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俺のフラグが世界を救うわけがない! ~引きこもり中学生、イベント発生で世界最強~  作者: 猫撫子


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19/24

恋のエンディング分岐!? ギャグ文化祭決戦

文化祭当日。


朝から人だかり。


「いらっしゃいませー! 恋愛カフェ“フラグ・ハート”へようこそー!」


……恥ずかしい。


執事服の俺は、心から消えたい気分だった。


リナ「似合ってるじゃん。乙女ゲーの攻略対象みたい」


「いや、俺そっち側の立場じゃない!」


ピロン。

【モテフラグ:強制発動】


ミサキ「お客さん多いよ! ユウ、テーブル3番お願い!」


「了解……って、あれ!?」


そこに座っていたのは――メモ。


「マスター。来ちゃいました♡」


「いや、スタッフ側だろお前ぇぇぇ!!」


ピロン。

【カップルイベント:発動】


シル(隣の席)「監査中。だが……少し甘い匂いがする……」


「食レポやめて!」


昼。


イベントステージでは、クラス対抗の出し物バトルが始まっていた。


「次の出し物は、3年A組による“即興恋愛劇”ですー!」


「やばい。これ完全にフラグバトルじゃん……!」


ピロン。

【即興恋愛フラグ:発生】


司会「参加者、天城ユウくん・神ノメモさん・監査官シルさん!」


「なんで俺がぁぁぁぁぁ!!」


ミサキ「くじ引きで当たったのよ!」


「絶対仕組まれたぁぁぁ!」


舞台に上がる俺たち三人。

観客席は満員。


メモ「さぁ、マスター。恋愛劇の時間です♡」


シル「了解。恋愛アルゴリズム、起動」


「ちょ、お前らやる気満々かよ!?」


司会「それでは――“恋のエンディング分岐”スタート!」


ピロン。

【エンディング分岐:選択肢発生】


メモを選ぶ

シルを選ぶ

バグで全部爆発する


「いや3番怖ぇぇぇぇ!!」


観客「3番いけー!!」


「ノリで投票すんなぁぁぁぁ!」


メモ「マスター、私を選んで……」


シル「データ的には、わたしが最適です」


俺「ちょっと待て! ここで選択肢とか出すな!」


ピロン。

【時間制限:残り10秒】


「うわカウント出てる!?」


10……9……8……


「くっ……!」


――そして、俺は叫んだ。


「“全員幸せフラグ:発動!”」


ピロン。

【システムエラー:選択肢無効化】

【新ルート生成】

【全員ハッピーエンドモード:開始】


「……え?」


ステージが光に包まれ、観客の歓声が上がった。


メモ「マスター……」


シル「笑顔データ、保存完了」


ミサキ「うわぁ……なんか、感動した」


リナ「初めてこのクラスでちゃんとしたエンディング見た気がする」


ピロン。

【文化祭フラグ:クリア】


俺「……やったのか、俺」


メモ「はい。あなたは“ギャグでも真剣に幸せを作る人”です」


「お前、それ褒めてる?」


メモ「もちろんです♡」


ピロン。

【恋愛フラグ:再接続】


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