23:ギルド職員の疑問
15000PV超えありがとうございます。
今日は短いのを二本上げます。
今日も大量のゼリーと魔結晶に埋もれながら締め作業をしていたが、視界の隅にヒールポーションが入ったことから、査定嬢はふと思い出したように聞いてみた。
「ねーねー、スライムからヒールポーションって出ると思う?」
「んー?聞いたことはないかなー」
指先でヒールポーションを転がしながら査定嬢が応える。
「だよねー。今日潮干狩りの人がスライムからヒールポーションでたって持ってきたんだけど」
「気のせいでしょー。多分二層行って気が動転してる間に拾って忘れてたんじゃないのー? 」
「私もそう思う」
今日も大量のゼリーと魔結晶に埋もれながら締め作業をしていたが、支払い担当嬢は自分の仕事が終わったので査定嬢の手伝いに来ていた。
「で、これがそのドロップ品ってわけー? 」
「そう。わざわざドロップした相手を隠して申請する理由があったとして、それにどんな意味があるのかなーって思ってさ」
ヒールポーションの精算を終えた査定嬢が次にスライムの魔結晶の数を数えだす。数はそれなりに多かったが二、四、六、八、十、と丁寧に数えだす。
「う~ん、スライム潮干狩りを布教させる団体に入っているとかー? 」
「それはないでしょ」
「だとしたらー、スキルオーブドロップみたいにすごくすご~くレアな確率でドロップしたってことじゃないのー?」
「そうなる……よねぇ」
二人して首をひねっていたが結局答えは出ず仕舞いだった。
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