表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

主従


「様を付けるなと言っているだろう」

ため息をつきながら言うのはこの国の王



男でも見入ってしまうようなその風貌

金髪に真っ青な目



「いいえ、もう慣れましたから」

私の名前はセイラ

歳は19



私がお仕えするのはこの美しく誰もが目を引く一国の王、ユウキ様

21歳


昔は親の関係でよく遊んだりしていた

でも、今は違う



私達には主従関係しか生まれないのだ



それでも別に構わない

結局はそうなる運命で私は彼を守る騎士になる運命だった



家柄と言うものが誰にでもある

だから、私達が幼い頃のままのはずがない



私達は大人になり自分達の立場を理解し決められたレールの上を走るのだ



「また、厳しくしたのか?」


「もちろん!ユウキ様を守らなければいけませんから」


「無茶だけはするなよ」

優しく笑い、ぐしゃっと頭を撫でてくれる


「はい!」

この瞬間がいつも落ち着く

優しいユウキ様の笑顔が見れるこの瞬間が




「セイラ!!」


「はーい!どうしました、アンナさん?」


赤茶色のポニーテールにした長い髪

その色に似合う赤い目


この城の召使いの一人だ



「ちょっとお願いしてもいい?」


「いいですよ」


「買い忘れた物があったから買いに行って欲しいの」


「わかりました。ユウキ様ちょっと行って来ますね」



「あぁ、いってらっしゃい」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