1213:アットホームな職場
---小西ダンジョンpart20---
187:名もなき探索者
人が増えたな。スレだけじゃなく、小西ダンジョンに潜る探索者も一割ぐらい増えた感じがする
他からのお客様が増えたのかな。最近小西ダンジョンが妙にピックアップされることが増えたからか、朝のバスもそこそこ混んでてゆったり通勤というわけにもいかなくなったとパーティーメンバーがぼやいてた
188:名もなき探索者
これもおじさん効果や、しばらくしたら静かになるだろうから台風でも来たと思って交流を深めておくのも一つ、ライバルが増えてもいいならこっちに呼び寄せるのも一つや
189:名もなき探索者
おじさん……いくら異文化交流のためとはいえ今までひっそり活動してたのをぶちまけてまでダンジョンの向こう側が大事だというのか
190:名もなき探索者
おじさんが抱え込んでいた秘密の一部があの中にあったと考えると、相当なプレッシャーに耐えてたのかもしれない、それを考えると俺達が外からガヤガヤ言うのは野暮すぎるだろう
これで肩の荷がいくつか下りたんだろうなということも考えると、しばらくはそっとしておくほうがいいな
191:名もなき探索者
そうだな、いじったりせずにいつも通り接するのが大事だろう
で、俺らの話になるわけだが、この中にB+ランクまで成れたやつっているの
192:名もなき探索者
前スレに一グループいたな、小西ダンジョンだけでも数パーティーがB+ランクとして旅立ってくれているから、ここにそのうち情報が下りてくるのを待つのもいい、それまでは精々自己鍛錬に努めるとしよう
193:名もなき探索者
そういえば、ミルコ氏の扱いはどうなるんだろう?
ダンジョンマスター情報解禁前から公開されてたダンジョンマスターではあったものの、いままでどおりお供えして終わりでいいものか、それとももっと先を求めても……具体的には出てきてファンサービスみたいなことも可能なんだろうか
194:名もなき探索者
その辺はおじさんがしっかり手綱握ってそうだからな
もしくは、ダンジョンをさらに深くするべく作業をしている最中かもしれない
195:名もなき探索者
小西ダンジョンはおじさんが拾ってくるドロップ品の内容からして、六十四層までは確実にあるということになってるからな
他のダンジョンに比べてもかなり深いところまで作ってもらってあるのは間違いない
196:名もなき探索者
ありがたいことやな、早くB+はおじさんのところまで追いかけて来いという無言の圧力かもしれん
197:名もなき探索者
二十一層にお供え場所があるのはいいとして、他の階層にも作ったほうがええんだろうか
希望があるなら手伝うこともやぶさかではない
198:名もなき探索者
>>197
あんまり複数ヶ所に置くとミルコ氏もあっちこっち見回って困るかもしれないからな
そういう意味では二十一層に置いてあるだけで充分じゃないだろうか
俺らも応援してるぞということは通じるはずだ
199:名もなき探索者
そういえば酒類の提供はNGなのは、ミルコ氏が未成年の見た目だから?
それとももっと他の理由があるんだろうか、実は下戸だとか逆に飲みだすと止まらないとか
200:名もなき探索者
まあ、祭壇の注意書きについてもおじさんの監修は入ってるだろう
その為のコーラとミントタブレットだろうし、お菓子は供えるにしても賞味期限の切れてないものを供えろっていうのも、いつ食べるか解らないからとかそういうのだろうな
ちなみにダンジョンマスターは食欲とか睡眠欲とかどうなってるんだろう
201:名もなき探索者
会談が終わってからそういえばその辺どうなってるんだろうなって疑問が結構湧いてくるのは仕方がないことか
実際ダンジョンマスターって寝てるのかな。俺らが色んな時間帯に色々捧げものをしてる都合で起きっぱなしとかそんな可能性はないよな
202:名もなき探索者
実際の所二十四時間稼働してるんじゃないかな
三大欲求を捨て去った代わりに超常の力を持っているってイメージ
多分コーラとかミントタブレットは嗜好品としてお気に入り、って感じだと思うぞ
203:名もなき探索者
そのコーラとミントタブレットをミルコ氏に渡したのもおじさんってことになっちゃうんじゃ?
