第113話 ゴーレム娘、相談する
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10/12(土) 13:00 ~ 未定。
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「えーと…………例え話として聞いて欲しいんですけど」
「おぅ」
「……………………私とオズが実の姉妹でないとします」
「「…………………………………………」」
沈黙が痛い……
いえ、例え話にすれば、多少は誤魔化せるなかぁ、とね?
沈黙に堪えかねて、二人の顔が視界に入らないように目を逸らしているため、表情から内心を推し量ることは出来ない。
が、『例え話として本当の事を言っている』のか、『他の人との事をオズに置き換えて話している』のか見定めている気配を感じる。
「……………………で?」
「うん……………………もしそんな関係だったら、『きっとオズと血縁関係のような強い関係を望むのかな?』って思ったんだけど、何かそういう関係って思い付くものは無いかな?」
「…………………………………………とりあえず、本当にお前ら二人の事だとして話を進めるが、今のままじゃ不満なのか?」
じっくりと時間を掛けて、まずそのことを確認したルーカスにひとつ頷きを返す。
「私は満足なんだけどね…………」
「オズリアか」
「うん」
……………………今の一言で、致命的に例え話じゃなくなった気がする…………
でも、ここで狼狽えてしまうとボロが出続けてしまうので、そのまま何でもない風に話を続ける。
「私は実の妹のつもりで接していたし、それがダメでも親友でいられると思ってたんだけどね。それじゃ、不満なのか不安なのか分からないけど、明らかにそういう関係以上のことをしてくるんだよね」
「あぁ……」
「昼のか」
「うん……………………あ、例え話なんだけどね」
「「ソウデスネー」」
…………………………………………もう無理だわ。
「テモテカールじゃ実の姉妹として周知されてるし、私たちの住基カードもそうなってるんだから、外向きの理由はもう十分じゃない。それでも不安だっていうのなら、内向きの理由…………何が起こったとしても、『コレだけは絶対だ』『コレだけは変わらない』って自分が信じられるモノが欲しいのかなって」
「なるほど……」
「他人の認識や領主への届出内容は、新事実により上書きされるからな…………『血縁関係』のような揺るがない理由は安心できるものなのかもしれないな……」
ルーカスは言葉少なく、キリウスさんは自分の言葉に置き換えることで理解を進めてくれる。
「それでさ、まず万一の可能性として聞くけど、血縁関係みたいに、どうあっても揺るがない関係ってあるかな?」
「……………………………………………………………………………………ばっと浮かぶのはないな」
「同じく。考え続けてみるが、難しいと思う。男女なら結婚して子供を得ることで、その子を通して『揺るがない関係』を得られるかもしれないが」
「なるほど……子供ですか……」
私の義体は極論してしまえば、錬金術で作成されている。
何度か腕やら脚やらを失っているが、その際に躊躇が無いのはそのためだ。ちゃんと後で補充されている。
なお、必要な素材は[アイテムボックス]から適当にパクられており、どうも肉とか野菜が素であると思われる。
……………………これを知って、思うところが無いわけではないことはここに宣言しておく。
えぇ、『私の体は豚肉からできてます』と知って、心揺さぶられぬ人間はおりませんとも。えぇ…………!!!!
まぁそれはともかくとして、錬金術なら錬金レシピがあるはずであり、もしかしたら『男のルーシアナ』の義体も創れるかもしれない。
それならオズとも子供が…………ってよく考えたら、これ、究極の近親婚やないけ。ダメダメ。
「子供はパスで」
「当たり前だろ……………………え、実はお前 男!?」
「なぜ断定したし」
「あ!!!! いや……………………お前とオズリアなら、オズリアの方が女の子っぽいと思いましたごめんなさい」
「私もそう思ったし、謝ったから許します」
ホントにそう思ってますよ、ホントに。怒ってません。
「で、まぁ、次案なんですけど、お二人はなんで結婚することにしたんですか?…………あ、ルーカスはまだかもしれないけど」
「なぜ断定したし」
「なんか二人とも今が楽しそう」
「!!!! なるほど!! スッと来たぜ!!」
「恐ろしいことにキミの予想通りだったりする。というか、結婚するってとこまで話したっけ?」
「…………………………………………そういえば付き合ってるって話しか聞いてませんでしたね。なんか、こう…………『結婚するんだろうなぁ』って自然に思ってました」
思い返してみると、確かに『付き合ってる』って話はしたけど、『結婚する』云々の話をした記憶はない。
キリウスさんは、少し赤くなった顔で咳払いすると、
「…………実はそろそろ結婚資金が貯まるんで、兄さんたちに報告した面もあるんだ。フェリスたちの両親にも挨拶に行ったし。…………そういう『順調に進んでる感』が出ていたのかもしれないな」
「なるほど」
だからこそ、フェリスさんも余計な一言を言ってしまったのかもしれない。
「まぁ結婚じゃなくても、告白してこれまでの関係を変えるのって、結構大事じゃないですか。友人、幼馴染、冒険者仲間……それらの関係ではなく、恋人や夫婦の関係でなければならなかった理由はなんですか?」
「……………………ふむ」
「つまり、キミはオズリアへの理解を深めたいのか。『なぜ姉妹、友人の関係では満足できないのか』を知り、今の関係まま不安の原因を取り除いてやりたいと」
「そう…………ですね。きっと、そうです」
やっぱり話して良かった。どうすれば『終わらない関係を作れるのか』と、そればかりを考えていたが、私が真に欲していたのはオズの不安を取り除くことなのだから、必ずしも新しい関係を高くする必要はないんだ。
それならもしかして可能性はあるかも……?
