十八話
優ちゃん回です!
地上に行くには、転送装置といわれるものに入ることで
見た目を地上の人間っぽく変身させて移動できる
これで私の小さい羽も消えるし
雛さんのどういう仕組みになってるか分からない形の浴衣が今時(なのか分からないけど)服装に変わる
いつもは丸い帽子を被ってたから分からなかったけど
すっごく綺麗な赤髪だなぁ・・・・
「それじゃあいざ地上へ!レッツ〜ゴ〜!」
雛さんの掛け声と共に床が光り、円盤が浮いてそのまま移動し始める
あっ、瞬間移動とかワープとかじゃなくて
こんな感じで動くんだ!?凄ーい!建物とかが下にいっぱいある!
都会街って感じがする!風も気持ちいーー!
「はーい!着いた!ここが地上!ひょっとしたらゆっちゃんの故郷かもね!」
私の・・・・故郷・・・・
分からない、匂い、見た目、通り過ぎる人々、車
どれを見ても、嗅いでも、聞いても、何も思い出せない
ただ頭の中で砂嵐が流れるだけ・・・・
・・・・ここじゃないのかもしれない
ーーー雛さん行きたいとこありますか?
「んーそぉぉーだなぁーーー、まずはお買い物!デパートにでも行こ!」
その後、デパートと呼ばれる場所に向かい
洋服や食べ物を買いまくり、途中で水着コーナーと呼ばれる場所に着く
水着?なんだろうそれ、すっごい薄着だな
「あれ?水着知らないの?海とかプールとか入るときに着るんだよ!せっかくだし買って行ってみよーよ!」
雛さんはほぼ強引に高校生用水着を二つ買って
プールと呼ばれる場所に来た
こ、こんなに布面積少ないの着て何するんだろう・・・
雛さんに引っ張られて出た先は
沢山の水が溜まった綺麗な場所だった
プールってこんな感じなんだ・・・
人差し指でポチャンと突いてから足だけ入れてみる
温水プールらしく、凄くあったかい
でもその瞬間ーーーー
ずっと流れていた砂嵐から
はっきりと言葉が流れた
『あんたなんていらない』
「ゆっちゃん?おーーーい、どうしたの?」
『あんたなんて、産まれてこなければ!!!』
「ゆっちゃん!ねぇゆっちゃん!!!!」
『あんたはいらない・・・・この世から消えればいいの!』
「ゆっちゃんったら!!!どうして震えてるの・・・?だ、誰か!運んでくれませんか!?」
遂に明かされる優の過去!
何故温水プールで?そして声の主とは・・・?
でも実はその答えのヒント既にあるんですよね・・・w




