(4)
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アーサーがソール戦線に召集されてから十月が経過した。レオルグとイヴァンとの間で停戦協定が結ばれ、アーサーも王都に無事帰還するとの報せがシャロンのもとに入った。
この十か月の間で一時帰還を許された従軍魔法使いもいたのをシャロンは知っていた。魔法学園の生徒の中には、親きょうだいや親戚が従軍している者も少なくなく、自分も将来、王国軍の魔法使いになるのだと高らかに夢を語る者もいた。
でもアーサーは、一度も帰って来なかった。いや、帰って、来られなかったのだろう。優秀な魔法使いは一個旅団、さらには師団相当の戦力を担うと聞く。レオルグ王国軍を各国の軍と比べたときの最たる武器は魔法使いの数だ。歩兵の数で押してくるイヴァンの軍勢に対抗するためにも、アーサーはひと時も前線を離れるわけにはいかなかったのだろう。
アーサーが王都のカレオンに帰還したのは、奇しくもシャロンが魔法学園の初学年を修了した日のことだった。この日は最終学年の卒業式も兼ねられているので、学園内にも生徒の保護者の姿が散見された。
リボンでまとめられた羊皮紙の修了証を手に持ち、校舎の外に出たシャロンは、軍服姿のアーサーが自分を迎えに来てくれたことにいち早く気づいた。「先生!」と声を上げ、アーサーのもとに全速力で駆け寄る。シャロンはその勢いのままアーサーに抱きついた。
「先生、お帰りなさい!」
「――ただいま、シャロン」
十か月ぶりに聞くアーサーの声は変わらず優しかった。だが、少し痩せただろうか。顔の輪郭が、シャロンの知るアーサーに比べて幾分引き締まって見えるような気がした。
「元気だったか? ……また、背が伸びたな。シュイッドに帰ったら測ろうか」
シャロンの頭を撫でながらアーサーが笑う。光の筆頭魔法使いであるアーサーの姿を初めて見る者も多いのか、周りで生徒たちがざわめいているのを感じた。頬を赤らめてアーサーに見惚れている女生徒も少なくない。
そのとき「シャロン!」と自身の名を呼ぶ声が背後から聞こえた。カレンの声だ。
「シャロン、呼ばれているわよ! 首席の修了者には記念品があるんだって!」
「えっ、そうなんだ。ありがとう、カレン!」
後ろを振り向いたシャロンが声を張り上げる。
「……先生、あの、ちょっと戻りますね。何だか記念品があるらしくって」
「ああ。あのガラクタ分配会な。学園に眠っている骨董品を生徒に選ばせるんだよ。中には歴史的に貴重な掘り出し物もある。ほら、今シャロンが使っている指輪型の印章も、そのときにもらったやつだ」
「そうだったんですか? 何があるんだろう……楽しみです!」
ぱっとアーサーに朗らかな笑顔を見せて、シャロンが彼から離れる。
シャロンと入れ違いにアーサーの前に現れたのはカレンだった。
二人は互いに目を合わせたあと、ふふっと微笑み合い、紳士と淑女の礼をとった。
「ごきげんよう、グレイバート嬢。初めまして。シャロンの師の、アーサーだ」
「初めまして、アーサー様。どうぞ、カレン、と呼んでください」
シャロンの想い人と知ってはいても、アーサーと初めて対峙したカレンは、女心が浮き立つのを感じた。アーサーはジークとはまた違った魅力を備えた男だった。ジークが太陽のように温かな雰囲気をまとう男であったのに対し、アーサーは一見、北風のように冷たい空気を醸し出しているように見える。しかし、カレンに向けられる彼の表情は穏やかだ。おそらくそれは、カレンがアーサーの親戚であり、シャロンの友人であるからに他ならないのだろう。
――そして、驚くほどに美しい人だ。ともすると女性のように艶めかしく見えるのに、黒の軍服に身を包んだ姿は精悍で、息を呑むほど目を奪われる。まるで軍神だ。シャロンが学園で一番の美男子に告白されても、まったく心が揺れ動かなかったわけだ。
「カレン、いつもありがとう。シャロンが世話になっている。これからもあの子と仲良くしてくれると嬉しい」
「こちらこそ、シャロンと同室になれて幸運でしたわ」
カレンは、実はシャロンと同室になることを事前に知っていた。というのも知らされたのはシャロンと出会う前日であったが、カレンのもとにアーサーから手紙が届いたのだ。弟子をよろしく頼む、と記された簡潔な手紙であったが、誰もが憧れるあのアーサー・ホリンシェッドから直筆の手紙が届いたことと、姉の結婚式で会えたはずの同い年の魔法使いと同室になれたことが嬉しくて、その夜カレンは興奮であまり寝られなかった。
「……でも、シャロンは自分の路を歩むみたいです」
