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プロローグ『ASO』

異世界転生、異世界転移における最大の障害はなにか？

まぁ、冷静に考えればわかるだろう。

そう、リスキr……もとい出オチだ。

一度は考えたことはないだろうか？

『いきなりモンスターに踏まれるのでは？』とか、『魔法戦の真ん中に放り出されてサ○シみたいに石化しないか？』とか。

まぁ、最近では『その世界の神がどうこうするから大丈夫〜』『いやいや、チート持ってるのにそれは無いだろ？』という意見が多数かもしれない。

ここで普通に、常識に考えて欲しい。

神はなんでも出来る……これは偽だ。

何故か。そこに『運命』というものがあるからだ。

『は？バッカじゃねぇの？』『運命とかｗ』と思っている人もいるだろう。

だが、運命は変えることは出来ない。つまり、神にも運命があり、それらを変化させることは不可能なのだ。

例えて言うなら、『ワシらはそなたらの生活に干渉できんのじゃ』というセリフがあった。これを言い換えると『干渉すると他の運命が狂う』→『神は運命を変えられない運命にある』こう考えることが出来るだろう。

まぁ、どうでもいい話だが。(なぜ語ったし)

さて、それでは本題に移ろう。

ここからは、これらの事が全て真実と仮定して見てもらいたい。

では、一体どうして運命に関係なく転生者、転移者は無事にスタートできるのだろうか。

その理由は、ある機関が働いていたからである。

『異世界安全保障機関』通称ASO。

この機関が働いている限り異世界転生や転移は安全に行われている。