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どうする⁉︎

 不思議な、るなさんと三野川さんは今日もオレたちのクラスに来ている。

 

 で、三野川さんが誰かの椅子に躓いた。

 

 これがのちにオレを狂わすのであった。

 

「あっ」

「大丈夫?」

 

 支えたのは、クラスで結構ウワサになっている杉田くんだった。

 

 どんなウワサって…

 

 とにかく彼女がよくかわることで有名なのだ。

 

 そんな杉田くんが今、三野川さんを助けたことで少し不思議なことが起こり出したのだ。

 

 何って…

 

 るなさんのダーゲットがオレから杉田にかわったのだった。

 

 その日以来、オレがるなさんから話しかけられることは、なくなった。

 

 そのかわり、よくオレのクラスにきては、三野川さんとるなさんと杉田は、よく話をしていた。

 

 でも、たまにチラチラとこちらを見てくる三野川さん。

 

 …

 

 三野川さん…。

 

 オレのこのモヤモヤは…一体。

 

 やっぱりヤキモチ?

 

 オレって結構ヤキモチやき屋さんだったのかもしれない。

 

 …まあ、そもそも三野川さんはオレの彼女でもなんでもないのだし三野川さんがだれと話そうと関係のないことなのだが。

 

 

 そう思いながら杉田と話す二人をボーっとみていた。

 

 

 

 放課後

 

 向井がオレにすごい情報があるんだよ‼︎と自信満々に何かを情報提供してくれることになった。

 

 だから、帰り道その情報とやらを伺うこととなった。

 

 

 その情報とは…

 

 まさかの三野川さんのことだった。

 

 あの事件の話を向井はしてくれた。

 

 

 

 助けてくれた人がイケボだったと三野川さんが証言しているらしい。

 

 そして、その声を頼りにその人を探していて、どうやらオレのクラスの誰からしいが杉田なんじゃないかって話がでているとのことだった。

 

 はじめは、オレがそうかもってなっていたらしい。

 

 さすがだ。

 

 ピアノをやっているだけあって音をきき当てるのがやっぱり素晴らしいのだろう。

 

 おそらく音感ってやつだろうか。

 

 でも、オレはもうバイクじゃないし怖がりってことで除外されたらしい。

 

 あの質問…か。

 

 とにかくバイクに乗っていることが一番の手がかりだったらしい。

 

 なら、あの時…今はもう乗ってないよって答えたら状況は変わっていたのかもしれないな。

 

 まぁ、今更オレですって言われても三野川さんだって困るよな…。

 

 てか、オレの声と杉田の声…たしかに似てるかもなー。

 

 体格も似てるし。

 

 …

 

 このまま、もしかしたら杉田と三野川さん付き合うのかもな。

 

 杉田は、バイク乗ってるしコワイのも大好きだもんなー…。

 

 てか、そもそもオレってイケボだったのか…。

 

 

 それからさらに数日が経ちオレは向井とくだらない漫画の話で盛り上がっていた。

 

「ギャハハッ」

「マジかよー」

 と。

 

 すると、オレのクラスに来ていた三野川さんがジーっとオレを見ていた。

 

 ?

 

 なんだろう?

 

 オレたちうるさかったかな…?と思っていたらいきなりツカツカとオレの元に歩いてきていきなり三野川さんは、

「もしかして…あなたは…」

 と。

 

 ⁉︎

 え?

 

 今このタイミングで助けたのオレって気づいた⁉︎やっぱり杉田じゃなかったんだって気づいたんだね⁉︎と思ったら、

 

「以前…わたしあなたにお会いしたことありますよね…?」

 と申し訳なさそうに聞いてきた。

 

 やっぱりオレって気づいたんだ。

 

「あぁ、あります。」

 なんだか手汗をかきながらそう答えた。

 

 これからオレたちは、進展するんじゃね⁉︎

 助けてくれたのあなただったんですね⁉︎

 ずっと探していたんです。

 好きです。

 付き合ってくださいとかなるんじゃねっ⁉︎と心躍らせていたら…

 

 まさかの…

 

「あのとき…わたしコンクールの前で少しイライラしていて…だからつい通りかかったあなたにあっかんべーなんてしてしまって…あのときは、ほんとうにごめんなさい。」

 と謝られた。

 

 ⁉︎えっ⁉︎

 

 思い出したのそっちーー⁉︎

 

 

 …

 

「あー、はは…うん。気にしないで。」

 とオレは、力なく答えた。

 

 そっちかよーーー‼︎

 

 

 …

 

 あー…、だから最近チラチラとこっちを見ていたのか。

 

 あー…そうなりますよねー…。

 

 

 …

 

 

 三野川さんは、あの事件のとき助けてくれた人を探している。

 そして、このクラスに好きな人がいる。

 

 何を助けたのかわからないがその人が好きなんでしょ?

 

 もうさ、それってさ…

 

 事件で三野川さんを助けた人を三野川さんは、探しててその人を顔も知らないけど好きになったってことなんじゃないの?

 

 じゃあさ、やっぱりそれってオレじゃん⁉︎

 

 てか…

 

 ただ探してるのは、間違いないけど好きな人は、別にいますってパターンもあるよね…

 

 お礼がしたいだけで探してるってこともありうるな…。

 

 えっとー…

 

 オレって何がしたいんだ⁉︎

 

 助けた時は、オレってバレたくなかったのに、今じゃオレですって挙手したいくらいウズウズしてるって…

 

 ほんとオレってなんなんだろーなー。

 

 

 杉田くんと三野川さんが付き合いそうってなったら急に焦っちゃってさ。

 

 ま、杉田くんも三野川さんを他のことで助けているのかもしれないな。

 

 もう、ここは静かに身を引くのが一番…なんだよね?

 

 ま、身を引くっていいかたも変か…。

 

 あー、どうすっかなー…

 

 今更名乗り出てありがとう。それじゃあってパターンもなきにしもあらず。

 

 てか、なんでずっと黙ってたのって言われたら…どうしよう。

 

 パンツを見てしまった後ろめたさから…なんて言えないし…

 

 

 ただ、一生名乗らないで三野川さんのモヤモヤを継続させるのも悪い気もするし…。

 

 

 あー…

 

 困ったなー…。

 

 続く。

 

 

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