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La poesia  作者: roman
701~800 絶望の中にいた頃
791/866

Muscari

悲しい映画を観たせいかな

風に春を感じたせいかな

何気ないことがみんな

今日で最後に思えてくる


だってまた明日と振り向かず

帰ってそれきりになったこと

たくさんあったから


どんなさよならをすれば

後悔しないですむの

きっとどんな物語も

幸せなんかじゃ終われない


川沿いを歩いてみようかな

ムスカリの花を探しながら

なくしていった時間に

思いめぐらせ手向けるため


だっていつか何でもできると

笑っていた子供の自分は

どこにもいないから


どんなまぼろしを見れば

これから生きていけるの

きっとどんなユートピアも

死ぬまでずっとはいられない


きっとどんな物語も

幸せなんかじゃ終われない

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