プロローグ弐
夢を見た。
葬式場で両親や友人たちが泣いていた。
そして、何故か知らないけどそれを私は上から見ていた。
「誰のお葬式だろう?」
そう思って見ようとしたけど、何故かぼやけて見れなかった。
その後、どこかの研究所みたいな所へ行った。
そこで私はたくさんのロボットを見た。
お手伝いロボットやレスキューロボットみたいな役に立ちそうなロボットはもちろん、何に使
うかわからないようなロボットまで、とにかくたくさんのロボットがあった。
それを私は一通り見ていた。
そして私は一つのロボットで立ち止まった。
<Maria>
そう書かれたロボットはまるで生きた人間のように美しかった。
その虚ろな目以外は・・・・・・。
私がそれをちょっと間眺めていると、横から声をかけられた。
「君はそれになるんだよ」
とっても優しい声でどこかくすぐったかった。
横を見てみるとおじいさんがまるで孫を愛でるかのような目で私を見ていた。
一瞬、何を言っているのかわからなくて?になったが、目の前のロボットを見たら
「これになるんだったら、良いかもしれない」
と思った。
そう思った瞬間、急に体が軽くなった。
私が驚いて、何が起こったのかわからなくて、とっさにおじいさんを見たら
「そう、それは良かった」
とおじいさんは微笑んで、おじいさんが男の子になった。
そして、その男の子は驚いている私を見てニッコリと笑い
「君はこれから俺のものだ。
今は静かに眠りなさい。」
と言った。
その後、私は何故かほっとして
目を閉じたのだった。
<Maria>
それは、イエスによって罪を許された女の名をもつ、戦闘用ロボット。
主人を一番に思い、従い、戦う、絶対服従型ロボット。
その戦う姿は目を奪われるほど美しく、恐ろしい。
「本物の人間を使っているのではないか」と疑われるほど、姿、動作、個性を持っているほど人間にそっくりだ。
誰が何のために作ったのかわからない<Maria>は、現在、金持ちの間で流行り、一部ではその高い戦闘力からバトルロイヤルを行うところもあるといわれている。
しかし、その実態は誰も知らないのであった。