めたところで聞いてみた。
「冒険者ランクを上げるに当たって、メインの武器を何にしようかなって思って。セレスは何だったの?」
「私? 私は槍。大きなナックルガードみたいなのを付けてたから、盾の代わりにもなるし。ちなみに父さんは大剣だったわ。ロールとしては楯士だったのに」
「頑丈ですね……」
私との手合わせの時 膝をついてたけど、絶対つかなくても余裕だったよね。
「ルーシアナはアレしないの? アレ」
「アレ?」
なんだろう?
「なんだっけ? 『狂暴コーーホォーー』だっけ」
「こわっ!! 『コーーホォーー』って何!?」
「マスクの隙間から呼気が漏れる音かな?」
「夢に出そう!!」
昔読んだホラー小説を思い出すね。しばらくおじいちゃんと一緒じゃないと寝られなかったよ。
まぁ、言いたいことは分かった。『狂防孤高』のことだ。
「封印って言ったじゃないですか」
「そうだけどさぁ。強いよ?」
「そうかもしれないですけど、そんなことしてたら、準備が間に合う前に捕まりますわ」
その前に、魔獣扱いで討伐かもしらん。
「まぁ でも、全身アレしなくてもいいんじゃない? 片腕だけとか」
「支えきれないでしょう……」
「なら身体部も」
「足が出ないんですが……」
「なら脚部も」
「そこまでやったら、全身してるのと一緒です」
「…………バレたか」
このやろう。ふざけてただけか。
「やっぱり、素早さを殺さないように剣かなぁ……」
「攻撃力不足は、数と精度で補って、〆は魔法か。まぁ、王道よね」
「普通はそれ、パーティメンバーで分担するんですよね?」
「そうね。…………なに? パーティ組みたいの? 早いわよ、きっと。ボロが出るのが」
「…………否定できんなぁ」
今日もバレたし。いや、アレは特殊か。
思い出しついでに、報告しておく。
………… 説明中 …………
「あぁ……あの変態か……そんな特殊スキルを持ってたのね……」
「みたいですねぇ……あ、もしかして、喋っちゃ不味かったですかね? こういうの」
「あ。あ~……そうね。秘密にしておきましょう。私も話さないわ」
冒険者というか、個人のスキルの情報を了解なく他人に話すのは、タブーに近いマナー違反だ。
周囲には疎らにしか人はいないから、他の人には聞こえてなかったと思う。
とはいえ、油断は禁物。
ウッカリには自信があるので、防音というか隠蔽系のスキルを取得しておこう……多分、風か闇だ。
「その辺の戦闘に関係無さそうな補助スキルは、暇なときにまとめて取得しておこ~。とりあえず、今のところは私が防音しておくよ~」
「そうね。よろしく」
少し先行していたナツナツが戻ってくると、そう言って妖精魔法を発動させる。
確かに攻撃系や戦闘補助系はともかく、その他補助系というか、そういうスキルは意識しないと取得出来ないからね。
とはいえ……
「どんな補助スキルがあるか分からないし、色々教えてくれる?」
「まかせろ~い」
そのまま肩に座ったので、手を伸ばして頭を撫でながらお願いすると、軽い感じで了解してくれた。
「な、な、な……」
「「ん?」」
そんな私たちの後ろから、誰かの驚愕に染まった声が聞こえた。
誰かというか、セレスだ。
目を見開いて、両手を奮わせながらこちらに伸ばしてくる。
「どしたの? 変な顔して」
仕返しとばかりに言ってやった。
しかし、気にした風もなくナツナツを優しく手に取ると
「この子私にください!!!!」
「やらん」
「大切にしますから!!!!」
「当然やろがい」
「だから頂戴!!!!」
「やらんっちゅーとろうが」
「そんなぁ~~……」
ナツナツを胸元に抱き締めてガックリする。
ナツナツと良好な関係を築くのに、相手を大切にするのは当然でしょうが。
ナツナツもいきなりのことに、『何を言ってるか分からない』という表情をしている。
今朝、一緒に朝食を摂った時は、そんな反応しませんでしたよね?
