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Mourning
低い声に身をゆだねる
うつむいた黒い人たち
気がつけば囲まれて
動けなくなっていた
ここにあるすべてのものが
サファイアのふりしたビスマス
私に話しかけないで
深い海に沈みたい
水面を見失ったとき
あなたに会える気がして
いつしかグラスを片手に
笑い合う赤い人たち
耳をすましてみても
惜しむ声はなかった
この風景を切り取って
ウェディングと言っても信じそう
私は呼吸も忘れて
深い海を泳いでいる
光を見失ったとき
あなたに会える気がして
私の知らない言葉で
あなたを送りたくない
私とあなたの言葉で
たったひとり送りたい




