839/866
Dearest Wish
6月13日
見せたいものがあると
君が僕を連れ出した
しばらくして突然
植え込みを指さして
見てと言って微笑んだ
クチナシがひとつ咲いていた
顔を近づけたら甘くて優しい香りがした
スモモのミルクキャンディによく似ていた
もうすぐ君と離れてしまう
笑顔で帰ってきますように
また抱きしめられますように
7月31日
陽射しが痛いけれど
君と外に飛び出した
懐かしい公園は
鳥の子色の夢を見て
眠っているみたいだった
ヒマワリがひとつ咲いていた
顔を隠すように砂まみれのメロンパンの
麦わら帽子かぶりうつむいていた
ようやく君とまたこうやって
幸せをわかち合えているのに
もう忘れそうになっている
いつでも君がそばにいること
何より望んでいることだって
もう忘れないよ これからは