「いきなり何を言ってるんですか。というか、何に反応してんですか。ギルドからここまでずっと一緒だったし、朝食の時もいたじゃないですか」
「だって、ここまで魔道具の効果で見えなかったし、今朝はシンプルな恰好だったし!! なにこの子!! おめかししちゃって可愛い!! 天使!!」
「いや、妖精です」
子供がぬいぐるみを抱くように、優しく胸元に抱き締め 頭を撫でるセレス。
どうやら、ギルドからここまで見えていなかったらしい。隠蔽魔道具凄い。
私がナツナツを撫でたことで、そこに『いる』と分かり認識できるようになった、ということか。
…………………………………………なら、今思いっきりセレスが抱き締めてるこの状況、他の人に見られたら認識されるってことじゃん!!!!
「ちょっとセレス!! そんな思いっきり抱き締めてたら、隠蔽魔道具の効果なくなっちゃうんじゃないの!? (ひそひそ)」
「あぁ!! そうだった!! …………このまま動かなければ、人形にしか見えないわよね!! そうね!! そうしましょう!! (ひそひそ)」
危ない 危ない…………私も、安易に街中でナツナツに触れないようにしないと……!!
セレスが抱いていく理由にはならないが、歩みを速めるセレス。
私欲が混じってんな?
不自然にならないように注意しつつ、他人からセレスの胸元を隠してグランディア家に戻った。
玄関の扉を閉めて、一息 吐く。
「ふぅ……早いとこ隠蔽系のスキルを取得しよう。うっかりナツナツに反応したら、他の人にも見えちゃうかもしれないんじゃん」
「や、嫌な汗掻いた~~……」
「や~~……予想してた弱点だけど、こんな簡単に見えちゃうとは思わなかったわ……普段使う分には、ダミーに紛れ込ますからね……」
「なるほどね」
とはいえ、ナツナツの周りに人形を浮かべておく訳にもいかない。余計に怪しい。
セレスは冷や汗を拭いながら、食堂へ向かった。
ナツナツを放す気がなさそうなので、私も後を追う。
「かわいい……ホントかわいい……生きてて良かった……」
「そんなにか」
『可愛い』っていうより、『綺麗』って印象なんだけどな。黙ってると。
口を開くと、途端に子供っぽさが出てきて、可愛くなるんだけど。
「て、照れる……」
唐突に真っ赤になって両手で顔を覆ったナツナツ。
あ、コレ、私が思ったことが通じたね。
「どこで買ったの? この服」
「シャルドさんとこ」
「あ、あの変態、やるわね……私も何か買ってこようかしら? ナツナツちゃんに似合うアクセサリもありそうよね?」
「だ、大丈夫だよ~。今日もたくさん貰ったし~……」
「それにあの店の商品、趣味品だけあって、バカみたいなレア素材や高ランク素材を使ってて、普通に買うととんでもないよ?
私たちは例の交換条件のお陰で、タダでくれたけど……正直、すでに頭が上がらない……」
「うわ、マジかぁ……なんか変なこと要求してきたら、すぐに言いなさいよ? 私や父さんの名前出してもいいから。
冤罪だろうがなんだろうが、どんな理由をこじつけてでも滅ぼすから」
「こわ!!」
ま、まぁ、大丈夫だと思うけど。服装を除けば紳士だったし。
食堂に着いた。扉を開けずとも、すでにここまで良い香りが漂ってきている。
「「ただいま~」」
「おぅ。おかえり」
「おかえりなさ~い」
セレスの手はナツナツを撫でるのに忙しかったので、私が扉を開ける。
そこにはすでにギルド長がおり、タチアナさんが作った料理をせっせと机の上に料理を並べていた。
なんか豪華だ。
「あら!! ナツナツちゃん見違えたわ~♪ ますます可愛くなって~♪」
「お、おお……やべぇな。隠蔽魔道具を用意して正解だった。妖精抜きにしても攫われかねんぞ……」
「ひ、ひいぃぃ~……」
「「怖がらすな!!!!」」
「ごあぁぁぁぁ……!!」
タチアナさんとセレスの回し蹴りが、左右からギルド長を襲った。
料理を持ってるから、無防備に喰らうしかない。
タイミングが悪かった。『隠蔽魔道具があっても危ない』って、ビビったばかりだったんです。
プルプルしてるギルド長から料理を回収し、机の上へ。
ギルド長は、自分の両脇に手を当てて治癒魔法をかけている。
…………もしかして、肋骨ヤった?