「あ、例え話ですよ?」
「「ソウデスネー」」
よし。何が『よし』なのか分からないが、よし。
「だが、それもまた難しいな…………一番分かりやすいのはやはり『子供』だが、では例えばフェリスが子供を作れなかったら結婚しないのかと言われたら、『そんなことはない』と言うと思う」
「そうだな。それに俺たちがまだ『恋人』で止まって満足してる理由にもならん」
「『ずっと共にいたい』などの、まぁ抽象的な理由だと、友人などで満足しない理由にならない。特に冒険者仲間なんて、ほとんど兄弟姉妹並みに行動を共にする関係なのだし」
「『毎朝お前の朝食が食べたい!!』ってのは?」
「ベタだな…………ちなみにフェリスに言ったら『タダ働きの料理人として雇いたいってこと?』と怒られた」
「言いそう…………ちなみにリリアナは料理下手だから、どちらかと言うと『毎朝俺の朝食を食べてくれ!!』だな」
「ルーカスも言うほど旨くないだろ……」
「ちなみにその時のリリアナの回答は『もっと腕を磨いてきなさい』だった」
「言いそう…………」
ホント、相談して良かった。面白い話が出てくる出てくる。
しばらく二人が話すのに任せることにする。多分互いに考えを整理しているのだと思うので。
……………………決して、油断させて惚気話を暴露させてるつもりはありませんよ。
…………………………………………
「まぁ、結局のところ……」
「…………あっ!! うん。はい」
「……………………聞いてろよ」
「いや、聞いてた。『次はどんな話かな?』って、超受身体勢だっただけ」
「……………………歓談じゃねぇんだが」
「聞いてて楽しかったよ?」
「……………………まぁ、つまらなかったと言われるよりマシか。
とりあえず、『俺たちはどう思ってるか』を答えることくらいしか出来ないがそれでいいか?」
「うん。十分だよ。相談だしね」
すでに話した価値は十分にあったと思っているし。
「俺らの場合は、まぁ、なんだ。決意表明みたいなもんだよ」
「決意表明?」
イマイチしっくり来なかったので、思わず聞き返した。
キリウスさんの方を見ると頷いていたので、ルーカスだけの意見ではないらしい。
「友人でもあいつといることはできる。幼馴染でもあいつを手助けすることはできる。冒険者仲間でもあいつを護ることはできる。
それでも告白して恋人になったのは、そういうことを今後も続けていくって『自分』に決意したんだよ」
「『自分』、に?」
「はは……男ってのはバカな生き物でね。ギリギリの、本当にギリギリの時、そういう理由だけでもう一歩を踏み込める原動力になるんだよ。
きっと、私たちは、そういうときに後悔したくないから、わざわざそんな関係に自分たちを置いたんだと思うよ」
「……………………そうですか」
決意表明。確かにそれは決意表明だ。
相手のためではなく自分のため。それでいて相手のため。
そのために自分は全力を尽くすと。
「ありがとうございます。なんとなく、見えたような気がします」
オズはそんなつもりではないのかもしれない。いや、そんなつもりではない可能性の方が高いだろう。
でもオズが不安なら、私はそれを取り除くために全力を尽くすと。現状が不満なら、私たちで満足できる形を全力で目指すと。
私は私に誓おうと思う。そんな私の態度が、オズに安心を与える一助となるのかもしれないのだから。
『これは別口でお礼を考えなくてはならないな』と、思っていると、
「あ、それはそれとして、オズリアがお前の何に不満を持っているのかだが、それは分かる気がする」
「そうだな」
「…………………………………………え?」
なんだかとても重要なことを言われた気がする。なんというか、こう…………根底を覆すような。
「……………………わんもあぷりーず」
「なんだって?」
「もう一度お願いします」
「オズリアがお前の何に不満を持っているのかは分かる気がする」
「……………………わんもあぷりーず」
「そんなに分からないものか?」
「…………いえ、ごめんなさい。これまでの時間は何だったんだろうと思ってしまって……」
「有意義だったろ?」
「そ・う・で・す・ね!!!!」
そんなつもりはなかったが、口から出た言葉は語気の強い言葉だった。憤慨しているらしいよ、私。
「まぁ、そう怒るな。私たちもあの時間がなければ気付かなかったさ」
「むぅ……………………教えてくれたら感謝します」
『落ち着け』というような口調で言うキリウスさんに、視線で続きを促す。
「まぁ、見当違いかもしれないけどな。単純に考えればいいんだ。キミはオズリアの示した好意に相当する好意を返したか?」
「へ……………………?」
好意を返す…………オズの好意って要するにキスのこと?
