三十話
ほのぼの回したいけどしばらくこんな感じで進みます
あれから約一週間、お母さんを連れて散歩に行くのは日課になった
お母さんから反応は何もないけど、色んなところへ連れて行った
天国にもお店とか、水族館、動物館とか、色んな観光スポットに行ける
今日は海に来て砂浜を散歩していた
砂浜だと車椅子が押しにくいなぁ・・・・
と思いながらせっせと押してると
どこかから美しくも落ち着くような音色が聞こえる
音色の場所まで歩くと、海の上を歩きながら楽器を吹いている綺麗な男性がいた
「綺麗・・・・」
「・・・・おや?ここにヘラ様が来るとは。ここになんの御用かな?」
「あ、えと、すみません」
「謝ることはない。ヘラ様は神なのだから、ここら一帯もあなたの好きにできる」
「い、いえ!今回は散歩だけです!・・・えっと」
「あぁ、紹介忘れていたね。私は海の神、ポセイドンと言う。ここでフルートを吹き、全世界の海の調和を正している」
フルートと呼ばれる管楽器を軽く吹くと
辺りの海がサザーんと音を立てて私の足元まで海が上がってくる
わあ・・・・すごい・・・・
「見てお母さん、海綺麗でしょ?」
「この人がヘラ様の母か・・・・大分衰弱しているようだが・・・・」
「色々ありまして・・・・・こうして色んな場所に連れてってるんです」
「君も大変だな・・・・何故そこまで出来る?」
「何故・・・・親のためにすることに、何故もなにもありませんよ!」
「・・・・貴方は前のヘラ様にとても似ている。ゼウス様が選んだ理由が分かるな」
「前のヘラ様・・・・?昔、もう一人ヘラって人がいたんですか?」
「もちろんだとも。君が来るほんの数年前、地獄が出来たと共に姿を消した二人、一人は地獄を創った人物、もう一人はそれを止めようとして消えてしまったゼウスの妻、ヘラ様だ」
「それって・・・・でも、何故ポセイドンさんはそのことを知ってるんですか?」
「私は地球が出来た時から生まれた太古の神、ゼウスとも古い仲だ。オリンポス十二神と呼ばれる者は全員知ってる筈だ。君もアルテミスとは仲がいいのでないか?」
オリンポス・・・・十二神・・・・?
知らない単語が出てきてポカンとしていると
今まで無表情だったポセイドンさんはクスリと笑う
「散歩ついでに聞いてくるといい。この先に知恵の神と呼ばれるアテナがいる。あの人なら全て知っているだろう。ゼウスの過去をな」
またまた新たに登場、海の神ポセイドン!
オリンポス十二神と呼ばれる神達はその他の神より偉い?
ですがそう言う神話に詳しい方ならあれ?って思ったかもしれません
そう、今までの登場人物の中に、オリンポス十二神がいるんです・・・




