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La poesia  作者: roman
701~800 絶望の中にいた頃
794/866

春の夜に夢を見て

ビキューナの上着を脱いで

シャンパンを注ぐあなた

手招きする指先に

吸い寄せられてバルコニー


銀の街を見下ろしながら

祝杯をあげる二人

フロマージュとオリーブと

春の夜に夢を見て


言葉にできない思いがあるの

これからも言わないでいてあげる

あなたのために 私のために


安らかに眠れる日々が

終わらないでと願う

ペルセポネーの怒りで

アネモネが咲かぬように


明日は会えないと言って

部屋を後にするあなた

いつか来るその日までは

春の夜の夢を見て

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