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パワー・オブ・ワールド  作者: ふくあき
―データ争奪内乱編 前編―
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第十七話 因果の集約

「ん! ん!」

「分かってるっての! サクッとブチのめして昼飯食うから栗城と待ってろ!」


 腹を空かすための運動には丁度いいと穂村はオウギを栗城に預け、最初から手を抜くつもりもなく全身に蒼い焔を纏う。


「最初から本気マジでやるってかァ?」

「アァン? 最初は赤い焔で接待してやった方が良かったか? 雑魚がよ」


 騎西はいまだ機械化されていない左のこめかみに青筋を立てて、自分が弱いといわれた事にムキになって否定を重ねる。


「俺が!? 弱ぇだと!? いつまで上から目線で調子こいてんだ穂村ァ!!」

「オイオイ、本当に強ぇんなら余裕持てよ。てめぇも強くなったんだろ? 腕にガラクタひっつけてよ」


 周囲が防護壁に囲われ、建物への誘導灯が次々と点滅し、辺り一帯に異様な空気を作り出す。栗城達も一般市民に紛れて建物内へと避難していき、穂村もまたその姿を見送る。

 そして再び前を向けば、そこにはこれまでの雪辱全てを果たさんと吠える騎西の姿が。


「……穂村ァアアアアアアア!!」

「だからこの前も言ったじゃねぇか…………格上には、“さん”をつけろっつってんだろクズ鉄野郎ォ!!」


 ゴングなど待ちきれない。障壁がまだ完全に立ち上がる前に、まだ完全に避難が終わる前に、互いの拳が、力が、ぶつかり合う――


「死ねぇえええええええええええええええええええええ!!」


 鋼鉄の右手と蒼炎の右手がぶつかり合い、その場に衝撃波がほとばしる。


「きゃあっ!!」


 間一髪で建物内へと転がり込んでいった栗城の背中を押すように、爆風が栗城を更に奥の緊急用エレベーターへと押しやる。


「せっ、先輩!!」


 振り返っても既に扉は閉じられており、ひたすらに地上から響く衝撃だけが戦いの苛烈さを伝えている。


「……絶対に、勝ってくださいよ」


 姿が見えずとも戦っているであろう先輩の姿を思い浮かべながら、栗城は天井に向かってそう呟いていた。



          ◆ ◆ ◆



 穂村とオズワルド、そしてチップ奪還の為に姿を現わしたアクアと騎西。地上では三つ巴の戦いが、更に苛烈さを極めていった。


「ほォおおむらァアアアアアアアアア!!」

「いちいち呼ばなくても聞こえてんぞ雑魚の遠吠えがよォオオオ!!」


 空中での殴り合い――からの遠距離での撃ち合い。吸収した戦闘機のジェットエンジンVS自前のバーナー噴出というスピード対決。互いに一歩も譲ることなく、同格のスピードの最中真っ向から殴り合いを繰り広げている。


「くたばりやがれ! 穂村ァアア!!」


 ジェット噴射で上を取った騎西が右腕をランチャー砲へと変形させ、上空から雨のように榴弾グレネードと思わしき弾を降り注がせる。


「爆破は無駄だっつってんだろバカが!」


 そうして穂村は全身に炎を纏うことで、爆風と自身を同化させることで攻撃の無効化をはかった。しかし予想していた通りの展開に笑みをこぼした騎西は、次の攻撃の為に右腕を再び組み替え始める。


「何をしようが無駄――ぐっ!?」


 騎西が最初に放ったのは榴弾グレネードではなかった。穂村と戦うために騎西善人は、それこそ研究者と名乗る数藤を前にしても狂気染みていると言われた程に穂村正太郎の能力を分析していた。

