776/866
CHAMELEON
雨の上がった街角
肩に手をかけ歩いていく
陽気なあいつを見かけた
僕に見せる表情は
そんなじゃなかった
欲しいものは逃がさない
変幻自在のカメレオン
バレたら冷めた一言で
後ろ姿追わせない
ネオンが踊る天国
今夜あの子は夢を見る
すぐに覚めるとも知らずに
僕は鳥になり空へ
ネメシスとなって
もう一度近づいたら
あの頃よりもうまくやれる
今だけ愛に浸れたら
後ろ姿捜さない
自由に生きているようで
縛られて見えるカメレオン
うつろう色に抗えば
後ろ姿追われない




