あとがき
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!
初ミステリーということで、拙いながらも精一杯執筆しました。
そしてまず真っ先に知っておいてほしいことは、作中に登場する思想と作者の思想は関係ありません。題材が題材なので、補足しておきます。
少なからず、作者の思考に近いものは含まれている可能性はありますが、含ませようという意図はありません。誰かをモデルにしたわけでもありません。
特定の性別を陥れる目的もなければ、特定の職業(生活保護含む)・価値観・その他全てを貶す目的もありません。
あくまでも、そういう物語として楽しんでいただければ幸いです。
さて。ここからがあとがき本題です。
このお話を書くきっかけになったのは、カクヨムコンにたまには百合以外も出そうかなぁという気まぐれです。ただ、ジャンル何にしようかな?と悩んでおりました。
そこで、いつだかにタイトルだけを決めていて、殺人鬼✕百合にしようと思っていたこれ【その女、通り魔殺人鬼につき。】を、そのままの意味で使っちゃおうとなり、結果的にミステリー爆誕の流れです。
枠組みだけ決めて、細かい設定はこれといって決めておらず、わりと行きあたりばったりに進みました。
一番最初の「調書によると〜」のくだりだけはこだわっていて、あれ田村のことではなくて船崎のことを描いています。
なのではじめから、この物語は船崎が通り魔殺人鬼になるまでのお話だった、という伏線です。そのため、最後にも同じ文を持ってきました。
おそらくここは、多くの人が“田村のことを追っている”と勘違いしてくれたんじゃないかな?と思います。
え。どこが伏線なの???と思う人のために解説しますが、“十二人も刺し殺した”と最初の文で言ってるんですね。でも、田村が殺したのは四人だけなんです。
なので、十二人をしっかり刺し殺した船崎のことを指していた、という理屈であります。
他にも色々、伏線もどきというか。
作中で田村が妊娠・出産してなかったくだりはラストへの布石ですし、ところどころそういうのが散りばめられています。分かった人は、ぜひ考察をコメントで教えてくださいな。
にしても、執筆しながら「女さん男さんうるせえな、こいつ」と思ってました。
侮辱的な発言はあまり好まないので、田村とは仲良くなれそうもありません。そもそも人殺してるし。船崎は親しくなれた時点で、人殺しの才能があったんでしょうね。
普段、私は小説内で具体的な地名とかを出さないようにしているのですが、今回はミステリーということで。よりリアルな描写にするため、出してみました。
実は、現地に行ったりもしています。茨城県の美浦村は遠かった。とにかく途方に暮れる遠さ。船崎が車で行って腰トントンしてたところだけは、作者の心境を反映させてますね。
泊まったホテルも実際に使用したことがあって、アウトレットもたまたまなのか。私が行った時には空いてました。
なんで美浦村にしたか、は……正直、村だったらどこでもよかったんです。
だから地図で検索して、比較的行きやすそうなところにしました。それでも遠かったけど。思ってたより、村の数ってすごい少ないんですね。調べて知ってびっくり。
舞台が千葉県だったので、村は千葉県を避けた関東圏内にしたかった、というのもあります。結果的に千葉・茨城・東京の3県は隣接しているので採用した形となります。
新宿二丁目にも足を運びまして、実際にお店に入ってみたりもして、作品に取り入れました。だから、もしかしてこのお店かも?と分かる人には分かるかもしれません。
作者は人間不信なので、二丁目にはもう行かないと思いますが……(何かがあったとかではない)。人が多すぎるところが苦手。
そんなこんなで、取材と称して各地を巡れたので、今回の執筆はいつもとはまた違って、とっても楽しかったです!
ぜひぜひ、あなたが気付いた伏線や考察、感想など。お待ちしています。
改めて、読了お疲れ様でした。
全ての読者に感謝を込めて。
小坂あと