 それもこれも全て、穂村正太郎を倒すために入念に張り巡らせた策。


「なんだこれは、水か? ……チッ、蒸気で何も見えねぇ……」

「予想通り、熱探知ヒートシーカーも水蒸気のせいで機能してねぇ」


 騎西が最初に放ったのは内部に気化しやすい液体を封じた特製榴弾。現にこの通り穂村の身から放たれる熱気で見事に蒸発し、辺りに深い霧を生み出している。

 そして――


「――パラレルレーザーガン!」

「ッ!?」


 空中に虹ができる理由。それは光が空気中の水滴に反射することで発生する自然現象。そしてそれを応用すれば、一方向から放たれるレーザーを乱反射させ、さらに乱反射を繰り返させることで一瞬にしてその場を光で包み込ませることができる。


「蒸発しちまいなァ!!」


 力帝都市の常軌を逸したスーパーコンピュータ、そして現状唯一存在しうる量子コンピュータを吸収した騎西善人の身体は、いかにして光を侵入させればこのような絶対的な焦熱領域を生み出せるかを一瞬にしてはじき出している。


「うおっ!?」


 全身全てが、光に包まれる――穂村はまばゆい光から目を覆うようにして両腕で眼前を覆うが、相手の攻撃は違っている。


「ぐっ……俺が、まさか……ッ!?」


 気がついた時には既に遅かった。光に全身を包まれた今、穂村の体感する温度は如何ほどになるだろうか。空間内の水滴全てから発される熱線が一瞬にして、空間にあるあらゆるものを文字通り“蒸発”させていく――筈だった。


「……ケッ、『熱』ならいけると思ったが、やっぱり意味ねぇか」

「熱も炎も俺に取っちゃ変わらねぇよ。不良ぶってねぇでお勉強ぐらいしたらどうだ?」


 いうまでもなく穂村もまた元不良。しかし子乃坂とのマンツーマンの勉強のおかげもあって、一通りの勉強は済ますことができている。

 ――それが正しく知識として身についているかどうかは定かではないが。


「だったらこの手段で――おわっ!?」


 それまで完全に対穂村だけに意識を裂いていた騎西に向けて、ゴキブリの群れが襲い掛かる。


「っ、邪魔するんじゃねぇよ!!」


 あらゆる機械を吸収したとはいえ、害虫駆除専門の機能など機械の身体には搭載されていない。サブウェポンとして仕込んでおいた火炎放射で群れをなぎ払うことで対処をするが、一瞬気を取られてしまったことが穂村との戦いでは大きな失態となってしまう。


「てめぇ何よそ見してんだよ」

「――ッ!?」


 気づいた時には遅かった。一手たりとも休ませることなく穂村を攻め続けなければ、攻勢に出られた時には今度は自分が防戦一方になってしまう。


蒼焔ノ刻印(ブレイズストンプ)ッ!!」

「ッ、ファランクスシールド!!」


 蒼い焔を纏った足による連続蹴り。一撃一撃の踏みつけが騎西の右腕に生成された大型の円盾に焦げ後と凹みをつけていく。


「くッ、おおッ!!」


 咄嗟に気を散らすための判断としては、正解だったといえよう。騎西が背中から放ったビット数機が穂村の横からレーザーを撃ちにかかることで連撃は中断され、場は仕切り直しとなる。


「ケッ、例のウザッてぇ蝿みてぇなやつか。困ったら飛ばしとけばいいから楽だよなァ!?」

「素直にそれは勘弁願います騎西様って言ってみろよ! アァ!?」


 あの時のように一網打尽になぎ払われないように接近戦を仕掛けず、かつ遠距離から当たらないにしても意識を裂く程度にはレーザーを放つことで気を散らす。そうすることで穂村にフラストレーションを溜めさせることができる。

 ダスト時代からの戦い方だった。遙か上位の相手を、本当ならば冷静になって戦われたら絶対に負ける相手にストレスという精神面からの圧力をかけ、冷静さを欠いたところで本当の一撃をたたき込む。それができるからこそ、騎西善人は仲間内から『ジャイアントキリング』と密かに呼ばれていた。

