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La poesia  作者: roman
701~800 絶望の中にいた頃
760/866

JAMAIS VU

君に話しかけられても

まだここにいないみたい

テーブルもコーヒーも

いつもと変わらないのに


今なら見慣れたものすべてに

はじめましてと言えるよ


壁の絵が息づいて

本棚が目新しい

生まれたての子供のように

世界が不思議であふれてる


懐かしいと思う気持ち

なくしてしまったみたい

君の横顔 眺めて

誰なのか考えそう


今なら鏡の自分にさえ

はじめましてと言えるよ


カーテンのデザインが

ゆっくりと浮かび上がる

奥行きがあいまいになって

世界が不思議で満たされる


このまま戻らないで

宇宙の隅のラビリンス

生まれたての子供のように

世界が不思議であふれてる

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