カレンが少し寂しげに眉尻を下げてみせる。カレンはシャロンから、この夏に大学入試を受けようと思っている旨を報告されていた。彼女の向学心を満たすには、学園での勉学では事足りぬと、カレンもわかっていた。
アーサーは、まだシャロンから何も聞いていなかったのか、少し驚いたように目を瞠った。
「少し寂しいけれど、シャロンとずっと友だちでいられるように、私もがんばります」
シャロンは必ず合格するだろう。それは心から喜ばしいことだ。でも、本音を言えば、まだシャロンの隣でともに学び、ともに笑っていたかった。
また、いつでも会える。シャロンの闇の力があれば、距離の問題なんてほんの些事だ。ただ、少しだけ、寂しいだけだ。自分もまだ空を自由に飛べるほど風を操ることはできないけれど、あともうちょっとでコツは摑めそうだった。いつだって、会いに行ける。そうカレンは信じている。
カレンも十八までシャロンのいない学園に通う気は更々なかった。なるべく早くシャロンの背に追いつけるように、カレンも勉学に励まなければならない。カレンの次の目標は、シャロンが大学校を卒業する前に、自分も入学すること、だった。
アーサーが、「……ありがとう」とカレンに向けて優しい表情を浮かべた。
「……それで、カレンはシャロンにちょっかいかけてきた輩を知っているか?」
「ええ、もちろん。……挨拶、して行かれます? 僭越ながらご案内いたしますわ」
「ありがとう」
どこから情報を仕入れているのか、アーサーはこの十か月の間、シャロンの周囲で起こった色恋沙汰や騒動を把握しているらしい。
アーサーとカレンが互いに満面の笑みを浮かべる。性根がよろしくないという点で、二人は案外、気が合うのかもしれない。
カレンは順番に、この十か月の中でシャロンに懸想をした男子生徒全員の前に、アーサーを連れて行った。シャロンに嫉妬をして、いたずらを仕掛けてきた女生徒たちの前にアーサーを連れて行くのも忘れなかった。
シャロンは、男子から告白されたり、女子からいたずらされたりしたことなどは、いちいちアーサーへの手紙には書いていない。アーサーの情報源は、主に戦地でともに戦った従軍魔法使いたちだった。彼らの家族や親戚の中には学園に在籍している者も多い。「ウチの息子がホリンシェッド様のお弟子様に玉砕したんですって」「あ、うちもうちも」などと、宿営地で火を囲む間の与太話であったが、その話をアーサーに振った直後、彼の機嫌が零下になったのをきっかけに、魔法使いたちは「……すみません」と口を噤んだ。
「シャロンと将来結婚させてください!」
中には、アーサーを前にしても怯まない、気骨のある、無謀な少年もいた。しかし、アーサーは「あ? シャロンに学科も実技も劣る分際で何言ってやがる」と、少年の両のこめかみを片手でつぶすようにしながらその頭を持ち上げた。大人げなど、微塵もなかった。子爵令嬢のカレンの前では、貴族らしく猫を被っていたのだろう。
「……あの、アーサー様。一つ、訊いてもよろしいですか?」
挨拶を終えて、シャロンの帰りを二人で待っていたとき、カレンは隣に立つアーサーを見上げながら尋ねた。「ああ」とアーサーがカレンに目を向け、質問を許可する。
「どんな男性と、シャロンは結婚してほしいですか?」
もしアーサーに尋ねられる機会があれば、訊いてみたかったことだ。このたった短い時間の中でも、アーサーがシャロンのことを大切に想っていることは伝わってきた。アーサーのお眼鏡に適う男とは、いったいどんな人間なのだろうか。シャロンと魔力で渡り合えるとするならば、それこそアーサーのような筆頭魔法使いレベルしかいないのではないか。
カレンの問いに、一瞬きょとんとしたアーサーは、「……そうだな」と彼女から視線を外し、思案顔になった。これまで、弟子の理想の結婚相手など、考えたことすらなかったのかもしれない。
「――俺に勝てる奴」
フッと口の端を上げて、アーサーが不敵に笑う。カレンは、少しの間、開いた口が塞がらなかった。筆頭魔法使いどころの話ではなかった。
「……そんな人、レオルグ王国にいます?」
「さあな」
ははっとアーサーが爽やかに笑う。冗談なのか、本気なのか。――いや、ある程度は本気なのだろう。アーサーは、シャロンに守られるような弱い男など、彼女の相手には決して認めないはずだ。自分に代わって、シャロンを任せられる男を望んでいる。つまり、いついかなるときでもシャロンを守れる男を。
「――ただ、別に魔法使いじゃなくてもいい。シャロンの心の支えとなれるなら。……シャロンを一番に愛し、シャロンが心から好いた相手であれば、俺は何も言わない」