 そして今ここで市長を追い込んだ相手を、今度は自分が追い込もうとしている。


「クソッ! 一つ一つ潰そうにも距離が離れすぎていやがる!」

「ハッハァー! 今どんな気持ちだ、穂村ァ!?」


 空間を飛び交うレーザーが、穂村の身体をかすめていく。元は熱線のため致命傷とまではいかない細やかなレーザーであるが、それでも気を散らせるものには変わりない。


「ちょっと! 私が居ることもお忘れかしら?」

「分かってるっての! だからこそレーザーにしてんだよ。レーザーなら水を透過するからなァ!」

「……まあ、そうなんだけど」


 相方の能力を知った上での戦術チョイス。ゴスロリ姿のSランクは、やはり騎西善人は戦いにおけるセンスに長けていると確信するとともに、折角なら自身の戦いにも利用しようと周囲に水滴を張り巡らせ始める。


「光の屈折と反射……中学校の理科ってところかしら?」


 光は物質の境界面で屈折、あるいは反射が発生する。そして今回空気と水との間で、レーザーは屈折して進行方向が変わっていく。

 当然その先にいるのは――


「シィイイイイッ!」

「フフ、虫を焼き殺す全自動レーザーって便利じゃない?」


 流れ弾として飛んできたレーザーを更に利用するために事前に張っておいた水滴。それら全てがオズワルドが従えるゴキブリを片っ端から焼いていく。


「てめっ、勝手にレーザー利用しやがって!」

「あら? だったら撃つのを止めたら? 私は楽ができる分こっちの方がいいけど」


 勝手に利用されたことで特段の損失はないはずであるが、ダスト時代からのことなのか騎西は自分が踏み台として利用されていることに反射的に苛立ってしまっていた。


「チッ、利用するだけ利用しやがって……」

「てめぇに余所見してる暇があんのかァ!?」


 ビットが潰せないのならば、本体を潰せばいい。穂村はほんの一瞬の隙を狙って騎西の方へと真っ直ぐに向かう。

 しかし騎西は慌てることなくビットを集結させ、穂村を取り囲むように正方形に再展開させる。


「アァン? 何のつもり――」

「なぁ、電子レンジって知ってるか?」


 ほんの一瞬での決着だった。警戒して足を止めた穂村を見たその時に、騎西善人は勝利の二文字が脳裏に浮かび上がった。


「んだと……? ッ!! まさか――」

「遅ぇよバァーカ!! レンチンで脳みそ沸騰させて死んじまいなァ!!」


 ビット同士から放たれる電磁波が、人体に多く含まれる水分を強烈に揺り動かす。


「ぐぁああああああああああっ!?」

「ク、ククク、ヒャーハハハハハハッ!! 弾けッちまいなァ!!」


 いくら穂村でも熱の発生原因が熱線レーザーではなく電磁波となれば話は別になる。電気による発熱となれば、いくら熱に強い穂村といえど普通の人間と同じダメージを受けることになってしまう。


「ぐぅうう……うがぁああああああああああああああああああああああああああッ!!」


 このまま沸騰するのを受け入れるか、あるいは自爆覚悟で自ら爆風を起こして吹き飛ぶか。穂村が選んだのは後者だった。


「うぉっ!?」

「ハァッ、ハァッ……!」


 もしあれ以上ダメージが入っていたならば、穂村はその意識を失ってそのまま騎西の宣言通りになっていただろう。物理的なものではない攻撃には、いくら頑強な骨格フレームを持っていたとしても、意味を成さない。騎西は偶然にも穂村の弱点をこの時突いていたのである。


「くっ……ぐうぅ……!」


 視界がぐらつく。脳が沸騰するかのように熱を持っている。縫い込むような激痛が脳を縦横無尽に走り回る。宙に舞う灰のかけらのように、フラフラと地面に降りたって両膝をおる穂村を前にして、騎西は笑いが止まらなかった。


