二十話
優ちゃん編はまだまだ続きます!
「そうか、思い出してしまったんだね」
早速天国に戻り、今までの出来事、思い出したこと、疑問に思うこと全て聖さんに言ってみる
何故かその場にいた律さんが少し怒りそうな表情になる
「なんだそれ、地上にはそんな親がいんのかよ」
「最近の人間には、意図せず産んでしまった子供も少なからずいるらしいけど、それで殺されたと聞くのは僕も初めてだったね」
「んで、お前はその答えに辿り着けてんのか?」
「ああ、少し時間がかかったけれど、全ての謎は解決済みさ」
ーーー本当ですか!?なら教えて下さい!親のこと・・・そして私の事を!
「教えても良いが、君にとっては悲しい結末になるだろう。それでも聞くかい?」
ーーーはい、真実を、知りたいんです!
聖さんは少しだけ考えると
仕方ない、と呟いてから
コンっと杖を床に突く
すると一つの茶色い家がモニターに映り出す
「君の母、相浦弥生は年齢にして14歳。君のその見た目と同い年さ」
14歳・・・・・?私がキョトンとしていると
律さんと雛さんはその意味が分かったらしい
「14歳ってお前、まだ子供じゃねえか」
「そう、本来ならば子供を授かる年齢ではない。なのに何故彼女は子供を産んでしまったのか」
聖さんがまた杖を床に突くと
場面が変わり、一人の女の子が映る
銀髪で、セーラー服を着てる・・・・もしかしなくても、私のお母さん?
なんだか少しやつれてて、少し見える細腕は、何かで切りつけたような傷が何個も見える
「なんだこいつ、既に死にそうじゃねえか」
「自分で傷つけてるみたい・・・・どうして・・・・」
「産むまでの経緯は彼女に聞かないと分からないが、彼女の夫であるはずの男が見当たらない。きっと意図せず産んでしまったことによる裏切り、それに対する嫌悪、恨みで自分自身を傷つけているのかもしれない」
そ、そんな!?これじゃ死んじゃう!助けないと!
「たすけるったってお前、自分を殺した相手を治したいのか!?」
「殺した相手だったとしても、母親です!居場所を教えてください!聖さん!!」
「・・・・・・・いいだろう、今回は特別だ。連れていくよ」
ついに母親と再会?ただ、平穏に終わるわけなかった・・・




