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La poesia  作者: roman
801~900 多くの人とつながった頃
818/866

MERCURY

図書館のずっと奥の

埃かぶった棚の隅

分厚い惑星の本を

手に取って座り込んだ


誰も近寄らないから

秘密基地みたいだった

休み時間に少しずつ

どうしても読みたいんだ


本を開いた瞬間

輝く小窓が開くよ

文字の案内人が

まだ知らない世界の

ひとりだけの道を照らすよ


雨の日は混んでいるから

入るまで落ち着かない

今日は水星の綴りを

覚えて帰りたいんだ


本を開いた瞬間

ざわめきが吸い込まれるよ

色のない惑星が

クルクルとまわりだし

夢から救ってくれるよ


本を開いた瞬間

輝く小窓が開くよ

文字の案内人が

僕のいるべき場所へ

ふわり連れて行ってくれるよ

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