「は……ハハッ! ハハハハハハッ! もうくたばりぞこないみてぇじゃねぇか! なぁ穂村ァ!」


 騎西善人は完全に勝利を確信した。後は文字通り、煮るなり焼くなりどうとでも料理ができる。


熱線レーザーで駄目だった時は仕方なかったが……電磁波は効くみてぇだな」

「チィ……かはっ!」


 胃の方からあがってきた血液が、口から噴き出すように外へと流れ出ていく。振動によって気化した胃液が内側から内臓を傷つけ、穂村の身体をズタズタに溶かしていく。


「くっそ……」


 市長ですら追い込めなかった穂村正太郎が、自分の奇策でこうして膝を折っている。騎西はそのことだけでも充分に喜びがあったが、それ以上に今からとどめを刺せることに対して更なる狂喜を加速させようとしている。


「それじゃ、今度こそ殺してやる」


 穂村正太郎の目の前で、騎西善人は機械の右腕を組み替えて巨大なプラズマ生成器を作り出している。


「今度は電子レンジとはワケが違うぜ。文字通り完膚なきまで消し飛ばしてやるよ」

「くっ――」

 ――“仕方ねぇからちょっと変われ! オレ様がこいつをブチ殺す!”

「うるせぇよ……! もう少しこいつが近づきさえすれば……!」


 そして穂村の方も、逆転の目を狙うために僅かに残った力を後ろ手に隠した右手に収束させている。


「じゃあな、穂村ァ!!」

「待ってください!」


 一体どこから現れたのだろうか、穂村と騎西の間に割って入り、まるで穂村を守るかのように両手を広げて騎西の前に立ち塞がる少女が一人。


「てめっ、ヴィジル! そこをどきやがれ!!」

「退きません! この人はボクの友達です!」

「ヴィジル……? 誰だ……?」

「お久しぶりです、穂村くん!」


 少女が振り返るとともに、穂村は驚愕のあまり目を丸くした。

 見た目はどう考えてもボーイッシュな女の子。しかし制作者曰く男の子だというヒューマノイドが、そこに立っている。


「お前、阿形の爺さんのところの!」

「そうです! 覚えててくれて嬉しいです!」

「ッ、そんなことはどうでもいい! どけヴィジル! 俺と穂村は今――」

「そんなことより! 数藤博士に言われたこと守ってないじゃないですか! 今日はこれ以上の戦闘は禁止です!」

「……ハァ?」


 必要以上のナノマシンの浸食。それを防ぐために、騎西善人には金属化した身体部分の機械化マシナライズを利用した活動限界が設定されていた。そしてこれ以上の戦闘行為は、無意味なナノマシンの自己複製により騎西善人の人間性が失われてしまう。ヴィジルはそのことを数藤から聞き、そして同じく同僚である騎西を止めるためにこの場に姿を現わしていた。


「もうお家に帰るよ! これ以上の活動は――」

「うるっせぇ!! 今ここで穂村にトドメを刺さなかったら何の意味が――」

「その穂村君だけど、あの子まだ隠し球控えてるわよ」


 突如として割り込んでくるように聞こえてくる声。それは騎西が吸収し搭載していた通信機器から届けられる数藤真夜の声だった。


「なんだと?」

「はぁ良かった、ヴィジル君も送り込んでいて。私の声だけだったら多分貴方そのまま突っ込んでいってたに違いないから」


 ヴィジルをクッション代わりに送り込むことで、騎西に今一度の冷静さを取り戻させる。数藤の作戦は見事に成功していた。

 しかし騎西はまだ、穂村を倒すことを諦めてはいない。


「だが隠し球といってもこいつはもう瀕死だ! 俺が一発ぶち込めば――」

「ぶち込もうとしたその瞬間その子は自爆覚悟の特攻を仕掛けてくるわ。可能性としては五分五分の引き分けにまで持ち込まれる上に、貴方は自分の身体の修復の為にナノマシンをフル稼働させなくちゃいけなくなる……言っておくけど、そうなったら次に相手する時には貴方の意思なんてそこにはないわよ?」