……………………まぁ、返したけど……
「返しました、けど……」
「同じことをか?」
「うん、まぁ……」
「それは本人にせがまれたり、周りに囃し立てられたりしたからではないか? つまり、自分から積極的にしたわけではないだろう?」
「そりゃまぁ…………そうですけど…………」
……………………あれ? 『姉妹で』とか『同性で』とか私が気にしすぎてるだけ? 割と普通なの? 120年の年月は、人類を次のステップへ進めていましたか?
そんな私の疑問は通じたようで、キリウスさんは『いやいや』と首を振る。
そして何故か続けるのはルーカスだった。
「具体的に何をしたかは置いておくとしてだな。普通、好意に基づく行動をしたら、相手にも好意を返して欲しいものだろ?」
「えーと……?」
イマイチ飲み込めないでいると、ルーカスが噛み砕いて説明をしてくれる。
「つまりだな。俺がリリアナに花をプレゼントしたとする。これは好意に基づく行動だな?」
「そうですね」
「その時俺はリリアナに『喜んで欲しい』と思ってる訳だ」
「…………そうですね」
私はまさかこれから惚気話を聞かされるのでしょうか?
「惚気じゃないから、もうちょい聞け。
もしここで期待に反して喜ばなかったらどうする? なお、『嫌いになる』などの、感情がマイナス方向には変化しないものとする」
「何故に突然 問題文風…………まぁ、好きのままってことだよね。なら、今度は別の種類の花をプレゼントするとか?」
「そうだな。その場合はそういう選択肢があるな。もし、選択肢がなかったら? 同等の好意が思い付かなかったら?」
「……………………また同じように花をプレゼントする?」
「そう」
私の問いに頷くルーカス。
「お前らの場合だと、オズリアからの、まぁ、キスだな。それに対してお前の反応は?
『恥ずかしい』『常識に反する』こんな理由で表向きは喜ばなかったろう。つまりオズリアの期待に反していたってわけだ」
「…………………………………………いや、理屈は分かったけどさ……………………表だって喜べないでしょ……?」
「まぁ、そうだな。常識的に考えておかしいし、人前でするのはいかんと教えなきゃならんよな。
でも、それに気を取られすぎて『好意を返す』ってことを忘れていたんじゃないか?」
「…………………………………………」
そうかな?…………そうかも?
「数字的に考えてみようか。オズリアは今まで100の好意を示して、100の好意が返ってきて満足していました。ある時120の好意を示したが、100しか返ってきません。どうしますか?」
「どうしますかって……」
「まぁ、人によるだろうけどね。オズリアの場合、『同じことを繰り返す』になったんじゃないのかい? というか、それ以上のことが思い付かなかったんじゃないかな?」
「……………………なるほど」
確かにオズからの好意が一段階上がったにも関わらず、私からは特に変わったことをした記憶はない。
それが『不満』で『不安』だったのかな?
