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La poesia  作者: roman
001~100 小さな世界で生きていた頃
97/866

理想郷

この国で生きてきたのは

この国しか知らなかったから

好きになれと言うのなら

好きになるように変われ


私はゆく

あの空の向こうへ

言葉など通じなくても

魂の呼ぶ声が

あの国からは聞こえる


同じ人しか愛せない

冷たい人から離れよう

私から奪ったものを

すべて取り返すために


私はゆく

あの海の向こうへ

知った人などいなくても

魂の呼ぶ声が

あの国からは聞こえる


国が先にあるのか

人が先にあるのか

答えはもう決まっている


私はゆく

あの虹の向こうへ

たとえ涙が流れても

魂の産声が

あの国からは聞こえる

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