表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
La poesia  作者: roman
801~900 多くの人とつながった頃
864/866

四季の色

花びらが降っている

足元 敷き詰められていく

スズメがくちばし動かして

がくごと花を落としていく

ひとつ拾って栞にしよう


葉が透き通っている

まぶしい道が揺れている

どこかで蝉が鳴きはじめ

束の間 静寂を埋めていく

日傘をもっと傾けよう


金木犀が香っている

空が高く澄んでいる

冷たくなった風に吹かれ

長い袖に手を隠す

夜には月を見上げよう


粉雪が舞っている

手のひらの上で解けていく

小さな子供が公園に

はかない足跡つけていく

もう少しだけ外にいよう


春は桜色の中に

夏は若竹色の中に

秋は黄金色の中に

冬はすず色の中に

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