二話
リアルが忙しすぎて小説に手をつけられない・・・・暇を見つけてどんどん書き溜めないと・・・
「お主、神様になってみらんか?」
・・・・へっ?神様?ナニソレオイシイノ?
「ゼウス・・・・からかうのも大概しなよ。彼女困ってるじゃないか」
「いや、これは割とガチの話じゃ。わしもそろそろとしでのぅ。後継者を探しておったのじゃ。お主は素質がある」
「へぇ、ゼウスが言うなんて珍しい。君はどうする?」
どうやらこの人達本気のようだ
だ、だって立つのに苦戦してる私が神様なんて出来る訳ない
素質って言われても、よく分からない
ーーー私には無理です。他にもっと出来る人がいるはずです
「そういえば、何故こやつは一向に立ち上がらない?見た目は中学の小娘だが・・・それにテレパシーで話をしてくるではないか」
「・・・・彼女は生前で色々あったのさ。それはいつか話すよ。でもそれだと暮らしにくいよね。プレゼントをあげるとしよう」
聖さんはそう言って手に持っている杖をコンッと床に突くと
体が急に軽くなり、立てるようになった
試しにピョンとジャンプしたら浮くことも出来る
背中の小さい翼がパタパタと一生懸命働いてくれている
ーーーありがとうございます
「これでなんとかなるかな。言葉はそのうち喋れるようになれるさ」
「ふむ、不思議な小娘じゃな。まあよい、答えは後からでも良い。体験するだけしても良いぞ」
それを早く言って欲しかったな。
出来るかわかんないけど、期待してくれてるんだから
何かしらお手伝いはできるかもしれない
ーーー分かりました。では体験だけでも
「よろしい。ではわしの・・・・いや、お主の未来のマイホームに向かおうか」
体験だけと言ったのに気の早い神様は
ルンルン気分でスキップしながら移動を始める
神様って、見た目のわりに若いのかな・・・?
しばらく歩いていると、慣れないのか、私は既に息切れ気味になる
試しに浮いて移動もしてみるけど、またすぐに疲れてしまう
「慣れないうちはそうなるよ。ほら、僕の手を取るといい」
途中で聖さんの手を取り浮いたまま誘導してくれる
そういえば、聖さんと神様には翼はないのかな?
翼ないのに浮けるって流石だなぁ・・・・
「着いたぞ。ここがお主のマイホームじゃ」
まだ自分の家になってないのに紹介された家は
まるで神殿かのような豪邸だ
神様のお家なんだから当たり前なんだけど
ここに私も住むってこと・・・・?優遇すぎない?
私が顔を青ざめながらガタガタ震えていると
聖さんがクスクス笑ってくる
「ここに来た子たちは大概そんな反応するけど、君は可愛い反応をするね」
「ほっほっほ、そりゃそうじゃろう。安心せい、わしもブラフマーも他の奴らも暮らしておるからのう」
聖さんも暮らしている?
ーーー聖さんも神様なの?
「ん?あぁ、言ってなかったね。僕は地上の人間からは『創造神 ブラフマー』と呼ばれていてね。世界のあらゆる物質を創造する神様なんだ」
・・・・聖さん。それは言っておいて欲しかった
私がびっくりしてギクシャクしていると
今度は爆笑してくる
「あはは。そんなに畏まらなくても大丈夫。君のことは気に入ってるから、怒ったりはしないよ」
良かった・・・聖さんが優しくて助かった
ということは、今から家に入って会う人達全員神様ってことかな
うう、緊張する・・・・なんでこんなことに・・・・
どんどん主人公の謎が深まるばかりですね
分かる人は分かるかも?