心配になったので、料理を置いて声を掛けた。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫だ。ギルド長だからな……」
それはあんま関係ないのでは……?
とりあえず居候の身としては、手伝わない選択肢はない。
配膳は昨日たくさんしたから慣れている。
セレスは席に着いて、ナツナツを愛でるのに余念がない。
「あら。ありがとう」
「いえ、このくらい大したことじゃありません。でも、豪勢ですね。いつもこんななんです?」
「あらら~~~~……分からない?」
「ん? …………あ、もしかして記念日とかですか? 誰かの誕生日とか」
「そ~ね~。ある意味記念日ね~」
「あ……ごめんなさい。プレゼント用意してないです……」
「大丈夫 大丈夫。誕生日じゃないから。ルーシアナちゃんは、美味しく食べてくれればOKよ」
「そ、そうですか。でも、じゃあ、せめて 今日屋台で買い込んできた料理を提供させてください。量は少ないですけど、種類はたくさんありますよ」
「あらあら、いいのよ? 気にしなくて」
「どんな味か確かめたいのもありますから。あ、でも、用意した料理とバランスが合わないかも」
「それこそ気にしないで。なら、お願いしましょう」
「はい」
タチアナさんが用意してくれた皿に、屋台で購入した料理を載せていく。
タチアナさんは当然 味を知っているので、似た味付けの料理ごとにまとめてくれているようだ。
「ずいぶん買ったわね~」
「あはははは……自分がこんなに浪費家だとは思わなかったです。まぁ、私の収納魔法、時間経過しないし、容量も大きいし、無駄にはならないかなって」
「さらっと凄い情報が出たわね……あ、なら料理残ったら収納しておいてくれるかしら? 明日の夕食でアレンジするにしても、痛んじゃうかもしれないから」
「はい、分かりました」
「……………………すっげぇ魔法なのにな……」
「使い方がド庶民よね……」
庶民ですが、何か?
すべての料理を並べて席に着いた。
「それでは食べる前に挨拶といこう」
「そういえば、何の記念日なんです?」
それを聞いてない。結婚記念日とか? なら、私 邪魔じゃない?
そんな私を見て、グランディア家の面々はニヤッとすると、
「「「ルーシアナさん、ナツナツちゃん。グランディア家にようこそ~~!!!! これからよろしくね(な)~~~~!!!!」」」
パパン!! パン!!
同時に机の下からクラッカーを取り出して弾けさせた。
舞い散る紙吹雪と破裂音に目を丸くする。
「あははははは。ルーシアナちゃんったら、ぜ~んぜん、気付かないんだもの~~!! 笑いを堪えるのに苦労したわ~~!!!!」
「料理も提供されてしまうしな!!」
「プレゼントまで出てきてたら、私の立つ瀬が全く無くなってたわね~。私がしたの、時間を稼いでここまで連れてくるだけだったし」
「「……………………はは」」
『ある意味記念日』。そう言うことか。
私はナツナツと目を合わせると、
「「ありがとうございます!! こちらこそよろしくお願いします!!」」
立ち上がって深々とお辞儀した。
…………めっちゃ楽しみました。
今更感ありますが、魔法の分類は『属性による分類』と『効果による分類』があります。
第14話でちょっと出ましたが、属性は、火,水,風,土,生命,精神,時空,光,闇 の9種類。
そして、効果による分類は、『治癒魔法』とか『隠蔽魔法』とか色々あります。




