表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドS配信事故を起こしたら、人気配信者と元カノと女神M女が釣れたので、一緒にダンジョンの覇者になることにした  作者: あきかたりれお


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/11

第10話馬鹿は縛っても治らない

「コイツがアルベルト……」


レイピアを片手に握りしめたまま地面に伏している男はアヤの浮気相手だ。


もっとチャラそうな見た目を想像してたけど、身なりや育ちがいい。アヤの奴、貴族に手ェ出したんじゃないだろうな……


「アヤ……こんな事だろうと思ったけど、二股掛けたままってのはちょっとなぁ。最早驚きもしないけどさ」


「違うわよ!私ちゃんとコイツにおさらばしたわ!」


「おさらばってどんなふうに?」


「私やっぱりイリスが良いから婚約の件は無かったことにしてくださいって」


「最低なおさらば台詞だな。でもそれならなんでコイツはここまでお前を追いかけて来てるんだよ?」


「知らないわよ。元々ストーカーっぽくてイヤだったの。知らなかったでしょうけど、イリスと付き合ってる間にも大量のDM送ってきてた一人なのよ」


俺達はカップル配信をしていたが、ギフトやメッセージは個々に送るように設定していた。

途中からアヤのDMが気持ち悪いメッセージで渋滞し始めたので俺のDMに一括したのだが。


「毎配信スパチャ投げまくったり、動画配信中に跡つけられてたこともあったのよ!」


「ヤバいやつじゃねぇか。なんで俺に言わなかったんだよ?」


「アンタがのほほーんとして頼りないからよ!」


「あぁ……癖を隠すのに必死になると無になっちゃうから、そのせいだな……とりあえずこの二人どうする?放っておくわけにもいかないけど、起きたら起きたでめんどくさい事になりそうだし」


「イリス様!私にいい考えがあります!縛ってはいかがでしょう?!」


「縛……は?」


緊縛配信開始――?!


◇◇◇


546:SM健全の配信だって飛んできのに初手からツッコミどころしかないんだがwww縛られてんの誰だwwww


547:アルベルトじゃねw?確かアヤちゃんとイリスの間男。イリスのドS配信でNTRれ返しされた奴w


548:なんで亀甲縛りじゃねぇんだ?!舐めてんのか?!


舐めてんのはそっちでしょうが。ダンジョン配信は全年齢。ただでさえギリギリの配信なのに亀甲縛りなんかしたらモザイク処理いるだろうが!つーかなんで――


「縛っちゃったかなぁ……」


「見事な縄さばきでした!特に獣人族の女の子の方は、易々と解けないのに体が痛まない縛り方!天性の緊縛師!流石イリス様!」


549:天性の緊縛師www


550:ついでにエレミアとアヤも縛れよ。男の緊縛とかいらねぇすぎる


「縛りません。これ一応、身の安全の確保の為なんで」


「じゃあ二人を目覚めさせるわね。ヒール!」


アヤが二人に手をかざし緑の光を放つ。二人が負っていた切り傷や打撲痕が消え、ゆっくりと意識が浮上。


「う……こ、ここは?僕は一体」


白銀の瞳が状況把握に右往左往。そしてアヤの姿を捉えた。


「目が覚め」


「アヤ!!ああぁ無事だったんですねアヤ!君の叫びを聞いて、僕は奈落の底から這い上がって来ました。さぁ僕と一緒に逃げましょう!」


どういう身体能力をしているのか。アルベルトは両腕両足を縛られているというのに立ち上がってアヤに飛びついたのである。


その形相たるや。俺とエレミアですら硬直してしまう程で。


「いやぁああ!」


当然、アヤの本気ビンタがアルベルトの頬を捉え、ミサイルの如く地面に転がる。


し、心臓飛び出すかと思った……


「あの、アルベルトさん。大丈夫で……」


「い、痛い……ハッ!貴様は悪代官イリス!!貴様の企みもここまでだ。アヤの心を支配し、僕から奪ったつもりだろうが僕の目は誤魔化せないよ。僕の"真実の愛"でアヤの心を取り戻してみせる!」


「…………アヤァ。お前ほんとにコイツと付き合うつもりだったのか?」


「ち、違うわよ……ちょっと顔がタイプでお金持ちだから、一回くらいならコラボ配信してもいいかなって思っただけよ。それ本気にして、馬鹿なオトコ」


「あぁ。馬鹿だろうよ。コイツもお前も、俺もな。――アルベルトさん、いくつか誤解が生じているんだけど、俺とアヤはもう付き合ってないから、アヤが欲しけりゃ連れてってくれ。こっちから差し出したいくらいだ」


「なっ!酷いわイリス!怒るわよ!」


怒りたいのは俺なんですけどね。


「とにかく、俺はアヤに付き纏われてるだけで、アルベルトさんから奪ってない。ここは穏便に」


「な……なんという下劣極まりない」


「は?」


「アヤの心を弄び、要らなくなったら捨ておく等、同じ男として許せぬ行為!下劣、下劣だぞ貴様っ!貴様を打ち倒し、アヤの傷ついた心を癒すのは、このアルベルト=キルシュタイン様だ!よく覚えておけ!」


ブチッブチブチッ


魔法だろうか。アルベルトの体が赤の光に包まれ、荒縄が弾ける。

自由になったアルベルトはレイピアを構え、その切っ先は勿論俺の首。


俺のドSメーターが我慢を突破した。


551:修羅場じゃ修羅場じゃ!


552:アルベルト話聞かなすぎてワロタwwwイリス乙ww


553:次回アルベルト。三角木馬鞭打ちの刑!絶対見てくれよな!(※嘘予告です)






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