今日私は・・・
今日私は・・・
今日私は最後の審判を受けると宣告されたら
今日私は最後の一滴の水を唇に浸されると知ったら
きっと正気ではいられまい
今日私は初めて私のささやかな人生が
意味があるのではないかと
水を吸いすぎたスポンジのような脳みそが感知した
私は引力を失った星
私は羅針盤のない船
私は闇が作る影
今日私は目覚めなくてはいけない
今日私は昨日を変えることはできない
アルバムに残った写真は空っぽに笑っている
今日という時間は
私の体にネバネバとまとわりつく
網にかかった魚のように私は足掻く
はやくはやく
気持ちが焦る
今日私は最後の審判を受けるかもしれない