それは魔法使いだけの話ですか、とカレンが問う前に、アーサーはその答えをくれた。目を伏せた彼の表情は、まるで娘の将来を想う父親そのものだ。やはり、アーサーのシャロンへの想いは、家族愛の域を出ないものなのだろう。なかなか、手強い御仁である。
しかも、それに加えて――。
(……鈍そうなのよねぇ)
カレンはアーサーの横顔を見つめ、ふうと鼻息をついた。
恋心を自覚したシャロンの目がキラキラと輝いていても、彼女の想いにアーサーが気づいた片鱗はまったくない。人の心の機微に疎いわけではないのだろうが、シャロンが自分に対し、男として好意を抱いているとは、思ってもいないのだろう。
シャロン曰く、アーサーは結婚に興味がないとのことだが、カレンが観察したところ、別に女に慣れていないふうでもない。言葉を選ばずに評するならば、学園の男子生徒のような乳臭さ、童貞臭さは微塵も感じられなかった。
――これは、ただのカレンの予想、そして分析だが、大学校の頃のアーサーは、年上の同期に囲まれていたはずだ。幾度も年上の女生徒から告白され、あるいは誘われていたことだろう。貴族以外の娘であれば、婚前交渉も別に珍しくはない。自分から女を誘ったことはないに違いないが、来る者拒まず去る者追わずでその頃は女を相手にしていたのかもしれない。
シャロンを弟子にしてからは、シュイッドに引きこもっていたと聞くから、もしかすればそういった行為もご無沙汰なのかもしれないが、それはそれでどうでもいいと思っていそうだ。結婚に興味がないくらいだ。色恋自体、興味がないのかもしれない。おそらく、初恋もまだなのではないか? 今よりもっと成長したシャロンが、ぶちゅっとかませば、案外ぽっきり折れそうではある。
(……やれやれって感じよね)
カレンはシャロンの前途多難な恋路の行く末を想い、肩を竦めた。
アーサーとシャロンが、シュイッドの森に帰ってきた。先に闇の魔法で帰ったシャロンが、「おかえりなさい!」とアーサーを出迎える。シャロンは定期的に掃除をしに帰っていたけれど、アーサーの魔法で家に光が溢れるのを久しぶりに見て、シャロンの心もじんと温かくなるのを感じた。
複数人の空間転移は、術者本人の闇の魔法使いと手を繋いでいたり、躰が離れないように固定していれば、理論上可能だといわれている。しかし、もし手が離れたり、失敗したときは容赦なく術者以外は闇の中に取り込まれてしまう。他人を巻き込むには代償が大きすぎるため、アーサーはシャロンに禁じていたし、シャロンも絶対にしたくなかった。
首席修了の記念品は懐中時計をもらった。闇の魔法で木箱の中に封印されており、今まで誰も中を探っても何も出てこなかったのが、シャロンが手を入れると、いぶされた銀の懐中時計が出てきたのだ。しかも、ゼンマイを巻かずとも刻を止めずに針が動いたままだった。王都の時計店でも見かけないような精巧な時計に、学園の先生も釘付けとなっていた。
「この木箱は、百年以上前からあったはずなんですが」
「……不思議ですねえ」
首を傾げ合う教師たちのことを思い出し、シャロンがアーサーに時計のことを話す。アーサーは、「……闇の魔法が保存していたんだろうな。あるいは、どこか別の時空から引っ張ってきたか」と独り言のように呟いた。
シャロンもアーサーから聞いた話だが、シャロンが力を〈覚醒〉させ、山を一つ呑み込んでしまったとき、その闇の中では時が経っていなかったらしい。正確に言えば、外の世界では三日経っていたけれど、闇の穴の中ではおそらく数分も経っていなかったのではないか、と。だから、母の躯もきれいなままであったし、シャロンも飲まず食わずの状態であっても助かったのだろう。
「――先生。あの、私、大学入試に挑戦しようと思うんです」
夕食を食べたあと、アーサーと紅茶を飲みながらシャロンは自身の目標を口にした。
学園生活は、本当に楽しかった。自分と同世代の子どもが、何を考えているのか、何を難しいと思っているのかがわかったし、人にはできることとできないことがあるのを知った。自分には容易にできることでも、他人には難しいことがあって、人によって得意、不得意や、向き、不向きがあることを、シャロンは同級生たちを観察するなかで知った。「色んな人間を観察するのも後学のためになる」とアーサーが言っていたが、これは彼のように大学校で教鞭を執るときに活かせるのではないかとシャロンは思った。
アーサーは決して人の失敗を笑わないし、自分ができることを鼻にかけない。普段の口は悪いけれど、生徒の質問には、どんなに初歩的なものでも真摯に答えるし、落ちこぼれの学生がいても、可能な限り手を差し伸べる姿をシャロンは見てきた。その姿は、シャロンの理想像と言えた。そしてアーサーも、学園に通ったことで見えてきた世界もあったのだろう。