だとすると、最初に渡したのが高級な酒やチョコレートじゃなくてよかったなと思うところではある
204:名もなき探索者
よくおじさんコーラとか持ってたよね。ボス戦終わって動き回った後のコーラとか、全力で振られた後だろうから開けたら大爆発してそうではあるが
205:名もなき探索者
そこは十四層に置いてあったとかそういうのじゃないかな
もしくは、エレベーターが出来上がってから持ち込んでた可能性もある
そう考えるとちょくちょくおじさんとは出会ってたんだな
206:名もなき探索者
そういう色んな謎はおじさんが口を開くまでは解らない所だろうな
実際にいつ頃からダンジョンマスターとおじさんの蜜月の関係が続いてたかもわからないし
207:名もなき探索者
おじさんと見た目少年の出会い
何も起きないはずがなく
208:名もなき探索者
実際はどうなんだろうな。ミルコ氏に出会ったことのある探索者なんてまだ限られてるだろうし、出会った印象なんかを公開情報にしていってもらって、今後もダンジョンの入り口のダンジョンマスター情報が更新されていくことに期待しよう
209:名もなき探索者
そういえば鬼ころし清州店にこの間行ったんだが、ワイバーン装備が色々と陳列されていた
急に出てきたのでこれも新規B+の納品効果ということなんだろうか
それとも、それまでに溜めこまれた加工のノウハウが今になって形になってきたのだろうか
どっちにせよ、装備の選択肢の幅が広くなったのはいいことではある
お値段は結構した
210:名もなき探索者
ワイバーン装備を待ちわびる間にスーツという使いまわしのできる装備が出てきてしまったからな
ワイバーンはファンタジー装備としては定番だが耐火耐寒装備として優秀なのかな
211:名もなき探索者
>>210
装備としてはスケイルメイルがまずあったが、外鎧のわりにそこそこ暖かいらしい。それにワイバーンのブレスを防ぐことは確認されてて、現地で実地試験をする際の映像が商品棚のQRコードから動画として見れた
多分ワイバーンが出てくる次の階層でもそこそこ役に立つはず、というのが売りらしい
212:名もなき探索者
三十七層からはちょっと寒いエリアなんだったな。スーツよりは暖かそうな気がするが、関節とかはさすがに寒いだろうな。もしかしたらスーツにベストのほうが暖かいかもしれん
213:名もなき探索者
スノーベアとスノーオウルの出てくるエリアか。スノーオウルの羽根はダーククロウ以上の快眠効果が期待できるらしいからな。スノーオウルの枕は仮眠するのにちょうど良さそう。
214:名もなき探索者
あれ、劇薬らしいぞ。俺もダーククロウの枕の愛好者だけど、スノーオウルの枕も発注しようと思ったら、スノーオウル百%の枕は一時間で四時間分の睡眠感が感じられるらしいが、その代わりに肉体のほうが追いついてこないらしくて体内時計とのずれや体調の回復の観点から、不具合を起こす可能性が高いらしい。なので百%枕のオーダーは取らないらしい。現状安全率を取った上でダーククロウ混合五十%ずつ、ぐらいが限界ラインらしいがそれでも体調の不良は徐々に溜まっていくらしい
215:名もなき探索者
>>214
そこまでの効果があるのか。それはヤバイ代物だな。
嵩の割にはそこそこ売れる商品かもしれないが深さと倒せる難易度にもよるかな
小西ダンジョンだと、六層のおじさんが刈り取り作業してるまとまって手に入れる楽な場所とかあるんかな
216:名もなき探索者
三十八層は見渡す限りのスノーオウルゾーンだという話が聞こえてきている
均等に東西南北きっちり木が生えてて、木には必ず一匹ずつスノーオウルが居るらしいから戦うにも羽根を集めるにも中々楽しめる場所らしいぞ
217:名もなき探索者
おじさんも三十八層に出没してそうだな。ダーククロウの羽根を集めてるならスノーオウルの羽根も集めてそうな気がするんだが
218:名もなき探索者
実際うちのパーティーが三十八層でおじさんと遭遇している。三十九層への階段への最短経路を教えてもらった
その後おじさんは一直線にスノーオウルをスキルでバチバチと吹き飛ばしながら進んでいったので、ループして反対側から戻ってきてるか何処かの端っこまで真っ直ぐ進んでおり返して帰ってきてると思われる
219:名もなき探索者
おじさんの狩場か。それだけスノーオウルがいっぱいいるなら邪魔にならなさそうで助かるな。おじさんが卸してる布団屋探してそこにこっちも買い取りしてもらえませんか? と声をかけるのも悪くないかもしれないな
