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La poesia  作者: roman
801~900 多くの人とつながった頃
819/866

夕凪

凪の海を見ながら

橋を渡っていくあなた

忘れものに気がついて

もう一度振り返って


誰のために生きようとするの

その道の先に何があるの


夕映えの海の向こうに

かすかに見える島のように

いつかあなたの面影も

群青色に沈んでゆくの


凪の海を見ながら

無理しないでと願った

波に飲まれそうなとき

もう一度振り返って


私はなんとか生きていける

強がるあなたが心配なの


夕焼けの空に輝く

白いルチルの月のように

いつもあなたの面影は

優しい色で浮かんでいるの

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