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強い風
警報機の音が鳴り
みんな立ち止まった
縞模様のガーディアン
向こうとこっちに現れた
ふと前を見て気づいた
見覚えのある人が
うつむいて立っている
こんな日が来ると思ってた
強い風よ 吹き荒れて
何も見えなくなるくらい
記憶の扉ノックして
早く思い出さなくちゃ
ガーディアンが撤退し
みんな歩きだした
うまくまぎれてみても
そのときからは逃げられない
強い風よ 吹きつけて
髪しか見えなくなるくらい
記憶の扉ノックして
名前だけでもつれてきて
今は時計を見るふりで
かける言葉を探してる
すれ違うとき少しだけ
笑ったような気がした