「……っ、だったらどうすればいいんだ!」

「一旦勝負を預かりましょう。貴方もそれでいいでしょう? 穂村正太郎」

「アァ? なんでてめぇの都合で俺が引かなきゃいけねぇんだよ……」


 穂村としても数藤の勝手な話の進め方には不服しかなかった。

 姿は見えずとも通信機越しに聞こえる深い溜息が、数藤の悩みを訴えている。


「はぁー……別に今すぐ決着をつける必要は無いって事を言いたいわけ。私も勝負を取り上げる身として、この次にきちんと決着をつけられる場を用意してあげるから、それで勘弁してくれないかしら?」


 まだまだ利用価値がある騎西善人の人格を、ここで消すわけにもいかない。数藤のそんな見えない思いが届いたのか、穂村も納得するかのようにそれ以上は何も言わずに手を引く姿勢を見せる。


「……絶対に用意しろよ。てめぇが誰かは知らねぇが、約束を破るんならてめぇもぶっ潰しに行く」

「物騒な言葉をありがと。安心して、仕切り直しはそんなに日にちはかからないから。騎西君も、それに向けて調整してあげるから一旦戻ってきて」

「ケッ、分かったよ」


 穂村も騎西もまだ遺恨はあれどそれ以上は何も言わずに、互いに背を向けてその場を去っていく。


「……次は殺す。必ず殺す。数藤にもヴィジルにも邪魔させねぇ」

「やってみろよ屑鉄野郎。次は完璧にスクラップにして焼却処分してやっからよ」

「えっと……ボクはどっちについて帰れば良いのかな?」

「何を言ってるの、貴方は私達と同じ側に来なさい」

「はーい」


 こうして一つの大きな戦いは街に大きな傷跡を残して収束することとなった。後に更なる暴力吹きすさぶ嵐を呼び起こすトリガーとなることを秘めながら――




「――ちょっと! 私はどうすれば良いのかしら!?」

「シィイイイイイイ……ッ!」

「ごめんなさい、貴方はそのままオズワルド捕縛を続けて頂戴」


 一つの戦いは終われど、Sランクであるアクアの戦いが終わらない限り壁が解除されることはない。


「もう! レーザーで焼却もできないし、こうなったら少しきついけど一気に水没させて気絶して貰うしか――」


 その瞬間だった。

 小刻みな振動とともに突如として地面から突き上がる幾つもの鉄柱。それらがオズワルドそしてアクアの身体を容赦なく貫いていく――


「……あら、随分と淑女レディに対する態度がなっていない人が来たみたいね」

「シシッアァ!?」


 串刺しにされながらも、物理攻撃は全て水に流すアクア。肉体を構築するゴキブリを殺されようが、何とか生きのびるオズワルド。そしてそれらを見て残念そうに笑う男が一人。


「あーらら。俺としたことが喧嘩を売る相手をミスっちまったかー?」


 褐色肌を晒し、ギラついた欲望まみれの目線を動かしつつも、一人のアメリカ人が日本語を流暢に喋っている。


「……貴方ね。噂の『鉄人』は」

「おっ、早くも俺有名人か? いやぁ、照れちまうなぁ」


 わざとらしく照れ笑いをしながら後頭部をガリガリと掻いてみせるが、それもすぐに生まれ持ったワルとして相応しい不敵な笑みへと変わっていく。


「そうだよ。俺がアメリカ合衆国から送られてきた最終兵器、『鉄人スティーラー』――」


 ――ジャスティン・ジェイソン様だ。

これでデータ争奪内乱戦の前半は終了となります。後半は恐らく2月からの更新になると思います。


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