220:名もなき探索者
ダーククロウにしろスノーオウルにしろ、おじさんの日課みたいなもんだからな。本来ならもっと深く潜れるおじさんがわざわざ浅い階層で、それほど大きい稼ぎでもないことをしてるのは社会貢献みたいなものだろうか
221:名もなき探索者
おじさんのおかげでダーククロウ枕で眠れてると考えるとおじさんの毎朝と毎夕のダーククロウ刈り取りタイムを空けておくのはやぶさかではない気もしてくる
222:名もなき探索者
ダーククロウ狩り、今おじさん抜きで三パーティーぐらいあるらしいけどその時間は取りに行かないという合意が出来ているらしい。おじさんの専用時間を設けてくれているらしいぞ
223:名もなき探索者
四十層以降の情報はないのか、現状四十二層ぐらいまで潜ってるパーティーは居るんだろう? どこかから情報漏れてこないものかな
224:名もなき探索者
流石にその辺の情報は他のダンジョンのスレを参考にしたほうが良さそうだな
数パーティー居るとはいえ、その全員と顔を合わせる機会も少ないだろうし拡散してくれてるパーティーが徐々に攻略を進めてもらうのを待つしかないな
225:名もなき探索者
現状は三十一層で足止めされてるパーティーも居るからな
ほかのダンジョンと比べても、三十一層の橋はかなり長めの傾向にあるらしい
ひたすらケルピーと連戦する時間が一時間から一時間半ぐらいかかるらしいし、その状態を維持したまま更に奥まで行くとなるとそこそこの休憩や体力の回復方法を身につけないとな
226:名もなき探索者
スノーオウルの羽根で人間がだめになるソファーとか作ったらどこまでダメになれるんだろう
たしかダーククロウの羽根は枕として商品にならない程度のボロボロの品はそういうクッション用途にも使われているはずだ
227:名もなき探索者
何処かの大手メーカーが試しに作ったらしいが、ダメになるどころか元気になって帰ってくる至高のソファーとなってしまったし、原価が高すぎるから市販できるような物にはならないってデータ出してたかな
228:名もなき探索者
人間をまともにするソファーか。ウン百万円かかってそうだな。そこまで羽根を集めるにも眠れない夜は……眠れない夜は無さそうだな。素材に埋もれて眠るだけでばっちり目を覚ましそうだ
229:名もなき探索者
完全にベッドとしてフカフカの素材として全てを羽根で誂えたならもう睡眠に悩むことも、寝起きに体の不調を訴えたりしないで済むって事になるのか。いつか試してみたい寝床ではあるな
230:名もなき探索者
混合比ってどうやって決めてるんだろう。布団屋の従業員で試して眠りの感じや体調の変化なんかをデータ取ってその結果として割合の限度を見たんだろうな
231:名もなき探索者
百%枕で眠ってその後ダーククロウ枕で眠ったら体調も睡眠不足も解消されるとかそういうリカバー方法で短時間で体調解決、みたいにならんかな
232:名もなき探索者
布団屋で情報を仕入れた範囲だと、スノーオウル枕で眠ると完全に眠気が飛ぶらしいからな。その空いた時間でゴロゴロするもよし、ちょっとした手間のかかる料理にとりかかるのもよし、って感じだろうな。どっちにせよ百%枕はごく一部にしか存在しない幻のアイテムということになる。もし欲しいなら自分で取りに行って自分で作って試すしかないってことだろう
233:名もなき探索者
スノーオウルの買い取り、査定価格で百グラム三万円か。一キログラムぐらい使うとしても三十万。嵩張るのが難だが、三十五層でキャンプを張れるパーティーなら専属でスノーオウルの羽根を取るためのパーティーなんかも出てくるんだろう
234:名もなき探索者
そういえば、動物実験とかしてるんだろうか。猫がスノーオウル枕使ったらそれでもずっと眠ったままでいられるのかとか、そういうのは気になる
235:名もなき探索者
十数万する枕をズタズタにして羽根にじゃれつく猫の姿が幻視できる
236:名もなき探索者
それは最悪だな
237:名もなき探索者
ペットに使わせないで下さいとか注意書きしたとしても、勝手に使われるのはどうしようもないからな
その辺の情報はこれから広まってから出てくる問題になるんだろう
検証スレあたりに投げたら面白い結果が出てくるかもしれんな、ちょっと聞きに行ってみるか
作者からのお願い
皆さんのご意見、ご感想、いいね、評価、ブックマークなどから燃料があふれ出てきます。
続きを頑張って書くためにも皆さん評価よろしくお願いします。
後毎度の誤字修正、感謝しております。
 





