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La poesia  作者: roman
701~800 絶望の中にいた頃
751/866

三日月

南の空はフラミンゴ

重なる雲の群れ

しなやかな羽の色


東の空はマリーゴールド

ビルの影の向こう

いつか見た丘の色


目覚めてはいけない

また誰かなくしてしまう

目覚めてはいけない

また誰か生まれてしまう


あいだの空に浮かんでいる

消えそうな三日月

白い夢の落としもの


曇るガラスとカーテンに

縁どられた街を

カラスだけが飛んでいる


すべては作りものだから

むきにならないでと

鳴き声が教えている


意味をもたすゲーム

また誰か始めてしまう

宇宙の孤独に

また誰か気づいてしまう


寝起きの空に浮かんでいる

消えそうな三日月

白い夢の忘れもの

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