そんなことを考えていると、男二人は若干テンションを落とし……
「まぁ、オズリアの好意は分かりやすいから良い方さ」
「そうだな~……リリアナなんかたまにちょっと髪型を変えたりしてて、でもちょっとだから必ずしも気付かないだろ? それに髪型変えるって、どちらかというと自分のためだと思うだろ? でも、いつの間にか不機嫌になってるんだよ……」
「同じく。フェリスなんか口数が少ないから余計だ。たまに不機嫌になってることにすら気付かなくて、リリアナに指摘されることもあるし……」
……………………お疲れ様です。
「…………それでも好きなんですね」
「惚れた弱味だ。どうしようもない」
「不機嫌なところも良いと思ってしまう辺り、まぁ、どうしようもないね」
……………………最後に惚気話で締められたよ。
思った以上の成果を返してくれた二人に、心からの感謝を込めて礼を言う。とりあえず、どう転ぶかは分からないが、動き出す取っ掛かりは得られただろう。
「ありがとうございます。悩みを解決できたかもしれません」
「まぁ、交換条件だからな。お前の移動法と」
「…………とてもじゃないですけど、釣り合いが取れてませんね」
「気にしなくていいさ。…………でも、気にしてくれるなら、コイバナ追求は手加減してくれると助かる」
「まぁ、ここで結構話しちゃいましたしね。分かりました。……………………あ、さっきの話は」
「「タトエバナシー」」
「超棒読み!!」
話が終わるのとほぼ同時に作業も終わる。というか、終わらせた。
皆さん、お忘れかもしれませんが、鹿の解体を進めながら先ほどの話をしていたのですよ。死体の中心で愛を語っていたわけですね。シュールでした。
「しっかし、終わってから考えると、解体しながら話す内容じゃねぇよな」
「明らかに私の話題選択ミスでしたが、こうなるとは思ってませんでしたまる」
「まぁ、時間だけなら奇跡的に予定通りだ。濃厚な30分だったな」
「解体した残りってどうするんです? 焼く? 埋める?」
残り:(生)首、脚、皮、モツ……
「ほっとけ。ほら周り見ろ」
「周り?」
言われて周囲を見回すが、目視では木々に視界を遮られてよく見えない。
ただ、《ロング・サーチ》に十数匹の小型魔獣がいることは確認できている。
「何か小さい魔獣がいるね。私たち、狙われてる?」
「いや。狙いは私たちではない」
「スカヴェンジャーつってな。寿命で死んだ魔獣や肉食魔獣の食べ残しを狙う天然の掃除屋だ」
「わざわざ処分のために魔力を消費する必要もない。後は彼らに任せてしまおう」
「分かりました」
三体分の解体された肉の塊を[アイテムボックス]に仕舞い、元来たルートで出口を目指す。
進行先にいたスカヴェンジャーたちは、警戒しながら道を開けるように移動した。もちろん私たちも彼らも互いを狙うつもりはない。
しばらくすると、先程までいた場所にスカヴェンジャーたちが集まっていくのが、《ロング・サーチ》で確認できた。改めて肉となった鹿たちに心の中で黙祷を捧げておく。
行きと同様に私が先頭になって進む。まぁ、私の索敵魔法が一番広く精細なのだから仕方無い。
『戻ったら改めて好きって伝えよう。ナツナツにも』
最近、みんながいることが当たり前になって、感覚が鈍っていたかもしれない。ちゃんと言葉と態度で示さないとダメだよね。
『…………あ、ナビもね』
『…………………………………………』
『ナビ?』
いつも大体打てば響く返答が無かった。それを怪訝に思った瞬間、
▽現在、全ての通信チャンネルは閉鎖されております。
▽現状では、ナビゲーターとの通信はできません。
▽なお、索敵系と連動した緊急回復措置が取られているため、安全に支障ありません。
▽ナビゲーターから伝言が残されています。
▽表示しますか?
脳内にシステムボイスが流れ、同時に内容が視界のスミに羅列され、十数秒掛けて視界の外へ消えていった。
こんな機能があったんかい…………
通信チャンネルってのはよく分からないけど、ナビたちと念話で話すのに必要な機能ってことだよね。なんで使えなくなってるの?
……………………まぁ、安全には気を付けてある辺り、ナビの仕業なんだろうけど。
疑問に思いつつ、伝言を表示させる。
▽ルーシアナへ
▽オズについて相談するようなので、万一にもオズに情報が漏れないように通信と五感を断っておく。
▽こちらに伝えて良い分と悪い分を整理してから回復してくれ。
▽なお、回復させるには下のボタンを押すこと。
▽ちなみにこの五感がない状態はホントにキツイので、早めに回復してくれると助かります。いや、マジで。
『…………………………………………』
読み終わると、下の方に『通信機能回復』と書かれたボタンが表示された。
気を使って自分から話を聞かないようにしていたらしい。
その気遣いができて、なぜ普段は…………もしかして、アレはわざとなんだろうか……
……………………とりあえず、今日の夢茶会はさっきのも含めてしっかりと感謝を伝えよう。
そう決意してボタンを押した。
7章予告で伏字になってた部分。
でも○○○のに当たって、ちょっと繋がりが薄いかなぁ~と思いまして。それで事前に○○○なる話を追加して、そのネタとしてオズが酔っ払って暴走して、ついでにルーカスたちもカップルにして○○○する下地を作って…………
↓
でも○○○のに当たって、ちょっと繋がりが薄いかなぁ~と思いまして。それで事前に『相談に乗ってもらって親しく』なる話を追加して、そのネタとしてオズが酔っ払って暴走して、ついでにルーカスたちもカップルにして『相談』する下地を作って…………
なお、義体の素材は原子分解され再構成されますので、必要な量の原子が確保できれば何でもいいです。
決して、ルーシアナが焼けると美味しそうな匂いがするわけではありませごぶぁ!!!?←鉄拳制裁されました。




