表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
La poesia  作者: roman
701~800 絶望の中にいた頃
783/866

11月の嘘

カーテンの隙間から

何度通りを見下ろしたかしら

冷めたスープと空のグラス

好きな本でも読んでいるわ


あなたがひどい人だから

私もひどいことができる

あなたがもっと優しいと

私はそばにいられない


聞いてもいないことを

コート脱ぎながら話してくれる

赤い耳は11月の

夜風のせいではないみたい


あなたが嘘つきだから

私も嘘つきになれる

あなたが誠実だったら

私はそばにいられない


あなたは私に悪意があると

わからせる鏡ね


あなたがひどい人だから

私もひどいことができる

罪の心を抱きながら

死ぬまでそばにいるでしょう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