だがシャロンは、もっと、もっと、学びたかった。早く大人になりたかった。少しでも前線で戦うアーサーの役に立ちたかった。だから、大学校を目指すことに決めた。
でも本当は、シャロンも従軍できないか、ロバートに相談したことがある。
この国で軍に召集されるのは十八歳からだが、自ら志願するのは別だ。軍には幼年部隊があり、補給などの後方支援には十八歳未満の少年少女も関わっている。彼らは軍の幼年学校で普段は学び、訓練され、実戦にも後学や経験のために投入されるのだ。
アーサーも十代の初めから他国で傭兵として戦ったことがある。とシャロンはロバートに訴えたが、ロバートの答えは、いつもの柔和な彼からは想像もできないほど堅いものだった。
「――シャロン。傭兵は、国を背負って戦うのとはわけが違うんだ。同じに考えてはいけないよ」
それと、このことはアーサーには言わないほうがいい、ともロバートは続けた。
「――あいつは、シャロンに戦わせないために、戦っているようなもんだから」
必ず、反対する。
ロバートは、そう確信しているようだった。シャロンの力を、軍が後方支援にそのまま留め置くはずがないことを、アーサーもロバートも知っていた。だからシャロンは、ロバートの忠言を素直に受けいれ、自分も従軍したい、とはアーサーに言わなかった。不必要に、アーサーを哀しませたくは、なかった。
でもアーサーは海を隔てたソール地方で、この本国にまで戦火が及ばないように、命を賭して戦っている。彼の無事を祈って待つことしかできないのは、シャロンにとって耐えがたかった。
今の自分にできることは何だろう、と考えたときに、アーサーの望みを一番叶えるのは、平穏な場所で変わらず学び続けることではないかとシャロンは結論づけた。
「いいんじゃないか。入試問題の過去問は見てみたか?」
アーサーはシャロンの宣言に頷いて、賛同の意を示した。シャロンが「まだ、昨年の分しか見ていません」と答える。
「どの科目も論述試験だから、序論、本論、結論の構成を意識して論を組み立てれば説得力は増すだろう。試験時間のうち、四分の一は構成に充てていい」
今年はどんな主題が出るだろうな、とアーサーはシャロンよりもワクワクしているように見えた。アーサーも当然、出題者側に立ったことがある。この夏は大学入試に向けて、アーサーとシャロンは対策することにした。
――結果、シャロンは大学入試に合格した。首席だった。
だが、安息の日々は長く続かなかった。
明日が入学式という初秋の夜、アーサーが再び軍に召集された。停戦協定が破られ、再びイヴァンがソールに侵攻したのだ。
アーサーは翌日のシャロンの入学式を見届けたあと、ソールに発つこととなった。一年前の出征よりも少しだけ時間の猶予があったのは、前線にあらかじめ魔法使いを交代で配置していたからだという。
シャロンは、一年前は渡せなかった守り石も、刺繍の入った手巾も、寮生活の中でアーサーの無事を祈る間に用意していたから渡すことができた。
でも、アーサーについていきたい気持ちは変わらなかった。今のままでは、足手まといになってしまうのはわかっている。自分は、ただ帰りを待つしかできないのもわかっている。
そんなもどかしさと寂しさと不安で胸が張り裂けそうになりながら、シャロンは入学式に臨んだ。
入学式が終わったあと、軍服を着たアーサーの姿をシャロンは見つけた。
アーサーに駆け寄り、その勢いのまま抱きつく。アーサーは、しっかりとシャロンの躰を受けとめてくれた。
「先生、私、たくさん勉強します。そして、いつか……。いつか、必ず先生の右腕になります」
去年みたいに泣かないように、シャロンは笑顔でアーサーを見送ることを意識した。声が震えそうになるのを堪えて、一度唾を呑み込み、へへっと明るく笑う。
「私は、アーサー・ホリンシェッドの弟子ですから」
それだけが、シャロンの誇りだった。アーサーが誇りに思ってくれる弟子で在り続けることだけが、シャロンの生きる理由だった。
アーサーがシャロンの頬を撫でる。彼の眼差しは、眩しさに目を細めるように、慈愛に満ちていた。シャロンの柔らかい頬の感触を楽しんでいるのか、フニフニと触っている。そして互いに額をくっつけ合い、「……楽しみにしている」とアーサーが呟いた。
去り際、アーサーがシャロンの額に口づけを落とす。親が子どもにするみたいな親愛の口づけだったけれど、シャロンは嬉しくてたまらなかった。
シャロンは大きく手を振って、アーサーの姿を見送った。
その、たった半年後だった。
レオルグ王国は、イヴァン帝国に負けた。
光の魔法使い、アーサー・ホリンシェッドが、帝国軍の闇の魔法使いに殺された。
敗戦の報せが王国内を駆け巡った。




