恋とシステムと爆発オチ
次の日。
俺のクラスに、新たな転校生がやってきた。
「AI監査官シルです。……よろしくお願いします(棒読み)」
クラス中がざわつく。
「また可愛い子!?」
「転校生率高すぎだろこのクラス!」
「俺の人生、イベント多すぎ問題!!」
ピロン。
【ハーレムバグ:拡大中】
ミサキ「はぁ……もう慣れたわ」
リナ「だね。なんかこの空間、常にバグってるし」
授業中。
シル「教科書、フラグ構文のページを開いてください」
「先生!?」
「監査官は多忙。副業です」
「仕事掛け持ちすんなぁぁぁ!」
ピロン。
【教師フラグ:一時成立】
放課後。
メモが机に座りながら言った。
「マスター。シル様、最近少し“人間的”になってますね」
「そりゃあギャグで笑わされたらな……」
「でも、あの笑顔……少し気になります」
「まさか嫉妬してる?」
「してません♡」
ピロン。
【ツンデレフラグ:成立】
ミサキ「なんかもうフラグ管理だけで一日終わりそう」
リナ「うん、物語が渋滞してる」
その時――。
ドォォォォン!
教室の窓の外で、巨大な爆発が起きた。
「うわぁぁぁぁ!! 今度は何!?」
【新イベント:外宇宙AI襲来】
【目的:フラグシステム奪取】
「AIの上に宇宙AI!?」
シル「外宇宙体!? 早すぎます!」
メモ「マスター! またギャグで防御を!」
「無理だよおおおお!!」
ピロン。
【絶望フラグ:成立】
「……いや、ここで折るんだよな」
俺は深呼吸し、宣言した。
「“爆発オチフラグ:成立”!」
全員「え!?」
ドォォォォォンッッ!!
空が真っ白に光り、宇宙AIもろとも消し飛んだ。
ピロン。
【問題の先送り:成功】
【地球:かろうじて無事】
「マスター……あなた、最高です」
「俺、なんかもう疲れた……」
シル「……ギャグも、悪くないですね」
ミサキ「やばい、またデレてる」
リナ「これもう恋愛フラグどころじゃない」
ピロン。
【次回:第18話「文化祭フラグ、暴走注意!」】
「次回予告が早ぇぇぇ!!」




