表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

~プロローグ~ 心くんの家庭事情

 神条心(かみじょう しん)18歳、4月に大学生となり、念願の一人暮らしを始めたネットとアニメとラノベとゲームとエロ同人が大好きな極々一般的な紳士だ。

 ん?何処に紳士な要素あるかって?偉い人(熊?)が言ってただろ?「変態じゃないよ。仮に変態だとしても、変態という名の紳士だよ!」って。ヲタクなんて今のご時勢じゃ一般的だよ一般的。あと苗字が某不幸な方と似てるがあまり気にするな。似てるだけだから。

 そんな紳士な俺が一人暮らしを始めるにあたり、非常に重要な案件について思い悩んでいたりしていたのだ。


「バイト、マジどうしようかなぁ・・・」


 そう、バイトだ。親からは近くの大学を勧められていたのだが、俺はどうしても一人暮らしをしたかったため無理を押し切って、隣の県にある偏差値そこそこな平凡な大学を受験したのだ。まぁ、もちろん親は猛反対したね。あと妹二人にも。













「心くんがいなくなったらお母さんどうやって心くんパワーを充電しないといけないの!?」


 神条真由(かみじょう まゆ)3人の子供を産んでいるとは思えないほど幼い容姿、てか童顔、もはや合法ロリな我が家の母上(変態1号)だ。ダ・○ーポの芳乃たんが似てるかもしれない。てかなんだよその意味不明なパワーは・・・


「そうだよ!兄ちゃんがいないとうちの相手誰がしてくれるんだよ!!」


 聞く相手にとっては、なんか卑猥なこと言ってるようにしか聞こえないセリフを言ってるのは我が家の妹その1(バカ1号)の神条黒枝(かみじょう くろえ)。16歳で170cmぐらい身長がある羨ましいやつだ。・・・俺なんて165cmしかないのに。見た目は○物語の神原さんを想像してもらえると解りやすい。ちなみにこいつはかなりの格闘ヴァカである。ちなみに戦闘に邪魔だという理由で髪型はショートカットにしている。色気なにそれおいしいの?状態だ。身長胸ともに発育よすぎなくせに勿体無いやつだ。そして俺がいつも技の実験台やら組み手の相手やらやらされているのだ。まぁ、こいつとまともに戦えるのって俺ぐらいだからなぁ・・・


「お兄ちゃんがいなくなる・・・だったらお兄ちゃんを殺して私も一緒に・・・」


 もういろいろ犯罪的なことを言ってる我が家の妹その2(ヤンデレ1号)神条真白(かみじょう ましろ)。バカ1号より二つ下で14歳、黒く腰あたりまで伸びた綺麗な髪に、お人形じゃない?ってくら整った顔つき、まぁチビで貧乳だがな!!神メ○のアリスたんに似てるかもしれないが俺は認めない!昔ちょっとしたことがあって助けた・・・というか手伝ったんだが、その事件後、兄妹から好きな異性に真白の中でジョブチェンジしたみたいだ。というか2次元キャラならまだいいが、リアルヤンデレ(しかも妹)とか恐怖しかないわ。


「いいかバカ3人、俺は別に3人とも嫌いな訳じゃぁない。でもな、俺ももう18歳だ、大人一歩手前みたいなもんだ。だからさ、最低限自分で出来ることは一人でやってみたい訳なんだ。社会人になって自分の身の回りのこと出来なきゃ恥ずかしいだろ?まぁ、家にいても気持ちしっかり持てばやれないことはないんだろうけどさ、俺みたいな怠惰的な人間にはたぶん出来そうにない。だから、俺を男にすると思ってこの一人暮らし認めちゃくれませんか」


 まぁ、今言ったセリフはぶっちゃけ建前なんですけどね。だって、こんな母親と妹達がいるんだぞ?エロゲーもろくに出来ない!エロ本買っても見つかって捨てられる!自家発電なんてもってのほかだ!なぜだって?母と下の妹に見つかったとき襲われそうになったからだ。うん、勘弁してください。


「まぁ、父親としては寂しいことではあるが・・・お前のその心意気を祝ってやらないで何が父親だ!お前ももう大学生だもんな、精一杯がんばロヴァァァアアアア!!!」

「なに言ってるの雷太さん!私の心くんいなくなっちゃうのよ!!私心くんパワーないと死んじゃうんだよ!!!」

「オヤジ見損なったぞ!!兄ちゃんがいなくなったら毎日オヤジいじめてやるんだからな!!」


 オヤジ・・・殴られたと思ったら1メートル近く飛んでったな。あ、気絶した。我が家の唯一の良心で俺の一番の理解者でもある神条雷太(かみじょう らいた)。我が母を見てる限りたぶんロリコンだろう。見た目は・・・ゴツイ。その一言に限る。フェイ○ゼロのライダーのおっさんが髭そりました的な見た目だ。変態という名の紳士な俺はたぶん父親の変態遺伝子を色濃く受け継いだんだと思う。まぁ、母も母だからいろんな意味で変態のハイブリッドか・・・?やっべ、少し自分の血が怖くなってきた。


「・・・後でお父さんの料理に毒を」(ボソッ


 ちっこい方の妹、頼むから警察沙汰だけは勘弁してくれ。


「騒ぐなボケが!いいかお前ら、この機会にバカ3人は俺離れしろやマジで!!というか、そこまで断固拒否するなら俺はお前らに隠れて出て行くからな。住所も連絡先も一切おしえねぇから、そこんとこ覚悟しろよ」


 この時のセリフが効いたのかどうかは解らないが、渋々といった形だったがその後説得に成功し、オヤジを蘇生させた後に正式に俺の一人暮らしが決定した。

 はじめまして、不幸体質と申します。この小説は2割ほど?ノンフィクションだったりします。どこがというのはいいませんけどね・・・そんな私の不幸具合を主人公に混ぜつつ楽しく書いていければと思いますのでよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