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La poesia  作者: roman
801~900 多くの人とつながった頃
840/866

Not Enough

昨夜の風は生ぬるくて

冷えたからだにちょうどよかった

絶え間なく虫の歌が

公園から聞こえていた


また涼しい部屋に帰れるのが

嬉しいような寂しいような

普段 話さないクラスメイトと

仲良くなってさよならするのが惜しい

放課後のような気分だった


歩きだして立ち止まって

振り向いて歩きだす

何度も繰り返しながら

少しずつ諦めた


常夜灯で浮かび上がる

昼間と違う顔をした道

静けさだけが心を

私に帰らせてくれる


いつでもできると思っていても

いつもそうしたい私じゃない

気づけば失ってることばかり

だけどその都度さよならするのが怖くて

またいつかって魔法をかける


できればずっといたいけど

いられない気がするよ

もう十分が来ないまま

急かされて諦める


探しものがまだあるなら

好きなだけいればいい

何のために歩きだして

何を落としてきたの

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