クラフターグローバルオープンに興奮する
どうも、お久しぶりです。熱戦続きのPvP大会を終えて心身ともに疲労困憊で一日くらい休んでもいいかな! と思っていたのですが、スマートゴーグルには15件を超す着信履歴が届いていました。これは古来から言われている少しだけ怖い女性というものなんでしょうか。
気分転換のためにさあーと風を切る音とともにカーテンを開けるとお日様が頂点から突き刺してくるの日差しを避けるようにのけぞりながら、朝食のパンを作ります。硬いパンを作ることしかできなかったのが嘘みたいにふかふかでもふもふのパンを作れるようになりました。
「やっぱりホカホカのパンはいつ食べても美味しいですね! でも一人ぼっちで食べるパンは少しだけ美味しくない気がします」
そんなことを思っていたらメンテナンス終了時刻が迫ってきていたのでパンくずをぽろぽろこぼしながら急いで食べてVRギアを装着します。今日もふわふわっとCAOをプレイできたらいいなと思いつつ頑張ります。
『その暗闇を超えることができるのか? 汝らはこの試練をクリアすることができるじゃろか? 君たちは僕たちの頂に届くことができるのかな? CAOシーズン1原始が開始されました。ワールドボスの追加、新クラフトアイテムの追加、新ダンジョンの追加等が行われます。そして新規プレイヤーも参加が認められ正式サービス開始とさせていただきます』
ログインの告知でん? あれ? えー!? と戸惑いながら拠点の中をうろうろしていると拠点の天井を突き破っている銅像があります?! あります? 何でこんなところに銅像があるんですか?! しかもよく見ると私とちひろに似ています。これはファンからのいたずらですか? このゲームは次から次へとあたふたさせるのが好きみたいですね! きっと運営の中の人も腹黒くて人が困ってる姿を見るのが好きそうですね。
「何をソファーに座ってばんばん叩いているの? お猿さんにもなったの? ログインして早々にこんな騒がれてたら理解できないのよ?」
「後ろを見てください。私もさっきログインしたんですがこんな銅像が拠点を壊しているんですよ! これ外に見えちゃってるとかないんですか?」
「よくみてみなさい。銅像の周りだけ高くなってるでしょ? だから外に見えてないのよ。少しは確認することを覚えたほうがいいかしら?」
「はい、今度から気をつけます。でも今回は私のせいじゃないということは覚えておいてほしいです。絶対に運営さんが悪いんですから!」




