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La poesia  作者: roman
701~800 絶望の中にいた頃
741/866

INVERT

つんのめりそうな人の

腕をとって振り向かせたい

転びそうになってまで

行くべきところなんてないさ


しゃがみ込みそうな人の

そばに椅子を置いてあげたい

立っていられなくなるまで

がんばる仕事なんてないさ


一度立ち止まって

心ラクな姿勢で

何が見える?

誰が見える?

見えないものは諦めよう

見えない人は諦めよう


怒鳴りつけそうな人に

水をあげて落ち着かせたい

昔バカにされたから

前もって偉く見せているの


閉じこもっている人に

それでいいよと電話したい

元気な声が聞けたら

また離れて生きていこうね


自分ひとりだけで

何も生み出せないね

お金が大事?

地位が大事?

世界が逆立ちしたとたん

大事なものはごみになる


見えないものは諦めよう

ゆっくりでいい諦めよう

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